2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「折々のうた」最終回

詩人の大岡信さん(76)による本紙1面の連載「折々のうた」が31日、最終回を迎える。朝日新聞創刊100周年企画として始まったのが、1979年1月25日。古今の詩歌を縦横に取り上げ、足かけ29年に及んだ長期連載の終了に、「毎朝一番に読む記事…

ラッパ屋第33回公演 妻の家族 紀伊国屋ホール

脚本・演出:鈴木聡 出演:木村靖司/おかやまはじめ/福本伸一/弘中麻紀/岩橋道子/三鴨絵里子/俵木藤汰/大草理乙子/宇納佑/熊川隆一/岩本淳/中野順一朗 ラッパ屋の芝居を観るのは久し振り。ラッパ屋のサイトの上演記録を見てみると、1997年の第25回公演『エア…

シャトー・ド・フォンベル 1996

グラスに注ぐと、まずその色調に驚かされます。熟成によってレンガ色を帯びてはいますが、充分に色が濃いのです。早飲みタイプの赤ワインを熟成させた場合は色が薄くなってしまい、色と同じように味わいも衰えてしまうのですが、きっと皆さんもこの色を見た…

観たい映画備忘録(3/30版)

4月、5月は観たい映画が目白押し。しかも大作が多い。 『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(上映時間:105分)公開中 ミネソタ州セントポールのフィッツジェラルド劇場で、長年親しまれてきたラジオショウ「プレイリー・ホーム・コンパニオン」の、最後の…

ヴーヴ・クリコ・ローズラベル NV (ロゼ)

1772年創業のシャンパーニュ・メゾン、ヴーヴ・クリコは、数あるシャンパーニュ・メゾンの中で、1775年に最初にロゼ・シャンパーニュを販売した歴史のあるメゾンであり、ロゼにおいては伝統ある先駆者です。 ヴィンテージ・シャンパーニュのロゼであ…

iittala(イッタラ)/Teema のマグカップ(250ml)

ブルボンキーホルダーを扱っているサイトを見ていた時に一目惚れしたマグカップ。私は何も知らなかったのだが、フィンランドのイッタラというブランドのティーマというシリーズのマグカップらしい。デザイナーの名前はカイ・フランク。 森と泉の国、フィンラ…

ニュータウン入口

宮沢章夫の新作『ニュータウン入口』のチケットがようやく届いた。チケットといっても引換券である。4月に「リーディング公演」があって、6月に「準備公演」があって、9月にようやく本公演である。まだ戯曲も出来ていない9月の公演のチケットを今から買…

卒園式

9時半までに集合で9時45分開始だが、珍しく早めに行って門のところで写真を撮っていると、中から業者のカメラマンも出てきて、そのカメラマンにも撮ってもらった。業者カメラマンには門のところでの家族写真、証書を受け取る子どもの写真、全体集合写真の…

舞台裏おもて―歌舞伎・文楽・能・狂言 ★★★★☆ 3/24読了

タイトルの通り、歌舞伎・文楽・能・狂言の舞台裏を見せてくれる本である。小さな正方形に近い版型にカラー写真が満載で、なんだか宝箱のような本である。 ただ舞台裏の写真を掲載しているだけではなく、それぞれ成立の歴史なども紹介してくれているので、こ…

悪党芭蕉(嵐山 光三郎)★☆☆☆☆ 3/24読了

「俳聖」という名の商品と化した芭蕉。しかし、その弟子は裏切り者あり、斬殺犯あり、流罪者ありの危険人物ばかり。しかも句作には危険な秘密がこめられ…。神格化され「宗教」となった芭蕉の真実の姿を描く、画期的芭蕉論。 芭蕉は「俳聖」なんかじゃなくて…

キリン・ザ・ゴールド

【コンセプト】 キリンが100年の技術を結集して次の100年のために完成させた、“隠し苦味”で飲み飽きないピルスナービールの傑作 【味覚】 麦芽のうまみとおいしい苦味が調和した、“隠し苦味”で次の1杯もおいしく飲めるオールモルトビール 【隠し苦味…

egbridge Universal 2

他社に先駆けて最新のIntelプロセッサ搭載Macにも対応したegbridge Universalが、新機能「スマート予測変換」、「ユニバーサル候補ウインドウ」「最新電子辞典」などを搭載してバージョンアップ。 少し前にバージョンアップのお知らせが手紙で来ており、どう…

