ドメーヌ・オジル シャシーユ 2024

濃いワインばかりになってしまう昨今の南仏ワインではなく、軽やかで酸があり、綺麗な酒質のワインを造りたいと考え生み出された新キュヴェ。
ダイレクトプレスされた比較的若樹のソーヴィニヨンブランを使用。
クリアで輝きのある黄色掛かった麦わら色の外観。
ネーブルオレンジのような甘い柑橘の香りが支配的で、食欲が増し、胸のすく様な香りが心を弾ませます。
味わいは、しぼりたての柑橘のようなフレッシュでジューシーな果実が感じられます。
酸は丸みがあり柔らかく旨味も感じられ、如何にも喉の渇きを癒すようなソワフな質感が心地良い味わいです。
しっかりした果実の甘味、程良いアルコールのボリューム感が感じられますが、野暮ったくならずにすっきりと飲める仕上がりになっており、これからの暖かくなる季節にピッタリのワインです。

夕飯は茹で鶏を2通りの仕立てで。1つはCookDoの棒々鶏のタレ、もう1つは自家製ねぎダレ。
ワインはwine shop YURAで購入。誕生日なんだけど、とっておきのじゃなくて普通のを開けてしまった。ソーヴィニヨンブランなんだけど、しっかり濃いめ。wine shop YURAで直に薦めてもらっただけあって美味しかった。


七、八月のストローク(長嶋有)★★★☆☆ 7/29読了

「新たな一歩」を踏み出す人々のひと夏を描いた感動作!長嶋有デビュー25周年記念作品。

築50年の大規模マンションの子供用プールで、監視員のアルバイトをする高校生の少女二人、ある日漫画が描けなくなった元人気漫画家、万引き癖をもつシングルマザー、突然高校を自主退学した息子とその父、年下の友人を亡くした漫画好きの老嬢……。ささやかな悩みを抱えた老若男女が過ごす夏の日々。老朽化し利用者も減る一方のプールに廃止の危機が迫り、
少女二人が立ち上がる。大好きなプールを守るために。

マンションでの飛び降り自殺の話が出てきて、ようやく『トゥデイズ 』で出てきたのと同じマンションなんだと気づいた。長嶋有は本当にささやかな「あるある」を言語化するのが上手いよな。「そうそう」と思いながら読み進めてしまう。何気ない日常を描いているようで、割と深かったり、勇気をもらえたりと、軽やかだけどしっかり充足感を味わえる1冊だった。

ヘクトパスカル

昔、都立大学にガレオーネというカンブーザの姉妹店があって、そこでピッツァを焼いていたのが、駒形さんと歌田恭子さん。駒形さんは今、元町のインパストにいる。歌田さんが二俣川に開いたお店がヘクトパスカルで、いつか行きたいと思っていたが、二俣川なんて免許更新のときにしか行かない。というわけで、免許更新後にヘクトパスカルへ。
免許センターは北口から歩いて15分、ヘクトパスカルは南口から歩いて15分。夏場はなかなかの苦行である。
予約しておいた13時に入店。カウンターに案内された。とりあえずビールで喉を潤す。釜には絵が描いてあって、ちょっと岡本太郎っぽい。ピッツァは歌田さんではなく、若い女性が焼いていた。

ピッツァが来るまでにつまもうかと思ってポテトフライ(チーズと馬告かけ)を頼んだら、思いのほか時間が掛かって、結局ピッツァと一緒になってしまった。ピッツァはマルゲリータ。他店との比較という意味で定番を。
粉っぽさを感じる仕上がりで縁もやや重め。十分に美味しいが、私の好みからはちょっと外れていた。もうちょっと縁をカリッと焼いてほしいし、全体的に軽く仕上げてほしい。まあ結局はカンブーザやインパストのピッツァということになるんだけど。高田さんや駒形さんのピッツァをずっと食べてきたので、好みがそういうふうになっちゃってるんだよな。

ビールのあとはグラスの白ワイン(写真はなし)。何種類かあるんですかと尋ねると、お任せでいいですかと言うので、じゃあお任せでと言ったら、ピッツァを焼いていた女性が「マルヴァジア」と指示を出していた。ボトルは持ってきてくれなかったので、銘柄は不明。
せっかくなのでドルチェも注文。このカッサータが美味しかった。ピッツァ食べに行ってドルチェ褒めてもしょうがないんだけど、これは美味しかった。それとエスプレッソ。砂糖を出してくれなかったので、頼んで出してもらった。ただ、砂糖は出してくれても、小さいスプーンは出してくれなかった。なので、ドルチェ用のフォークでかき混ぜた。

