落日(湊かなえ)★★★☆☆ 2/20読了

新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。『笹塚町一家殺害事件』引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた。15年前に起きた、判決も確定しているこの事件を手がけたいという。笹塚町は千尋の生まれ故郷だった。この事件を、香は何故撮りたいのか。千尋はどう向き合うのか。“真実”とは、“救い”とは、そして、“表現する”ということは。絶望の深淵を見た人々の祈りと再生の物語。

過去を振り返るというストーリー展開に既視感を感じたし、話がやや回りくどいところもあったが、さすがに読ませる。嫌ミスではあったのだが、最後にはそこを超えてたね。直木賞を獲れなかったのは残念でした。

歩道橋シネマ(恩田陸)★★★☆☆ 2/16読了

とあるたてこもり事件の不可解な証言を集めるうちに、戦慄の真相に辿り着いて…(「ありふれた事件」)。幼なじみのバレエダンサーとの再会を通じて才能がもたらす美と神秘と酷薄さに触れる「春の祭典」。密かに都市伝説となった歩道橋を訪れた「私」が記憶と、現実と、世界の裂け目を目撃する表題作ほか、まさにセンス・オブ・ワンダーな、小説の粋を全て詰め込んだ珠玉の一冊。

エッセイのような小説のようなエッセイと小説の合いの子のような話が寄せ集まった短編集。創作の秘密を垣間見たようで、これはこれでなかなか興味深く読んだ。

十二月の十日(ジョージ・ソーンダーズ)★★★☆☆ 2/14読了

愛する長女のために素敵な誕生パーティを開こうと格闘する父親(「センプリカ・ガール日記」)、人間モルモットとして感覚を増幅する薬を投与される若者たち(「スパイダーヘッドからの脱出」)、中世テーマパークで働き、薬の力で思考も語彙も騎士となる男(「わが騎士道、轟沈せり」)、戦地から帰還して暗い暴力の衝動を膨れ上がらせる若き元軍人(「ホーム」)…ダメ人間たちが下降のはてに意外な気高さに輝く、現代アメリカ最重要作家の傑作短篇集。

不思議な話が多いのだが、こういう短編集は日本にはなかなかないので、たまにはいい。表題作が一番良かったけど、一番長い「センプリカ・ガール日記」も良かったね。

ジョセフ・ロティ・ブルゴーニュ・キュヴェ・プレソニエール 2013

まずはブルゴーニュ・ルージュ・キュヴェ・プレソニエール です。元ジュヴレ・シャンベルタを名乗っていた畑なので 通常のブルゴーニュ・ルージュとは趣が異なり、酒質はとて もしっかりとしていて、熟成のポテンシャルの高さが感じ られます。フレッシュな果実味があり、余韻もこのクラス としては驚異的です。

キタザワにて購入。新聞に載っていた根菜の甘酢蒸しを作ってみた。やや薄味だったけど、まあこんなもんかな。それと、これはよく作る豚肉とジャガイモのやはり蒸し焼きのようなもの。faloの七味を掛けても美味しかった。ワインはジョセフ・ロティ。この造り手のワインは本当に美味しいね。

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ステファノ レニャーニ・バンブー ロード 2016

高樹齢のトレッビアーノとマルヴァジーアという伝統的ブレンドから造る白。ステーファノが信用のおける栽培農家に要望を出して造ってもらった高品質なブドウを買い取って造っています。ややにごりのある黄金色、果実の甘みと酸のバランスが取れた飲み心地の良い味わいです。

トスカニーにて購入。faloで飲んで気に入って、買っておいたワイン。やっぱりいいねこのワイン。比較的安価なとこもいいんだよな。

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権兵衛(ランチ)

12時頃に行ったのだが、3組ほど並んでいるだけだった。しかも回転が早いからすぐに順番が来た。ただ、運が悪いことに、帳場脇のいかにも後から作ったと思われる席に案内されてしまった。だから、本当の店内を見られなかった。
私は頼むものは親子丼と決めていた。妻は迷った末に釜揚げうどん。せっかく来たのになぜ何も具のないうどんを頼むのか私には分からなかったが、どうやらお腹の調子があまり良くなかったようだ。
親子丼は評判どおり美味しかった。しかも出てくるのが早いんだよな。他にも食べたいものがあったので、また来てもいいな。

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