2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ラ メゾン ロマネ オロンシオ ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ ルージュ 2018

オート・コート・ド・ニュイらしく繊細で冷涼感のある個性。決して力強くはないが、毎年バランスのとれた味わい。収穫後、100%全房のまま、足で踏んで発酵。発酵途中で古バリックに移し変えてそのまま3ヶ月発酵を続ける。澱引きして12ヶ月熟成後、ノンフィル…

あいにくあんたのためじゃない(柚木麻子)★★★☆☆ 6/29読了

過去のブログ記事が炎上中のラーメン評論家、夢を語るだけで行動には移せないフリーター、もどり悪阻とコロナ禍で孤独に苦しむ妊婦、番組の降板がささやかれている落ち目の元アイドル……いまは手詰まりに思えても、自分を取り戻した先につながる道はきっとあ…

カミッロ ドナーティ ピッコロ リベッレ フリッツァンテ

”反抗的な”、”逆らった”を意味するリベッレという名のロゼフリッツァンテ。酷暑の年の割合が数十年前に比べて異様に高く、ただでさえ糖分の上がりやすいバルベーラは潜在アルコール度数で15%(場合によってはほぼ17%まで…)を超えることもざら。酵母は活動を…

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ ★★★☆☆ kino cinema 横浜みなとみらい

名匠アレクサンダー・ペイン×名優ポール・ジアマッティ 『サイドウェイ』の名タッグ再び! 全米の映画賞を席巻! 新たな良質ドラマの金字塔が誕生! 1970年、ボストン近郊。名門バートン校の生徒たちは、誰もが家族の待つ家に帰り、クリスマスと新年を過ごす…

存在のすべてを(塩田武士)★★★☆☆ 6/25読了

平成3年に発生した誘拐事件から30年。 当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「今」を知る。 異様な展開を辿った事件の真実を求め再取材を重ねた結果、ある写実画家の存在が浮かび上がる――。 質感なき時代に「実」を見…

ヌガ

落語の後に久しぶりに銀座をブラブラ。変わったところもあれば、変わらないところもある。 せっかく銀座に来たのだからと、これまた久しぶりにヌガを予約しておいた。2013年に私の両親の金婚式の食事会をやって以来である。予約したときは2階がいっぱいで1…

立川談春芸歴40周年記念興行「立川談春独演会2024」 @有楽町朝日ホール

妻と2人で立川談春の独演会へ。落語を聴きに行くのが久しぶりだし、談春となると2019年以来となる。有楽町朝日ホールは初めて。思っていたよりも広くなかった。 最初は前座なのかと思っていたら最初から談春が出てきた。2席ネタ出しされているのだが、最初…

クリネッツ レブーラ 2016

自然酵母のみでコンクリートタンク発酵してマセラシオン。澱を残しアカシア、チェリー、桑の樽、オーク樽で36ヶ月以上熟成。アッサンブラージュしボトリング。極小量の亜硫酸を添加。 熟したアプリコット、ドライフルーツ、白い花などインパクトのある香。酸…

ゆうびんの父(門井慶喜)★★★☆☆ 6/19読了

何も持っていなかったから、走り続けることができた。 誰もが心通わせられる世にどうしてもしたかった――。 歴史小説界のトップランナーが郵便制度を創設した前島密を鮮やかに描き切る感動長編!郵便制度の祖と呼ばれ、現在では一円切手の肖像にもなっている…

コノスル ヴァラエタル シャルドネ

常に時代を先取りする”イノベーティブ”な生産者「コノスル」の、ハイ・コストパフォーマンスなヴァラエタルワイン。ステンレスタンクで4ヶ月熟成。柔らかな酸味とトロピカルフルーツを思わせる果実味豊かなワイン。 緑色がかった麦わら色。フレッシュなパイ…

ま〜に

トレガッティからの帰り、武蔵小杉行きに乗ってしまったので、自由が丘で乗り換えようと降りた時に「ま〜に」に寄ってみるかと思いついた。ホームから電話するとガラガラということだったので、そのまま「ま〜に」へ。 着いたら確かにガラガラで誰もいなかっ…

