2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

おらおらでひとりいぐも(若竹千佐子)★★☆☆☆ 2/26読了

24歳の秋、故郷を飛び出した桃子さん。住み込みのバイト、周造との出会いと結婚、2児を必死に育てた日々、そして夫の突然の死―。70代、いまや独り茶を啜る桃子さんに、突然ふるさとの懐かしい言葉で、内なる声たちがジャズセッションのように湧いてくる。お…

料理や、小料理や(ディナー)

ブルータスで見て、いつか行きたいと思っていたお店。中目黒駅から徒歩15分くらい。遠いといえば遠いけど、覚悟していたので、それほど遠く感じなかった。17時の開店直後に入店。一番乗りだった。カウンターの左端に案内された。一階はカウンターで、2階に…

テアトロコントspecial コントライブ『夜衝2』

作・演出:蓮見翔(ダウ90000) 企画:玉田真也(玉田企画)、神谷圭介(テニスコート) 出演:伊藤修子、溜口佑太朗(ラブレターズ)、森本華(ロロ)、忽那文香(ダウ90000)、中島百依子(ダウ90000)、神谷圭介(テニスコート)、玉田真也(玉田企画)、…

サキ短編集(サキ)★★★☆☆ 2/25読了

O・ヘンリ最大のライバル!残酷、非情、ユーモア、ペーソス、諷刺、 かなりブラックな短編が好きなあなたへ――。思わず唸る、救いのないどんでん返し21連発。ビルマで生れ、幼時に母と死別して故国イギリスの厳格な伯母の手で育てられたサキ。豊かな海外旅行の…

短歌のガチャポン(穂村弘)★★★☆☆ 2/25読了

現代短歌のフロントランナー穂村弘が腕によりをかけて選んだ、明治から現在までの短歌100首。うつくしい短歌、不思議な短歌、へんな短歌、おかしな短歌、不気味な短歌、かなしい短歌……。好きなところからひとつずつ取り出して、なんでもありのマジカルな短歌…

アン・ブラン・リーブル(コラン・アレックス)ア・ロンブル・デュ・レザン 2020

醸造はル・レザン・エ・ランジュのメトードを踏襲し、亜硫酸無添加、石油化学由来の製品を醸造段階で使用せず、瓶詰めまでを行う。ワイナリー名のアン・ブラン・リーブル(自由な藁)には、農民とは藁のようにしなやかで、曲がることはあっても折れはせず、…

ドメーヌ・グロス クレマン・ブリュット 2019

2018年はアルザス全体的に収量が多く、6,7,8月と高温な日が続いたため、酸の落ちが早く、収穫タイミングがとても難しい年となった。その反面、フェノールが良く熟した、健全な葡萄を得ることができ、無添加でワインを醸すのに好条件が整った年。2018年ヴィン…

クォーサ・ワインズ オレンジ・ワイン・ドリンカー 2021

オーナーであるエチェヴェリア家は19世紀前半にスペインより入植した家系で、ワイナリーの歴史は1930年にモンペリエから来たロジェール・ピッフル・ド・ヴォーバンがモリナに初めてワイナリーを設立したことで始まる。ロジェールの娘アドリアーナとエチェヴ…

Ultimate Edition(阿部和重)★★★☆☆ 2/20読了

新時代の文学の旗手到来として世間を震撼させた『インディヴィジュアル・プロジェクション』から25年。 壮大な神町サーガを完結させ、約10年ぶりに刊行する短編集は、興奮必至の名作揃い。 ”はじめての阿部和重”、そして”これからの阿部和重”がここにある。 …

エステザルグ協同組合 レ・グランド・ヴィーニュ・ブラン 2020

レ グランド ヴィーニュは、生産者ごとに瓶詰めされるこの協同組合にあって例外的にブレンドされたワインで、これは各農家の最高の区画で栽培されたブドウ、あるいは古い樹齢からのブドウを選別して造られたものであり、その目的は「エステザルグ」の認知度…

セイエル・ノウ・メス エスノウ・ネグレ 2020

色はやや透き通ったルビー色。品種からは想像できない驚きの軽さ!黒系ベリーの熟したニュアンスにハーブの清涼感、ほのかにスパイシーなのもGOOD!タンニンは極柔らか、常温でも少し冷やしてもどちらも美味しい!除梗、軽く破砕し、ステンレスタンクで 10 日間…

連鎖

食品会社の社長・篠原の遺体が高速道路の非常駐車帯で見つかった。手形が不渡りになり、自殺の恐れがあると、妻からの捜索願を受理していた大阪・京橋署の上坂と礒野は、自殺とみて捜査を始める。篠原をめぐる人間関係、巨額の保険金、そして手形の行方……絡…

クォーサ・ワインズ ペットナット・ミャオ 2021

オーナーであるエチェヴェリア家は19世紀前半にスペインより入植した家系で、ワイナリーの歴史は1930年にモンペリエから来たロジェール・ピッフル・ド・ヴォーバンがモリナに初めてワイナリーを設立したことで始まる。ロジェールの娘アドリアーナとエチェヴ…

チレッリ ヴィーノ ロッソ アンフォラ 15+16+17

収穫後、徐梗しアンフォラに投入。野性酵母発酵開始。強いタンニンの抽出を防ぐため、果皮は優しく果汁に投入。マセラシオンは10日間程度。果皮はワインから分けられソフトプレス。そのままアンフォラで熟成。2018年7月のボトリング直前にアッサンブラージュ…

レ・ヴィーニュ・エルベル ランシャントゥール・ブラン・ドゥミ・セック 2016

1920年植樹のシュナン・ブラン。特に条件が良く、熟度の高い葡萄が収穫できた年にのみ造られるキュヴェ。ステンレスタンクで発酵。野生酵母のみ。その他の白ワインと同じく温度管理せずに発酵。発酵が自然と止まり、糖度が9g以上残った場合に造られる。アル…

なんとかしなくちゃ。 青雲編(恩田陸)★★★☆☆ 2/5読了

「これは、梯結子の問題解決及びその調達人生の記録である。」 大阪で代々続く海産物問屋の息子を父に、東京の老舗和菓子屋の娘を母に持つ、梯結子。幼少の頃から「おもろい子やなー。才能あるなー。なんの才能かまだよう分からんけど」と父に言われ、「商売…

レ・ジャルダン・ド・テゼィ ソーヴィニヨン・ブラン“ジャルダン・ド・ラ・キャバン”(サンスフル) 2018

長めに熟成して飲み頃を待った上位キュヴェ! ビオディナミのパイオニアとして知られた存在だったブリュノ・アリオンによって 20年以上ビオディナミを守り抜かれた畑を引き継いだのが、ポール・アンドレ・リスと彼の奥様♪ 18年はとても暑い年。砂質土壌で育…

ラ ストッパ エミリア ロッソ バルベーラ カンポロマーノ 2011

『造り手の個性よりも前に、この土地そのものの個性をワインに反映させたいの』ラ・ストッパのオーナー、エレナ・パンタレオーニ女史は優しく、しかし情熱的に語りかける。『どういうワインを造るかなんておかしい。土地の個性を最大限に反映させた結果、出…

健康診断

前回同様新しい場所での健康診断。今年も空いていた。同じ時間帯にあまり沢山入れないようにしているのかもしれない。 今回は聴力検査が随分簡素化されており、最後のコーヒーは自分でマシンで淹れる方式になっていた。 検査自体は滞りなく終わったのだが、…