2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴァンサン・リカール・トゥーレーヌ・ル・ヴィラン・プティ・ルージュ 2016

絶対に良い人に違いない!という風貌のヴァンサン・リカールがロワールで造り出す、シミジミ美味しい系のワインたち。 このコー&カベルネ・フランから造られる赤も堪らん美味しさです! やんわりとした飲み心地だけど、ジューシーさはたっぷりで、飲めば全…

コルマン・メソッド・キャップ・クラシック・ブリュット・ロゼ NV

ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%(フランシュック、ロバートソン、エルギン)。前VTのリザーヴワインを15%使用。ベースワインの15%が樽発酵。14℃で最低24か月間熟成後、デゴルジュマン。 愛らしいサーモンピンク。フローラルなトーンととも…

鳳凰の船(浮穴みみ)★★★☆☆ 3/29読了

箱館にて洋式帆船造りの名匠と謳われた船大工の続豊治。だがある不運から、船大工の職を離れ、一介の仏壇師として二十年余りを過ごしていた。世は明治へと移り変わり、ひっそりと暮らす豊治のもとを伊豆の船匠・上田寅吉が訪ねる。寅吉との対話により、齢七…

iaku演劇作品集『粛々と運針』

あらすじ 年老いた母親の見舞いから帰って来た中年の男兄弟。病室にいた老紳士は母の恋人なのだろうか。一方、つくらない約束だった赤ん坊を授かってしまったかもしれない夫婦。命は誰のものか。時間だけは平等に、粛々と進んでいく。オリジナルキャストによ…

口笛の上手な白雪姫(小川洋子)★★★★☆ 3/23読了

劇場で、病院で、公衆浴場で―。“声”によってよみがえる、大切な死者とかけがえのない記憶。その口笛が聴こえるのは、赤ん坊だけだった。切なく心揺さぶる傑作短編集。 小川洋子の作品はどれも素晴らしいけれど、本作もまた溜息が出るほど素晴らしい。本作は…

お花見

土曜日の試合で身体がバキバキに筋肉痛だったので、午前中のバドの練習は休んで、午後からの花見だけに参加した。近所の公園の桜はまだまだで、みんなは咲いている木の下に陣取っていたが、その木でも七分咲きくらいかなあ。花見の時って寒いことが多いんだ…

四区合同親善バドミントン大会

T区、I区、SY区、SK区の四区合同親善バドミントン大会に参加。そもそも私はK区民なのだが、T区のクラブにも属しており、この四区で言えばT区所属なのだが、SY区のメンバーが足りないからと連絡があり、S山さんと組んで、シニアのBクラスに出る…

ロベール・シリュグ・ブルゴーニュ・パストゥグラン・ピノ・ノワール・ロゼ 2016

キタザワにて購入。桜の季節なのでロゼを。もちろん甘くなく、スッキリしていて美味しかった。

フェヴレ・ブルゴーニュ・シャルドネ 2014

キタザワにて購入。端正で、アフターにほのかに苦みがある。シャルドネらしいシャルドネで美味しかった。

ファミリー・ライフ(アキール・シャルマ)★★★☆☆ 3/18読了

インドからアメリカに渡り、ささやかな幸福を築いてきた移民一家の日常が、ある夏のプールの事故で暗転する。意識が戻らない兄、介護の毎日に疲弊する両親、そして悲しみの中で成長していく弟。痛切な愛情と祈りにあふれる自伝的長篇。フォリオ賞、国際IMPAC…

ラヴィス・ディピンティ・ピノ・ノワール 2016

トレンティーノ・アルト・アディジェ州の州都であるトレントから北へ約8kmほど離れたラ・ヴィスに、1948年に設立されたラヴィス。優良な栽培家のみによって構成された、いわばトップカンティーナの集合体で、畑はこの地を縦断するアディジェ川を臨む丘陵地に…

コッレルチェート・ロ スペーポ ロッソ トスカーナ 2016

ブルネッロの造り手コッレルチェートが造る若いうちから楽しめるサンジョヴェーゼ。いきいきとしたルビー色の外観、赤い果実とスパイス、ハーブのニュアンスを感じる明るいアロマ。味わいはとてもなめらかで若い果実味と酸とミネラルが美しく調和した心地よ…

愛が挟み撃ち(前田司郎)★★★☆☆ 3/15読了

36歳の京子ともうすぐ40歳の俊介。結婚して6年目の夫婦の悩みは、子どもができないことだ。愛なんてこの世にないかもしれない。でも、京子に子どもが生まれたならば。諦めきれない俊介が提案したのは、驚くべき解決策だった。男二人と女一人。過去が思いがけ…

MONO『隣の芝生も。』 @座・高円寺1

笑顔の人とすれ違う。 悩みとかないんだろうね。 と、思われた人が通り過ぎてから呟いた。 「今の人、幸せそうで羨ましいよ」 古い雑居ビルは配管が古くて水回りの調子が悪い。 隣合わせに入居している2つの会社。 互いのことは詳しく知らない。 印象だけで…

オステリアあんじゅ(ディナー)

