カーテンコール(筒井康隆)★★★☆☆ 3/17読了

巨匠、最後の挨拶(カーテンコール)は25篇もの怒濤的傑作掌篇小説集! 著者曰く「これがおそらくわが最後の作品集になるだろう」(編集者「信じていません!」)。 筒井文学の主要登場人物が打ち揃う「プレイバック」をはじめ、巨匠がこれまで蓄積した技…

ラガベラス アルケウス 2015

ラガベラスについて: 〜ワイン メーカー アベルより〜 私は生粋のバロッサ人です。この土地には2歳の時に引っ越してきました。初めて醸造所の香りを体験した頃でした。それはペンフォールズ、1975年ヴィンテージでした。 父は多くのヴィンテージ作りに…

龍の墓(貫井徳郎)★★★☆☆ 3/15読了

貫井徳郎の新境地! 緻密にして大胆な仕掛け! 連続殺人の真相に驚愕する衝撃の傑作本格ミステリー! VRゲーム内の連続殺人と現実世界での連続殺人がリンクしているという趣向は面白い。ただ、メイントリックは「なるほどな」とは思うけど、それ以上ではない…

ホワイトデー

ジュウニブンベーカリーのジュウニブンクッキー詰め合わせ。もちろん、まだ全部食べてないけど、これは美味しいわ。

パッキパキ北京(綿矢りさ)★★★☆☆ 3/11読了

味わい尽くしてやる、この都市のギラつきのすべてを。 コロナ禍の北京で単身赴任中の夫から、一緒に暮らそうと乞われた菖蒲(アヤメ)。愛犬ペイペイを携えしぶしぶ中国に渡るが、「人生エンジョイ勢」を極める菖蒲、タダじゃ絶対に転ばない。過酷な隔離期間も…

続きと始まり(柴崎友香)★★★☆☆ 3/9読了

あれから何年経っただろう。あれからって、いつから? どのできごとから? 日本を襲った二つの大震災。未知の病原体の出現。誰にも同じように流れたはずの、あの月日──。別々の場所で暮らす男女三人の日常を描き、蓄積した時間を見つめる、叙事的長編小説。 20…

ジェニファー・エ・ティボー フナンブル 2021

コトー・デュ・レイヨン出身の笑顔が素敵なティボーさんと、ブルターニュ出身のシャイなジェニファーさんはワイン学校で知り合い、ニュージーランドやオーストラリアなどでもワインを学んだ後フランスへ戻り、2016年よりワインを造りはじめました。最初は2ha…

イヴ・デュポール ビュジェ・ブラン・アルテス・ド・モンタニュー 2019

100%アルテス。 ルーセットとも呼ばれる品種でフルミント種と近い品種。収量が低く晩熟だが、灰色カビ病には強く、サヴォワでも完熟する。 エキゾチックな香と美しい酸味が特徴。収穫後プレスの前に数時間低温浸漬。低温でゆっくりと発酵を行うが、発酵後期…

ヴェルジェ マコン・ヴィラージュ・グラン・エルヴァージュ 2019

例年、ヴィレ畑を主体に、ピエール・クロ、ブシェール、ヴェルジッソンの粘土質が強い区画を選んでアッサンブラージュしているキュヴェ。100%樽発酵(新樽なし)。滑らかさを与える為に他のキュヴェより長く樽熟成させ、その間ほぼバトナージュを行わない。…

料理や、小料理や

前回同様、三軒茶屋から歩いて行った。17時過ぎの入店で一番乗り。今後は18時開店になるそうで、早めの時間に入りたい私にとってはちょっと残念。いつもの左端の席へ座る。新しいアルバイトの女性が入っていた。何でも、有名店でも働いていたパティシエール…

『う蝕』@シアタートラム

横山拓也×瀬戸山美咲の強力タッグにより立ち上がる、男だけの不条理劇 立場や事情の異なる人々の葛藤を対話中心に描き出す作劇に定評のある横山拓也と、公共劇場から商業演劇まで幅広く活動し今最も勢いのある劇作家・演出家の一人である瀬戸山美咲。ともに…

ベッレンダ フラテッリ コスモ プロセッコ

繊細でビーズのような泡。リンゴ、桃、藤の花のはっきりとした香り。滑らかでフルーティな味わいでありながら、しっかりとした骨格を感じる、エレガントなスプマンテです。ほのかに甘みがあるエクストラドライで、口当たりがよく、ワイン好きの方はもちろん…

シャトー・ド・トゥーレット 17デ・モワンヌ・ブラン

南仏リュベロンのシャトー周辺の自社畑100%。各品種を別々に醸造し、1つのタンクに入れてアッサンブラージュ。2017ヴィンテージを中心に周辺の複数ヴィンテージを加えていったソレラシステムなので、この価格でも非常に複雑な味わいになっている。 透明感の…

君が手にするはずだった黄金について(小川哲)★★★☆☆ 2/26読了

才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描くのは「承認欲求のなれの果て」。 認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげ…

falo

去年の11月以来の訪問。前回いなかった松永さんとは初めましてだった。女性スタッフも入ったということだったが、この日はいなかった。 突き出しはにんじんをベースに色々と。これはオンリストしてもいいんじゃないかと思うほど美味しかった。最初は、帆立の…