元町にインパストがあるので、わざわざ二俣川に行くことはもうないですかね。

免許更新

有休取って二俣川へ。誕生日が7月末なので、免許更新はいつも真夏になる(梅雨時も嫌なので)。前回までは駅から歩いていったが、今回はバスに乗った。行きは上り坂なので、ここまで暑くなるとバスが正解ですね。更新料の支払いのところが新しくなっていたが、あとは大体一緒だったと思う。写真撮影後の講習がちょうどいい時間だったので、タイムロスがなかった。早く終わったので、隣の献血ルームで献血してもよかったのだが、40分は掛かると言われて、そこまでの時間はなかったのでやめにした。帰りは下りなので歩いて帰ったが、やっぱり暑いね。

盛田甲州ワイナリー シャンモリ 山梨甲州 2025

山梨県産の甲州種ぶどうを100%使用。品種の特徴を踏まえ、シャンモリのワイン造りに一致する酵母を吟味した甲州ワインです。香味のバランスがよく、余韻も程よく、スタンダードの域を超えた味わいです。すっきりとさわやかで上品な口当たりは、和食と良く合い、日本ワイン愛好家に広く支持される味わいです。

夕飯は、シアモノイの帰りに買ったコムンのパンなど。暑いからか、コムンも空いてたね。
ワインは甲州セラー凛花で購入。割としっかりめで美味しかった。

Siamo noi/シアモ ノイ

去年の10月以来3度目の訪問。8月から価格改定と聞き、とりあえず滑り込みで。自由が丘駅からお店まで歩くだけで、かなり汗をかく。真夏は結構きついね。カップルが一組、女性同士が一組、男性一人、それと私の6人だった。塚本さんには、いい感じでワインを合わせて下さいとお願いしておいた。

グラスの泡を飲みながら、アペリティーボ。生ハムニョッコフリットとハムカツのようなものをエゴマの葉で巻いたもの。

高橋農園のお野菜は、冷製パスタで。上にはエビが乗っている。ワインがちょっと変わった品種のもので美味しかった。パンの最初は丸パン。

次はカツオの炙り。まずはカツオを見せてくれる。その後、カウンターで炭をカツオに当てる。そして盛り付け。合わせてくれたのが、ムーニの微発泡ロゼの、ほぼ泡が抜けたもの。これはカツオによく合っていた。この日一番のアッビナメントだったな。


次は鮎のトローテインブルー。まず焼いた鮎にきゅうりを巻いた状態のものを見せてくれる。これを鮎の肝入りのクレープ生地で巻いて焼く。これがとにかく絶品だった。この季節、色々なレストランで色々な仕立ての鮎を食べたことがあるけど、今まで一番美味しい鮎だった。宮木さんも自信作だと言っていた。ムーニのモンテマーグロの塩味と苦みも鮎によく合っていた。


パンの2種類目はカンパーニュ。バリっと焼けていてとても美味しかった。

次は鱧の炭火焼き。大きくて立派な鱧で、骨切りができないから、骨を1本1本抜いたと言っていた。身が厚くて弾力があって、贅沢な気分だった。

そしていつもの吉井さんのパスタ。今回は、スッポンのパスタインブロード。スッポンのブロードにパスタを浮かべて、その上からサマートリュフをたっぷり。スッポンのエキスがすごいし、極薄のパスタの滑らかさも堪らない。そして、スッポンの身のマカロンも。これは力強い味だった。


次は天然キノコのニョッキ。スタッフの皆さんがキノコを採りに行っているのをいつもインスタで見ているので、期待は高まる。すごく味が濃くて、期待通りの美味しさだった。

口直しはスイカとトマトのガスパチョを液体窒素で瞬間冷凍したもの。これは以前からあるパフォーマンス。

メインは、京中式 熟成豚ロース藁焼き。これは最初に焼く前の肉とズッキーニを見せてくれた。そして、それを炭火でじっくり焼いたものも見せてくれて、これをさらに藁で焼いて香りを付ける。手前に自家製の梅ジャムがあり、奥のズッキーニにはゴルゴンゾーラチーズが塗ってある。肉の火入れは完璧ですね。惚れ惚れする。添えられた脂身も美味しくて、これをあと2,3切れ欲しかった。梅ジャムもさっぱりして夏向き。


ドルチェは桃なんだが、宮木さんが綿菓子を作っている。あんなコンパクトな綿菓子器あるんだね。綿菓子で見えないけど、桃だけじゃなくて、オリーブオイルのジェラートや色々入っている。生姜の何かも入っていて、それがすごく効いていた。

最後はハーブティーと小菓子。小菓子は以前と同じでバナナのカンノーリ。

圧巻のコース内容でしたね。堪能しました。大満足です。しばらくは料理内容を頭の中で反芻して生きていけそうです。ワインの合わせも見事でした。今後はもうちょっと頻繁に行きたいと強く思いましたね。