2023-01-01から1年間の記事一覧
5区画1.5haのアッサンブラージュ。平均樹齢は30年。セメントタンクで発酵。温度管理はしないが、温度が上がりすぎたら水をかけて冷やす。マロラクティックから樽に移し、そのまま熟成。新樽は10%以下。サヴィニー・レ・ボーヌらしい素朴な味わいが特徴。 帰…
京都が生んだ、やさしい奇跡。 ホルモー・シリーズ以来16年ぶり 京都×青春感動作 女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。 謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目…
あらすじ・ストーリー ある男は、果てのない回廊を歩き続けていた、引き留めようとする周囲の人々に、男は歩き続ける理由を言い募るばかり。くしゃみをすると消える男や、タイムトラベル体質を持つ友人、甘いものの誘惑に抗えない永久機関の研究者など、奇妙…
自由が丘デパートのま〜にを間借りして11月いっぱいランチのみ営業しているGioia Gioia。faloの若手の虎と竜が奮闘している。前菜盛り合わせとパスタで1,800円という格安の値付け。ワインも1杯800円。 池袋での映画の前に立ち寄った。席はカウンターのみで…
著者ホロヴィッツが殺人容疑で逮捕される!? 〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ最新刊「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。その翌週、ロンドン…
チェリー、ラズベリー、ストロベリーなどの小さな赤果実の甘酸っぱくチャーミングな香りが生き生きと立ち昇り、心躍ります。フレッシュでストレートな果実の香りに悩殺されそうなほど。口に含むと南の産地のモナストレル(ムールヴェードル)とはにわかに信…
樹齢60~70年(カステルペルソの畑より)。収穫後果皮と共に24時間、その後果汁のみで醗酵、セメントタンクにて12か月の熟成。良年に恵まれた2020、果実とタンニン、酸のバランスの取れた素晴らしい飲み心地。単なる軽やか・スムーズではない旨みと飲み応えを兼…
ほんのりガス感を感じる自然な口当たりの素朴な赤ワインです。 まるで濃いめのぶどうジュースです。 5月以来のI谷さん宅での日本酒を飲む会。しかも今回はY本さんの手打ち蕎麦も来る。練習後に一度帰ってシャワーを浴びてからワインを持って伺った。私は…
グレッグ・グリゴリオ。オーナーワインメーカーのグレッグが2013年、リヴァーランドに設立した新しいワイナリー。リヴァーランドは、みずみずしい柑橘系の果物や世界水準のブドウ園で造られたワイン、マレー河の雄大な流れなど、訪れる人を豊かな自然の恵み…
小説家のわたし、離婚と手術を経たアン、そして作詞家のカズ。 カリフォルニアのアパートメンツで子ども時代を過ごした友人たちは、 半世紀ほどの後、東京で再会した。 積み重なった時間、経験、恋の思い出。 それぞれの人生が、あらたに交わり、移ろってい…
小石の多い粘土石灰土壌の一部に青いマール土壌が混じっている古い年代の土壌。平均樹齢50年の区画。小さいなステンレスタンクで25日間マセラシオンしながら発酵、その後、アンフォラに移して12ヶ月熟成。 夕飯はdancyuレシピのベーコンと白いんげん豆のカス…
直木賞受賞、累計290万部の人気シリーズ17年ぶりに復活! 低視聴率にあえぐワイドショーのスタッフの圭介は、母校のつてで美人精神科医をコメンテーターとしてスカウトしようとする。が、行き違いから伊良部とマユミが出演することに。案の定、ふたりは放送事…
桐野夏生が描く「バブル」 実体なき熱狂の裏側をえぐる傑作長編! 1986年春。二人の女が福岡の証券会社で出会った。一人は短大卒の小島佳那(かな)、もう一人は高卒の伊東水矢子(みやこ)。貧しい家庭に生まれ育った二人は、それぞれ2年後に東京に出てい…
7月以来なので、ちょっと久しぶりのfalo。虎と竜の両名がジョイア・ジョイアに、塚本さんがmondoに行っているので、江口さんと猪又さん以外のメンバーが全員初めての人だった。 最初はMUNIの泡。突き出しはさつまいも。ワインはお任せで、最初の料理はど田…
未来の施設で量産される、疑似家族の物語 劇場とアーティストが2年間タッグを組み、地域の人々や表現者との交流など時間をかけて「地域」を知る1年目を経て、2年目に劇場オリジナル作品を創作するクリエイション・シリーズ。 第2弾として、現実と虚構、モノ…