トレガッティ

3月末以来の2度目の訪問。東京芸術劇場からは歩いて15分くらいで着く。喫茶店で時間調整してから伺った。 18時過ぎの入店で、既に団体客が入っている。私はカウンターの右端の席へ案内された。前回はシェフのワンオペだったが、この日は女性スタッフが1人…

モダンスイマーズ新作公演「雨とベンツと国道と私」@東京芸術劇場シアターイースト

「罪と赦し」 でも、とにかく元気だして、 とにかく進まなきゃと思うよ。 頑張らなくていいんだよ、 もっと楽でいいんだよって、 そこら中の画面がすごい笑顔で言ってくるよ。 私をどこに連れて行きたいのさ世界。 私の闘いは安いのかい。 いや、そんな全部…

テルモ ロドリゲス アル ムールヴェードル 2020

チェリー、ラズベリー、ストロベリーなどの小さな赤果実の甘酸っぱくチャーミングな香りが生き生きと立ち昇り、心躍ります。フレッシュでストレートな果実の香りに悩殺されそうなほど。口に含むと南の産地のモナストレル(ムールヴェードル)とはにわかに信…

わたくし大画報(和田誠)★★★☆☆ 6/13読了

自分のことを書くというのは、照れくさいものである。そう思いつつ、ずいぶん書いてしまった――妻・平野レミさんとのエピソードから、はじめての育児、「週刊文春」の表紙イラストや装丁の仕事まで。 谷川俊太郎さんや篠山紀信さん、渥美清さん、向田邦子さん…

カンタルーポ ゲンメ・コッリ・ブレクレマエ 2013

色調はルビーレッドで熟成するにしたがってガーネット色を帯びてきます。香りは厳格でトースト香が強く、タバコ、タール、トリュフ、赤系フルーツのアロマを感じさせます。味わいは堅固で重みがり、タンニンはまだ少し硬さがあります。余韻は長くミネラル感…

おしごとそうだんセンター(ヨシタケシンスケ)★★★★☆ 6/8読了

「しごと」ってなんだろう? 地球に不時着した宇宙人がやってきたのは、ちょっと風変わりな職業相談所。 宇宙人は相談所のスタッフと一緒に、この星で生きていくこと、働くことの意味について考えはじめる。 誰もが避けて通れない「仕事」の意味を問い直し、…

ルナーリア マルヴァジア ビアンカ オレンジ アンセストラル ブリュット ナチュレ 2022

ビオディナミ農法で育てたマルヴァジアから造られるオレンジ微発泡ワイン。やや濁りのあるオレンジ。すりおろしリンゴや柑橘のアロマ。柔らかくクリーミーな泡、複雑味のある旨味が口の中にじわじわ広がります。 夕飯は、ヒレカツ。揚げ物は面倒くさいんだけ…

結婚記念日

というわけで、31回目の結婚記念日。妻が買ってきてくれたハーブスのケーキ。1カットが大きいね。

ニーノ コスタ ロエロ アルネイス サルン 2021

淡い麦わら色の外観。熟れた洋梨やグレープフルーツ、アロマティックなハーブの香り。口中にはふくらみのある果実味と共に豊富なミネラルが感じられ、余韻に掛けても同様のニュアンスが心地よく持続します。 夕飯は、いつもの煮物にしめ鯖のサラダ。 ワイン…

料理や、小料理や

3ヶ月ぶりの訪問。18時過ぎの入店で一番乗り。いつもの左端の席へ。月ごとにメニューが変わるので、6/1のこの日から6月のメニューが始まる。しかも私が一番乗りなので、私が6月のメニューの最初の客ということになった。 いつものように手毬寿司とお茶か…

ONEOR8『かれこれ、これから 』@新宿シアタートップス

とあるシェアハウスに住む10数名の男女が織りなす、 必然的に生まれた恋愛にまつわる悲喜交々。 人生を賭けたかれこれ、その帰路に立つこれから。 だからこそ住人たちは歌い、踊り、泣き、叫ぶ。 生きる活力に満ちあふれ、その無邪気さは老いも若きもなく…