東芝ブレイブルーパス東京 vs 横浜キヤノンイーグルス@秩父宮ラグビー場

去年の5月以来の秩父宮。事前にチケットを取ったので、雨でも大丈夫なようにメインスタンドの屋根がある席にしておいた。この週はずっと雨の予報で、雪が降るかもという予報もあった。ところが、前後は雨なのに、この日だけ晴れた。まあ、日頃の行いでしょ…

Q(呉 勝浩)★★★☆☆ 2/24読了

圧倒的な「いま」を描く、著者史上最大巨編 千葉県富津市の清掃会社に勤める町谷亜八(ハチ)は、過去に傷害事件を起こし執行猶予中の身だ。ようやく手に入れた「まっとうな暮らし」からはみ出さぬよう生きている。唯一の愉しみは、祖父の遺したアウディでアク…

バラジウ・デ・ヴォシェール ルージュ・モーブ 2016

ヴィンテージにより1〜3種の赤ワインを造ります。数カ所に分かれるパーセルでグルナッシュ、ムールヴェードル、カリニャン、シラー、サンソー。土壌はパーセルごとに異なり複雑。丁寧に手摘みで収穫後に保冷されセラーに運びます。全房でステンレスのタンク…

サルタレッリ ヴェルディッキオ デイ カステッリ ディ イエージ クラシコ 2022

少し緑がかったレモンイエロー色、甘くコクのあるアロマ。青草、ミント、ハッカ、ミネラルの香り、うま味が凝縮された上品な果実の香りを持っています。アフターには特有のビターなニュアンスがあります。惹きつけられる魅力的な香りと口当たりで、味わいに…

ルイ シュニュ ブルゴーニュ ルージュ 2021

夕飯は、ジョージシェフのレシピで豚肩ロースと生クリームで作るブランケット。結構手間ひま掛かって大変だったけど美味しかった。あまり煮詰まらなくてスープみたいになったけど、それはそれで美味しかった。 ワインはあるあるBOXのうちの1本。何度も飲ん…

ラシッチ コッリ アプルティーニ ビアンコ 2022

アーモンドを感じる焼き菓子のような雰囲気にリンゴ、レモングラス、ミントなどが溶け込んだ控え目ながら多様性のある香り。気取らない素朴 な味わい。だけど果皮の旨味やコクはしっかりと抽出。安心感すら感じます。8日間のマセラシオンを行ったワインで色…

バレンタインデー

今年、妻がくれたのは、リンツのリンドール。名前は知ってたけど、食べたの初めてかも。美味しいね。

レ コンテッセ プロセッコ トレヴィーゾ エクストラ ドライ

シャンパーニュに匹敵する5.3気圧の豊かな泡立ちと華やかな香りのハイコストパフォーマンスのプロセッコです。麦わら色の明るい色調でアカシアの花、桃、りんごの香り、フレッシュでアロマ豊かな味わいが広がります。乾杯からオードブル、カルパッチョ、魚料…

フレデリック マニャン モレ サン ドニ ブラン レ ラレ 2017

【醸造】マセラシオンは1日ほど。自然酵母で発酵。マロラクティック発酵後、新樽20%を含む約10ヶ月の樽熟成。オリ引き、極めて軽いフィルター後ボトリング。6,500本生産。(フレデリック・マニャンのコメント≫岩盤が厚く、石の多い区画のためグラン・クリュに…

スイッチ 悪意の実験(潮谷 験)★★☆☆☆ 2/10読了

夏休み、お金がなくて暇を持て余している大学生達に風変わりなアルバイトが持ちかけられた。スポンサーは売れっ子心理コンサルタント。彼は「純粋な悪」を研究課題にしており、アルバイトは実験の協力だという。集まった大学生達のスマホには、自分達とはな…

テルモ ロドリゲス ガスール 2020

リベラデルドゥエロのティントフィノ(テンプラニーリョ)は男性的でパワフル。スタンダードのガスールはシンプルにステンレル熟成。エチケットはブドウの生産者の指紋で、このワインの味を保証しますという意味が込められている。 夕飯はトマトソースペンネ…

カサルファルネート フォンテヴェッキア ヴェルディッキオ デイ カステッリ ディ イエジ クラシコ スペリオーレ

収獲は9月上旬。フレッシュさを最も大切にするために収穫の2時間後にはタンクに入れます。麦色に染まり豊かなライムを思わせるアロマが長く続き、白い花と夏の果実の味わいが感じられます。『ルカマローニ』で高得点を獲得し続ける「凄すぎる旨安ヴェルディ…

falo+(ピュウファロ)

1月16日にオープンしたfalo+をようやく初訪問。虎ノ門ヒルズ駅で降りるのも初めてだし、虎ノ門ヒルズステーションタワーももちろん初めて。一通り見て回ったけど、シャレオツなお店がいっぱいでしたな。 17時過ぎに店に向かって通路を歩いていたら、表に江口…

鈴本演芸場 上席昼の部

久しぶりに鈴本演芸場へ。この日は節分だったので、豆まきがあるとサイトで予告されていた。12時10分頃にチケットを買って入場すると、前のほうが大体埋まっており、後方の真ん中あたりに座った。 初めて聴く噺家さんが多くて、年配の人が多かったかな。三遊…

ドメーヌ デドワード ブルゴーニュ コート ドーセール ピノノワール 2019

オセール地方、19年は春の霜害と夏の猛暑の年でした。ピノノワールを70%全房・30%は除梗し、セメントタンクでスミマセラシオンカルボニック後プレス、発酵と熟成を行いました。濃いブラックガーネット色、薄いディスク、カシスやブラックチェリー、火打石…