バラの花びらを感じさせる淡いピンク、柑橘のフレッシュな香りから徐々に赤い果実の香りに変化してきます。きめ細かくしなやかな質感が心地よく、ピーチやアプリコットが軽やかでドライな味わい。 食前酒からお肉料理まで幅広く楽しめます。 夕飯はシーフー…
淡い麦わら色の外観。熟れた洋梨やグレープフルーツ、アロマティックなハーブの香り。口中にはふくらみのある果実味と共に豊富なミネラルが感じられ、余韻に掛けても同様のニュアンスが心地よく持続します。 夕飯は、カブと鶏胸肉の柚子胡椒マヨ炒めとサラダ…
ラ・レビュー・ド・ヴァン・フランスの記者として働いていた「オロンス・デ・ベレール」。ワイン造りを夢見てボーヌ醸造学校に通い始めてしまいました。醸造学とワイナリー経営のディプロマを取得し、2004年にヴォーヌ・ロマネで最も古い建物の1つメゾン・ロ…
コンタリーニ社は、1957年、ヴェネト州トレヴィーゾ県コネリアーノの町に設立されました。トレヴィーゾの土地は、アルプス山脈から冷涼な風が吹き、アドリア海からは温かいそよ風が吹くという絶好のテロワールを持ち、古来より、ぶどう栽培に非常に適した場…
海外留学はおろか地元の千葉からもほとんど出ない引きこもりの映画オタクが、 ルーマニア語と運命的な出会いを果たし、一回も海外に行ったことがないままルーマニア文学史に名を残した話。 受験コンプレックス、鬱、クローン病。八方塞がりの苦しみから、ル…
三徳は読んで字のごとく、“肉”、“魚”、“野菜”を切れることが由来の日本の万能包丁。「和 NAGOMI」の三徳包丁は切れ味が鋭く、ハンドルに段差がないので手とひとつになる様なグリップ感。一つひとつが職人の手作業によるものです。長時間の使用でも疲れにくく…
第169回芥川賞候補作。 鉄鋼を溶かす高温の火を扱う溶接作業はどの工事現場でも花形的存在。その中でも腕利きの伊東は自他ともに認める熟達した溶接工だ。そんな伊東が突然、スランプに陥った。日に日に失われる職能と自負。野球などプロスポーツ選手が陥る…
横浜に戻って、夕飯はこちらを予約しておいた。溜まっていたかながわペイのポイントをどこで使うかを考えてうなぎにしたのだ。ベイクォーターに行くのは実は初めて。なかなか面白い作りになっているんだね。 お店では一段高いところにあるテーブル席に案内さ…
気持ちいい気候なので、妻とズーラシアへ。以前から行きたいと思っていたが、ようやく行った。 中山駅からバスで30分くらい。土日は北門まで行ってくれるので、北門から入って、正門の方に戻るルート。 広いねズーラシア。特に、北門近くのシマウマなどがい…
その女神の名を、唱えてはいけない――。民族史を覆す海底遺跡をめぐる海洋冒険譚! 長いし、説明が多すぎる。さすがにもうちょっと物語を前に進めてくれないと辛い。人物造形も浅い。インドネシアってそうなのかっていう興味深さはあったけど、小説としては残…
ロマーニャ スペリオーレDOC。2004年植樹のサンジョヴェーゼグロッソ。数時間の低温浸漬の後プレス。ステンレスタンクで約14日間の発酵。6ヶ月間ステンレスタンクで静置、2ヶ月瓶熟。 アメリカンチェリーやイチゴの果実味に微かに加わるチョコレートやコーヒ…
「ピザ」しかなかった国で、 「ピッツァ」を焼く――本場ナポリの薫陶。 庶民のソウルフードを焼く誇り。 生地と窯に没頭する境地。職人たちの生き様に、12年越しで迫った、 圧巻のノンフィクション。 ピッツァが好きで昔からよく食べているが、ナポリピッツァ…
キング・ヴァレーからのフィアーノ。ブドウは5-6年落ちの古樽へとプレスされ、野生酵母による自然醗酵。残糖が4.9g/Lのところでストップし、そのまま澱と共に 3 ヶ月熟成。軽くフィルタリングさせ、少量の酸化防止剤と共にボトリング。存在感のある酸と好ま…
シアタートラムでの観劇後、トワイライライトで本を見てコーヒーを飲んでからお店へ。今回、三軒茶屋から上目黒まで歩いてみた。30分くらい掛かるけど歩けないことはないね。東京に住んでないから地理をよく分かっていないが、電車乗らなくても歩いて行ける…
2013年に『愛のおわり』日本版のクリエーションをしていたとき、日本語に直訳すると「人生は苺のひとカゴではない」という台詞があって、どう訳すか皆で悩んだことがある。平田オリザが「人生はこたつを囲んでみかんを食べることではない」という表現をみつ…