2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

彗星交叉点(穂村弘)★★★☆☆ 5/30読了

街角でふと耳にした会話、お店の看板、子どもの主張、教室の机の落書き、家族の寝言など、たまたま出会った言葉の断片が詩に見えてくることがある。そんな「偶然性による結果的ポエム」についての考察。 あとがきによれば、「偶然性による結果的ポエム」につ…

五月 その他の短篇(アリ・スミス)★★★☆☆ 5/28読了

近所の木に恋する<私>、バグパイプの楽隊に付きまとわれる老女、おとぎ話ふうの語りの反復から立ち上がる予想外の奇譚……現代英語圏を代表する作家のユーモアと不思議に満ちた傑作短篇集。 どの短編もかなり不思議な話。訳が分からないなり読み進めていくと…

falo

秩父宮ラグビー場から明治神宮前駅まで歩いて(原宿はすごい人だった)、代官山のfaloへ。妻と一緒に行くのは久しぶり。15時半の入店で、すでに結構お客さんが入っていた。 暑くてビールが飲みたい気分だったのだが、かといって普通の生ビールもつまらないの…

U20日本代表 対 NZU(ニュージーランド学生代表)@秩父宮ラグビー場

この試合があること、そして入場無料であることを割りと直前になってから知った。土曜日が天気良さそうだったので妻を誘ったら、「行く」ということだったので一緒に行った。妻と一緒に秩父宮に行くのはかなり久しぶりのはずだ。 どのくらい人が来るのか予想…

デ・ユウアール シュヴルニィ・ルージュ・ヴィヴィエ 2015

土着品種ロモランタンで知られる生産者ですがこちらはピノ・ノワールとガメイのブレンド。 日照量も多くピノ・ノワールが非常に良く熟す「ヴィヴィエ区画」から。 それぞれの品種を野性酵母でステンレスタンク発酵。 2年間ステンレスタンクで熟成してからア…

好きになってしまいました。(三浦しをん)★★★☆☆ 5/26読了

ページをめくれば浮世の憂さが晴れてゆく、 3年半ぶりのノンストップ・エッセイ! 観葉植物(一部名前がわからない)を愛で、ときに虫たちや鳥と戦い、 大好きな靴を手入れし、本と漫画に耽溺し、 旅の宿ではテンション高めのご亭主に完敗宣言。 どこから読んで…

マスカッロ ブリュット スプマンテ スペローネ

白い花やトロピカルフルーツのようなアロマ、青リンゴような爽やかな味わいで、ミネラル感も感じられます。 I谷さん宅でしこたま飲んだので、夕飯を作る気力はない。よって、お刺し身と惣菜。妻が月曜日休みでワイン飲みたいということだったので、トスカニ…

ダッシュウッド マールボロ ピノ・ノワール 2020

現地でも人気の銘柄「ダッシュウッド」。このワインはNZ最大の産地「マールボロ」の個性を反映したフルーティー系ピノ。快活でいきいきした味わいを実現しています。 ハンバーグやトマトソースのパスタなど、定番の洋食との相性はとても良いでしょう。BBQワ…

くらむぼんワイン KURAMBON ロゼ

ベーリーAのセニエ果汁で造りました。 ドライアプリコットや花のような香りが特徴的で、軽快な果実味と爽やかな酸味のバランスがとれ、若干の渋み(苦み)がアクセントになっています。 口中で果実香が広がる、すっきりとした辛口で、余韻に残る香りも長く感…

インヴィーヴォ X サラ・ジェシカ・パーカー ソーヴィニヨン・ブラン 2022

ワイナリー「インヴィーヴォ」と、ワイン愛好家のハリウッド女優「サラ・ジェシカ・パーカー」がタッグを組んで生まれた「X.SJP」というモデル。 ラベルに大きく描かれた「X」の文字は、彼らのコラボレーションの意味。 インヴィーヴォの「人と人を繋ぐワイ…

からだの美(小川洋子)★★★☆☆ 5/15読了

魂は身体の細部にこそ宿る 隠された美を掬い取り、やわらかに照らし出す。極上の随筆16篇。イチローの肩、羽生善治の震える中指、ゴリラの背中、高橋大輔の魅惑的な首、ハダカデバネズミのたっぷりとした皮膚のたるみ、貴ノ花のふくらはぎ、赤ん坊の握りこぶ…

カンブーザ(ランチ)

