2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

海を飛ぶ夢 ★★★★☆

DVD

実在の人物ラモン・サンペドロの手記「レターズ・フロム・ヘル」を元に、『アザーズ』のアレハンドロ・アメナーバル監督が映画化した作品。全身麻痺の障害を負った主人公に、『夜になるまえに』のハビエル・バルデムが特殊メイクでリアルに演じる。ゴールデ…

鼓笛隊の襲来(三崎亜記)★★★★☆ 3/28読了

なんか、一皮剥けたというか肩の力が抜けていて今回の短篇集はいいね。三崎亜記の良さは、デビュー作の『となり町戦争』で表現されていた「奇抜な設定」と「静謐さ」にあると思う。ところが、短篇集『バスジャック』や長編『失われた町』では、「奇抜な設定…

らくだ工務店第14回公演『だるまさん、ころんだ』 シアタートップス

踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々とは言うけれど、出来ることなら黙って静かに眺めていたい。や、なるべく巻き込まれないように背中を丸くして息を止めていよう。そのうち顔が真っ赤になって畳みの上でひっくり返ればいい。人生なんてそんなも…

BUILT NY "Wine Bag"

新宿での芝居のあとに原宿へ寄った。それにしても原宿駅のあの混雑は何なんだろうか。いつもああなのか? 久し振りに「AssistOn」の実店舗へ。サイトを見ているだけでも楽しいけど、現物が並んでいるのを見ると更に楽しいね。お目当ては、メルマガでも紹介さ…

ルージュ・キュー・ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ-ルージュ-2005

イザベラとジャン=イヴの二人で1998年より始めた新しいドメーヌです。ドメーヌの所在地はマランジェ、ドメーヌ名は「赤い尾」と訳されるナイチンゲール(夜泣きウグイス)の仲間の渡り鳥の名。購入時は廃墟同然であった現在のドメーヌの建物の元々の住人です…

山手線内回りのゲリラ―先崎学の浮いたり沈んだり (先崎学)★★☆☆☆ 3/28読了

とあるマンションの一室。そこで起きた世にも恐ろしい惨劇とは?(真部邸の惨劇)。盤上は苦しく、時間もない。そこで放った渾身の勝負手とは!?(計算ずくで席を立つ)。週刊文春で大好表連載中の「先崎学の浮いたり沈んだり」から選りすぐりの60篇を収…

アクセラレイト (R.E.M)

ロックンロールは不滅。R.E.M.は加速度を増して走り続ける。 世界で最も重要なロックンロール・バンド、R.E.M. 3年半振り、通算14枚目となる、スタジオ・アルバムがここに完成!!R.E.M. の『アランド・ザ・サン』('04)に続く、約3年半振りとなるニュー・アル…

らくだ工務店第14回公演『だるまさん、ころんだ』

踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々とは言うけれど、出来ることなら黙って静かに眺めていたい。や、なるべく巻き込まれないように背中を丸くして息を止めていよう。そのうち顔が真っ赤になって畳みの上でひっくり返ればいい。人生なんてそんなも…

落語研究会 古今亭志ん朝 全集 上

落語ファン待望のDVD遂に発売。 誰もが認めた名人、古今亭志ん朝。CDで聴く事しかできなかった志ん朝が遂に映像で復活。 TBS「落語研究会」での貴重な映像を8枚のDVDに収録、解説書付きの豪華BOXセットでリリース。 今秋発売予定の下巻と合わせた映像集は、…

食わず嫌い

小学生の時に食べて以来、嫌いな食べ物「納豆」ということで、この歳までまったく食べなかったのだが、最近食べられるということが判明してしまった。娘が給食で食べて美味しかったというので妻が買ってきたのだ。それを一緒に食べてみたら食べられたという…

P・G・ウッドハウス選集III マリナー氏の冒険譚(P.G.ウッドハウス)★★★☆☆ 3/23読了

謎の紳士ミスター・マリナー。“釣遊亭”の客たちは、今日も氏の披露する物語に耳を傾ける。気弱な男たちの窮地を救う薬“バック‐U‐アッポ”の驚愕の正体、どんな男も恋に落ちる美女ロバータ嬢の八方破れの行状、ハリウッドのトラブルに悩まされる心優しい青年…

「死なないぞダイエット(計るだけダイエット)」経過報告(その5)

今日で開始から5ヶ月経過。開始当初から比べると4.95kg減、1ヶ月前から比べると0.75kg減となった。前の一ヶ月に比べるとまた少し減り幅が増えた。 いい加減体重を公開してしまうと、開始当初は最大で70.8kgあった。身長は173cmなので肥満というほどではな…

岡本でございます! 新宿シアタートップス

投票率の低下が懸念される統一地方選挙。なかでも、都心のベッドタウンとして栄える人口3万8千人の東大山市は、例年20%台という地方選史上最低の投票率で有名な街である。ひょんな事から、この街の市議会議員に立候補する事になった青年と、当選請負人…

ロドルフ・ドゥムジョ・ムルソー 2004

ややコクのある香りフルーツとミネラルがきれいに絡まる。味わいは、やさしさがある。ドライであり、内に秘めた優しいパワーが美しい。ミネラルのきれいな余韻。 リアルワインガイド18号でも紹介されていたロドルフ・ドゥムジョ。写真を見る限り、いかにも「…

アークセイバー7

1軍ラケットをもう一本増やしたいという思いとウェンブレーのセール期間がちょうど一致した。試合の時にウェンブレーのセールの葉書が配られていたのだ。ガットも張り替えてもらわねばならないので、昼休みにウェンブレーへ。まず、切れたガットは前回同様…