観劇後に妻と六本木の「オステリアあんじゅ」へ。「権八」のところの桜がいくつかほころんでいた。中澤さんの前のカウンターに座って、まずはシャンパーニュで乾杯。 最初は安住さんの前菜盛り合わせ。これは前回同様素晴らしい。ワインは私と妻で別々のもの…

モンジャール・ミュニュレ・モンジャール・ミュニュレ 2015

キタザワにて購入。やや酸味がちだったが、まずまず美味しかった。 1週間神経すり減らして働いたあとの金曜日の夜に、家族と一緒に食事しながら飲むワインは、そんなに高いものじゃなくてもやっぱり格別だよな。

サンプル『グッド・デス・バイブレーション考』/ Sample "Good Death Vibration"

劇団から松井周の一人ユニットへと「変態」したサンプル、再始動 現代の「家族」「死」のあり方を問う現代版“楢山節考” 現代〜近未来版楢山節考。 生演奏により、語られていく物語。 閉ざされた地域に暮らす一つの家族。貧困家庭の六十五歳を過ぎた人間は、…

インフルエンス(近藤史恵)★★★☆☆ 3/13読了

「あのね。よく聞きなさい。昨日、団地で男の人が殺されたの」知っている。わたしが殺したのだ。母は続けてこう言った。「警察に里子ちゃんが連れて行かれたの」友梨、真帆、里子。大人になった三人の人生が交差した時、衝撃の真実が見える。傑作長編エンタ…

ランチタイムが楽しみなフランス人たち(吉田恵理子)★★☆☆☆ 3/10読了

「ランチワインは当たり前?」「フランスパンは食べ放題?」「フランス人は太らない?」「学校でもコース料理?」 驚くことばかりのパリのランチ事情。ランチタイムのルールやしきたり、フランス人の好みやこだわりを知れば、パリが100倍興味深くなります! 写真…

アミオ・セルヴェル・ブルゴーニュ・ルージュ 2013

シャンボールの雄「アミオ・セルヴェル」。ご存知の通り、ブルゴーニュらしい、シャンボールらしい、繊細でリッチなワインを造っており、シャンボールを語る上で欠かせない造り手です。 今回はACブルゴーニュの赤と白が入荷してきました。赤が美味しい事は知…

AM/PM(アメリア・グレイ)★☆☆☆☆ 3/10読了

このアンバランスな世界で見つけた私だけの孤独。AMからPMへ―時間ごとにゆるやかに奇妙にずれていく120の物語。アメリカでいまもっとも注目を浴びる新たな才能、鮮烈デビュー作! 松田青子の翻訳ということで図書館で借りてみたが、ちょっとよく分からなかっ…

カンティーナ トッロ・アルディアーノ トレッビアーノ ダブルッツォ 2015

トレッビアーノはステンレスタンクで発酵後、6ヶ月間澱とともに寝かせ、一方シャルドネはバリックで発酵、熟成。この2つを絶妙にブレンドすることでふくよかな果実味、そしてハチミツのとろりとしたニュアンスを感じる甘みと心地よいコクが生まれます。フ…

等身の棋士(北野新太)★★☆☆☆ 3/8読了

藤井聡太、加藤一二三、羽生善治―2017年、彼らがいた。極限の状況で「最善」だけを探る。高潔な棋士たちの群像を描く、傑作・将棋ノンフィクション! 面白くなくはなかったが、ノンフィクションにありがちな自己陶酔的な筆致が私には合わなかったなあ。等身の…

覆面作家(大沢在昌)★★☆☆☆ 3/7読了

ある日、作家の「私」に接触してきた真野と名乗る正体不明の男。彼が語る内容を小説にして欲しいと言うが。(「幽霊」)、学生時代の友人が語る、携帯が圏外になり思いもよらぬ人物が集う「村」の秘密。(「村」)、キャバクラの勤め終わりの女性を、家まで車で…

木ノ下歌舞伎 勧進帳

歌舞伎十八番の一つである『勧進帳』は、上演頻度の高さからもその人気が伺える、歌舞伎の代名詞的演目です。 木ノ下歌舞伎では2010年に杉原邦生[KUNIO]の演出・美術で初演した後、満を持して2016年に完全リクリエーション版として再上演。監修・補綴の木…

ルー・デュモン・クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ノワール・ロゼ

キタザワにて購入。ひな祭りということでロゼ・スパークリング。辛口で安定の美味しさ。個人的には、ルー・デュモンはスパークリングがいいね。

マッキオーナ・ラ・ストッパ 2006

平均樹齢40年。ステンレスタンクで発酵。マセラシオンは30日。12か月スラヴォニア大樽で熟成。SO2はボトリング前の少量以外は使わない。 葡萄酒蔵ゆはらにて購入。口に含むと甘さを感じる。濃いけれどスルスル飲めて美味しかった。ただ、澱が結構あったね。…

イキウメ「図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの」

図書館的人生、第四巻は意識の中の魔物、「感情、衝動、思い出」についての短篇集。 誰かの何気ない一言で湧き上がってきた感情。 突然、心の中に火花のように現れては消えていく衝動。 見知らぬ人の芳香や懐かしい音楽が、否応なしに引きずり出す思い出。 …