チェリー、ラズベリー、ストロベリーなどの小さな赤果実の甘酸っぱくチャーミングな香りが生き生きと立ち昇り、心躍ります。フレッシュでストレートな果実の香りに悩殺されそうなほど。口に含むと南の産地のモナストレル(ムールヴェードル)とはにわかに信じられないほど軽やかで柔らかく、エレガンスさえ感じる口当たり。ジューシーな果実の旨みもたっぷり感じられて、心地良さ満点!!間違いなく天才テルモのエスプリが加わった、知的でスタイリッシュな一本です。
実はこのワインの産地は地中海沿岸のアリカンテという産地で、非常に暑い南部に位置しているのですが、そんな地方のモナストレルにありがちな、荒々しく焼けたような印象は皆無。とってもクリーンでフレッシュ、洗練された味わいなんです。こんなアリカンテ産モナストレルには、今まで出会ったことがありません!!まさしく想像を超える、驚愕の味わいです!!
夕飯は、なすとズッキーニのトマトチーズ焼き。仕上げにペコリーノ・ロマーノをたっぷり削ったら、妻と娘(特に娘)に嫌がられてしまった。私はチーズ好きなのに、家族が苦手というのが割と深刻なんだよな。
ワインはワイン見聞録で購入。これは以前にも飲んだ。福袋的なものを買うと、結構な頻度でかぶっちゃうんだよな。
日中はかなり暑いけど、夜はそこまでではないので、まだ赤ワインが飲める。まずまずの美味しさですかね。