フランソワーズ・ジェルベACブルゴーニュ -ルージュ- 2004

・最近2005年物を飲んでいると、自分の好みはやはり2004年かなと、思うことが度々ですが、こちらも2004年物です。(リアルワインガイド18号に載っているのは全て2005年物です)・・・2004年としても非常に薄い色合い。幾分オレンジ色も入っているでしょうか…

親睦バドミントン大会

S藤さんと組んでシニアのBにエントリ。二人の合計が100歳を超えるとシニア枠にエントリできる。ところが、コートに行ってみると高校生がいる。多分エントリ数が少なかったので、高校生も投入しちゃったんだろう。話が違うよなあ。 初戦はその高校生ペア。…

オルソラ・スプマンテ NV ドルチェ

タカムラの6本セットのうちの一本。中甘口。久し振りに甘いの飲んだな。スパークリング・ワインというよりはジュースのような感じだった。セットのうちの一本だから仕方ないけど、やっぱり辛口の方がいいね。

世相講談 上(山口瞳)★★★☆☆ 3/18読了

昭和40年、みんな必死に生きていた。風呂屋、刑事、女給、職業野球選手、サラリーマン、棋士、ストリッパー、屑屋、力士、医者、鳶、猟師・・。山口瞳が絶妙の語り口で庶民の哀歓を描く、昭和世話物集。 装いも新たに刊行されている『世相講談』。まだ読ん…

村上春樹の「あとがき」について

『ティファニーで朝食を』のコメント欄で、ジェイコブさんから「村上春樹の自作作品の「あとがき」ではどれがベストか?」というご質問を頂いた。 やはりコメントを頂いたmiyabi-taleさんの言う通り、村上春樹の「あとがき」は翻訳作品においてその巧さを発…

日本選手権決勝 三洋vsサントリー 秩父宮ラグビー場 テレビ観戦

溜飲が下がる思いとはまさにこのことだろう。三洋の積極的なラグビーがサントリーのクリンチ・ラグビーを粉砕してくれた。見終わって何だかスカッとしたね。 この試合が面白くなるためには三洋が常にサントリーをリードする必要があった。まさに三洋はこちら…

キサラギ ★★★☆☆

DVD

自殺したアイドルの1周忌に集まった5人の男が、彼女の死の真相について壮絶な推理バトルを展開する密室会話劇。『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞を受賞した古沢良太の巧みな脚本を、『シムソンズ』の佐藤祐市監督が、コミカルかつスリリングに演出…

ノーカントリー ★★★★☆ 109シネマズMM横浜

“追う者”と“追われる者”、“法と正義を信じる者”…アメリカ西部を舞台にした3者3様の追跡・逃亡劇は、人間の本質を残酷なまでにコミカルに描き出す。監督は『ファーゴ』『オー・ブラザー!』など、人間の可笑しさと哀しさを描き続ける異才兄弟監督、ジョエル&…

チェルフィッチュ『フリータイム』Super Deluxe(六本木)

2年半ぶりの新作公演『フリータイム』!! チェルフィッチュは2007年5月、初めての海外公演として、ヨーロッパ・パフォーミングアーツ界の最先端であり最重要フェスティバルと称される『KUNSTENFESTIVALDESARTS2007』に招聘され『三月の5日間』を上演し、予…

レ・ファヴレール・ACブルゴーニュ・ルージュ 2005

あるあるにて購入。以前に白を飲んだが、今度は赤。エチケットの犬は同じ。赤系果実の甘い香りがする。非常に飲みやすくてスルスル飲めてしまう。ワインというよりグレープジュースに近いかも。熟成感はないけど、飲みやすいからワイン初心者の人とかには向…

ドメーヌ・ド・ヴェイユー・クレマン・ド・ロワール NV

ムニュ・ピノ34%、シュナンブラン33%、シャルドネ33% 【店長の試飲コメント】 とても細かい泡が勢いよくはじけ、パイナップルなどのトロピカルな香りが華やかに広がります。細かい泡の持続性が素晴らしく、口当たりがまろやかで、綺麗な果実味とミネラル…

カテゴリ追加

今まで落語も「Play」に含めていたのだが、数が増えてきたので「Rakugo」を追加した。それに伴い「Rakugo Topic」も追加した。よろしければどうぞ。

ティファニーで朝食を(トルーマン・カポーティ、村上春樹訳)★★★★☆  3/10読了

村上春樹はあとがきで、「ティファニーで朝食を」はなるべくオードリー・ヘップバーンをイメージしないで読んで欲しいと書いている。幸い私は映画『ティファニーで朝食を』を観たことがなかった。それでも勿論ポスターくらいは見たことがあるから、オードリ…

コヨーテ:特集 柴田元幸[文学を軽やかに遊ぶ]

特集 柴田元幸[文学を軽やかに遊ぶ] ◆ [short story] 僕とヒッチハイクと猿 文=柴田元幸 ◆ [interview]カズオ・イシグロ ◆ [column]ぶらり町歩き リバプールで見つけたBooks & CDs ◆ [short story]六郷育ち 文=柴田元幸 ◆ [interview] 柴田元幸を…

インプット過多

この土・日は非常にインプットが多かった。土曜日の午前中に映画、午後は芝居。帰ってきてからは録画しておいたラグビーを2試合、そして赤ワイン。日曜日は午前中バドミントンの練習。午後からは断続的に談志特番をずっと見ていた。そして白ワイン。 さすが…