鳳凰の船(浮穴みみ)★★★☆☆ 3/29読了

箱館にて洋式帆船造りの名匠と謳われた船大工の続豊治。だがある不運から、船大工の職を離れ、一介の仏壇師として二十年余りを過ごしていた。世は明治へと移り変わり、ひっそりと暮らす豊治のもとを伊豆の船匠・上田寅吉が訪ねる。寅吉との対話により、齢七十を過ぎたその胸に、船造りにかける熱い想いが再燃する。―『鳳凰の船』江戸の残映が色濃い明治初期の函館を舞台に、人々の心情を細やかに描きあげた五編。

まったく知らなかった作家さん。妻が図書館で借りてきたのを借りて読んだ。函館や札幌など、北海道開拓の歴史を題材にした短編集。北海道の歴史は殆ど知らなかったので、その辺を知ることが出来たのは良かったが、小説的には、まあまずまずかな。

鳳凰の船
鳳凰の船浮穴 みみ

双葉社 2017-08-17
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