2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

十二人の手紙(井上ひさし)★★★☆☆ 3/31読了

キャバレーのホステスになった修道女の身も心もボロボロの手紙、上京して主人の毒牙にかかった家出少女が弟に送る手紙など、手紙だけが物語る笑いと哀しみがいっぱいの人生ドラマ。 井上ひさしの本はほとんど読んでいるつもりだったが、これは未読だった。し…

ロベルト サロット・ランゲ ロザート 2020

バローロを産する村のひとつ、ノヴェッロ村のネッビオーロを100%使用。少し甘いオレンジの香り、ほろ苦く、しっかりと粘性があります。タンニンと酸は程よく、紅茶の風味、しっかりとしたアルコールがあります。販売責任者のボロゴーニョ氏が、サロットのワ…

ぐっどいゔにんぐ(吉田篤弘)★★★☆☆ 3/28読了

言葉が少しずつ集まって語り始めようとしている。まだ書かれていないこの本はきっと小さなものと静かなものについて書かれた本になる──。夢のつづきと物語の始まりの小文集。 著者の「話の種」を集めたような小文集。2〜3ページの場合もあれば、1行だけの…

クズマーノ・ラムーサ 2019

ラズベリーや木苺の溌剌としたチャーミングな果実の香りがグラスから立ち上り、シチリアワインらしい香りの豊かさがあります。飲むと爽やかな酸味と果実の滑らかさがあり、ジューシーでとてもスムーズな飲み口が魅力的です。収穫したピノネロを除梗後、24時…

クロ・デ・グリヨン・カルケール 2019

石灰岩土壌のグルナッシュにサンソー、クレレットロゼ。淡いオレンジ色の外観、スモモ、さくらんぼ、ミントの爽やかなアロマ。アフターはチェリーのように甘酸っぱく綺麗なアフターに仕上がっています。グルナッシュ100% Alcoholic Armadilloにて購入。夕飯…

日没(桐野夏生)★★★☆☆ 3/25読了

あなたの書いたものは、良い小説ですか、悪い小説ですか。小説家・マッツ夢井のもとに届いた一通の手紙。それは「文化文芸倫理向上委員会」と名乗る政府組織からの召喚状だった。出頭先に向かった彼女は、断崖に建つ海辺の療養所へと収容される。「社会に適…

偶然にして最悪の邂逅(西澤保彦)★☆☆☆☆ 3/23読了

気がつくと昭和から令和へと元号も変わり(なんと平成という時代もあった!?)、三十八年も経っていたうえに、自分は幽霊になっていた。どうやら何者かに殺害されて、ここに埋められたらしいが、いったいなぜ?トリッキーな謎解きで魅了する「ひとを殺さば穴ふた…

カザーレ・ガウデンツィオ 2015

白葡萄ブレンドの伝統を守るキャンティの名手カザーレ。昔と変わらない、自然な栽培と醸造によって、見事なサンジョヴェーゼワインを造り続けています。ガウデンツィオは一般販売をしていない限定キュヴェ。古木の葡萄を用いていて、自然な凝縮感を備え、伝…

エル・エステコ・ミシェル・トリノ・スパークリング・ブリュット[N.V.]

アルゼンチンの定番旨安といえば、ミシェル・トリノ! このワインはRWGが誇る大人気企画、「旨安ワイン大特集」の2016年スパークリングワイン編で旨安大賞を獲得したもの! 香りにも味わいにも柑橘フルーツがたっぷり。 液体は少しとろ~りとしていて、果実…

クリスチャン・ビネール・ヒンテルベルク ピノ・グリ 2013

急斜面のリューディ・ヒンテンベルク、樹齢 10 年以上のピノ・グリをフードルで発酵後18ヶ月熟成しSO2 無添加で瓶詰めしました。リリースタイミングを重視し、ややオレンジを帯びたアンバーの外観ながら、見事な酸味と心地よいアフターの苦みに魅了されます…

騙る(黒川博行)★★★☆☆ 3/18読了

彫刻の縮小模型、蔵に眠っていた屏風、デッドストックのアロハ…こいつは金になる―。だましだまされ、最後に笑うのは誰?著者の十八番、傑作美術ミステリー!価値を知らない素人に、親切を装って作品を売りさばく段取りをつけるが―「マケット」。阿漕なホストに…

内澤旬子の 島へんろの記(内澤旬子)★★★☆☆ 3/17読了

小豆島に移住し6年。乳癌やストーカー被害を乗り越え、エッセイスト内澤旬子さんが挑んだテーマは「遍路」。仏教にハマった大学時代から関心があった「祈り」とは何かを探しつつ、島の魅力を歩いて確かめたい――。 ヤギの世話と執筆業に追われながら、春夏秋…

ユベール・リニエ・ブルゴーニュ・ルージュ 2011

ユベール・リニエの後継者として期待されていた息子ロマンの 突然の死から、方向性の違いで別れてしまった2つのリニエ。 奥さん方のリシュー・エ・オーギュスト・リニエは早くも注目の 生産者とされていますが、本家ユベール・リニエもいよいよ 始動し始めま…

銀の夜(角田光代)★★★☆☆ 3/12読了

15歳で女子高生バンドを組んだ少女たちは35歳となった。夫の浮気を見過ごしてきた女。子供を通して自分を生き直す女。母親の呪縛から逃れられない女。「浮き輪に乗って漂っているような人生じゃなくて、自分の腕でがしがしと泳ぎたいじゃない」。生きる手応…

ヴァンサン・トリコ・デジレ 2018

フレッシュさと酸に重きをおき9月初旬に収穫した比較的樹齢の若いシャルドネをステンレスタンクで発酵・熟成。憂いを帯びたクリーム色、バナナやパイナップルのアロマ、滑らかでピュアな口あたり、フルーティーで甘さと酸味のバランス、瑞々しさと旨味が整っ…

熊本ワイン・菊鹿シャルドネ

熊本県山鹿市菊鹿町にシャルドネを植えたのは1999年。降雨量が多いこの地での栽培は、当初苦労の連続でした。 日照量の多さと昼夜の寒暖差がある気候、そして情熱を持った栽培者の努力で果実味と凝縮感のあるブドウが収穫できるようになりました。 白桃、熟…

日曜日は青い蜥蜴(恩田陸)★★★☆☆ 3/6読了

本のこと。舞台のこと。映画のこと。物語のこと。無二の言葉で果てなき世界の「地図」を描く。満を持して放つ、10年ぶりの新刊エッセイ! 書評をやっているからというのはあると思うが、読書量がすごい。そして、4行くらいの短い文章でも書評として読ませる…

シュヴロ・マランジュ・プルミエ・クリュ・レ・クロ・ルソ 2013

ドメーヌ・シュブロは、ワインの産地として有名なブルゴーニュ地方、コート・ドールの南玄関口、シェイイ・レ・マランジュ村(ソーヌ・エ・ロワール県)の中心に位置しており、歴史は古く1798年からワイン造りを始めました。 現在でもその当時の地下貯蔵庫を…