妻の誕生日食事会でカンブーザへ。去年の娘の誕生日で行って以来。 最初のスプマンテは高田さんからサービスで頂いてしまった。前回も飲んだもので、味が濃くて炭酸が強い。突き出しはホワイトアスパラガスの温かいスープ。しっかりアスパラが感じられた。冷…

ヴァン・ノエ チン 2019

アメリカ人のジョナサン・ピュルセルは、父がフランスワイン愛好家。また、祖母がフランス人であり、バカンスでよくフランスに滞在していた。将来、ワイン造りを仕事にしたいと考え、その夢を実現する為2012年に渡仏。ワイン造りの勉強を始めた。2016年から…

日本に住んでる世界のひと(金井真紀)★★★☆☆ 5/12読了

来日した理由はさまざま。暮らしぶりも十人十色。 一人ひとりのストーリーを通して見えてくる普段の生活、そして難民問題、地球温暖化、ジェノサイド、民主化運動、差別の歴史など。アイスランド、南アフリカ、スペイン、バルバドス、メキシコ、中国、イタリ…

貸本屋おせん(高瀬乃一)★★★☆☆ 5/11読了

第100回オール讀物新人賞を満場一致で受賞した著者が、満を持して送り出す初の作品集。 選考委員の村山由佳氏が”読み終えるなり「参りました」と呟いていた”と選評に記した受賞作「をりをり よみ耽り」の世界を5篇の連作で展開する。 物語の舞台は、文化年間…

クロ デ ブート コスティエール ド ニーム ルージュ レ プルリエル 2019

1963年に植えられた樹齢55年以上のカリニャンと1995年に植樹したシラーのアッサンブラージュ。この価格ながら収量は35hl/ha。収穫後、除梗して房は潰さずにエナメルタンクに投入、徐々に破砕しながら野性酵母のみで発酵。5~10日間マセラシオン。プレス後、…

ファビュラス スプマンテ ピノグリージョ 2021

アブルッツォ州マジェッラ国立公園内にあるワイナリー「ファビュラス」が、ビオディナミ農法で栽培したピノ グリージョ主体で瓶内2次発酵で造る、イチゴやマンゴーの甘い香りながらミネラルたっぷり極辛口の仕上がりのオレンジスプマンテです。酸化防止剤は…

シャヴィ=シュエ ブルゴーニュ・アリゴテ・レ・マレショー 2020

ムルソーに位置する区画から収穫。昨年まで造っていたレ・プティ・ポワリエ区画のアリゴテを植え替えた為、今年は違う区画から造られました。粘土質土壌。バリックと大樽で10ヶ月熟成され瓶詰め。粘土質由来の非常に濃密で小粒な葡萄から造られる為、パキッ…

まぬけなこよみ(津村記久子)★★★☆☆ 5/4読了

初詣の帰り道、正月の終わりを感じて絶望し、バンドTシャツを着て「これで自分になった」と思う。季節の言葉や風物詩にまつわる気持ちと思い出をほのぼのとつづる、まぬけな脱力系エッセイ集。クスリと笑いながらも季節の行事が待ち遠しくなる一冊! 季節の…

金井商店(ディナー)

映画の後に野毛のこちらのお店へ。「料理や、小料理や」の人に教わったお店。なぜ横浜の人間が中目黒のお店の人に野毛の店を教わっているのかって話だが、知らなかったものは仕方がない。 17時過ぎの入店で先客2組。店内はコの字のカウンターのみでテーブル…

THE FIRST SLAM DUNK ★★★★☆ ブルク13

1990年から96年まで「週刊少年ジャンプ」で連載され、現在に至るまで絶大な人気を誇る名作バスケットボール漫画「SLAM DUNK」を新たにアニメーション映画化。原作者の井上雄彦が監督・脚本を手がけ、高校バスケ部を舞台に選手たちの成長を描き出す。湘北高校…

Fenech Malvasia Delle Lipari Passito 2021

明日からGWということで、ドルチェワインも開けた。これは娘が卒業旅行の時にイタリアで買ってきてくれたもの。 ちょっと発泡しているのが面白い。甘さだけではなく苦味もある。あまり飲んだことがない感じで、とても美味しかった。

パンドルファ ロザート サンジョヴェーゼ ジネーヴラ 2021

ルビコーネIGT。2008年植樹のサンジョヴェーゼの様々なクローンを6時間の低温浸漬の後にプレスしてつくられるロザート。3ヶ月間ステンレスタンクで静置、3ヶ月瓶熟。年産約6000本の限定品。バーティカルに突き進む酸味とカラントや白桃の果実のバランス。 夕…