クロード・デュガ・ジュヴレ・シャンベルタン 2003

1977年に父、モーリスの跡を継ぎ、このドメーヌでワイン造りを始めたクロードは、デュガ家の5代目にあたる。 ドメーヌはジュブレ・シャンベルタン村の高台に位置している。「ル・セリエ・デ・ディム」と呼ばれるその建物は、13世紀に建てられたもので…

ハゲタカ終了

非常に濃密な6回の放映だった。完全にハマってました。配役も豪華だったねえ。「華麗なる一族」に出てない有名な人が軒並み出ていたような感じだったな。でも何といっても大森南朋が良かった。彼を抜擢した人はエライ。一般的にはそれほど有名ではなかった…

ルイ・ラトゥール・グラン・アルデッシュ・シャルドネ 2003

ボーヌに本拠を置く、ブルゴーニュを代表するネゴシアンのひとつ。ネゴシアンとしては1797年の創立である。シャブリ、コート・ド・ボーヌ、コート・シャロネーズ、ボージョレーなど、ブルゴーニュ全域においてワイン造りを行っている。ドメーヌとしての…

わたしたちに許された特別な時間の終わり(岡田利規)★★★☆☆ 3/21読了

「チェルフィッチュ」を主宰する岡田利規の初めての小説集である。戯曲を小説化した「三月の5日間」とオリジナル小説「わたしの場所の複数」の2編が収録されている。 「チェルフィッチュ」の芝居といえば、何といってもあの役者の不思議な動きである。喋り…

ワインの自由(堀 賢一)★★★☆☆ 3/21読了

同じ著者の『ワインの個性』の方を最近知り、その本の前にこの『ワインの自由』を書いていたことも知ったので、先に『ワインの自由』を読むことにした。著者は冒頭でこう書いている。 「自由」とは、他から影響、拘束、支配などを受けずに、自らの意思や本性…

渡辺竜王vsボナンザ

風邪気味のため出掛けなかったので、渡辺竜王vsボナンザの一戦をリアルタイムで見ていた。ボナンザの四間飛車穴熊に対し、渡辺竜王も居飛車穴熊に組み、相穴熊となった。67手目の▲4四歩の突き捨てはなかなか強いと思わせたが、71手目の▲6四歩は緩手だった…

サン・ペレイ レ・シャン・リーブル

ローヌ・自然派の大御所「ダール・エ・リボ」のルネ・ジャンダール氏が造るサン・ペレイ・スパークリング。ブドウ品種マルサンヌ100%、シャンパーニュ方式で瓶内二次発酵は二年間という本格派。香りは軽い柑橘系主体で薄っすらと酵母の香りも。全体に上…

ララピポ(奥田英朗)★★★☆☆ 3/17読了

対人恐怖症のフリーライター、杉山博(32歳)。NO!と言えないカラオケBOX店員、青柳光一(26歳)。AV・風俗専門のスカウトマン、栗野健治 (23歳)。文芸コンプレックスの官能小説家、西郷寺敬次郎(52歳)。専業主婦にして一応AV女優、佐藤良枝(43歳)。デブ専裏DVD…

ONE PIECE ワンピース エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち ★★★☆☆ 109シネマズMM横浜

グランドラインをアラバスタ王国に向かって突き進む、ゴーイング・メリー号。そこには、アラバスタ王国の王女ビビもいた砂漠の国といわれるアラバスタは、悪の秘密組結社の暗躍により崩壊の危機に直面。王女ビビは組織の正体を暴くため、2年前に国を出たが、…

夜中に犬に起こった奇妙な事件(マーク・ハッドン)★★★☆☆ 3/15読了

数学や物理では天才なのに、他人とうまくつきあえない自閉症の少年クリストファー。ある夜、近所の飼い犬が殺された。彼は探偵となって犯人を捜しながら、事細かに記録を取る。やがて驚くべき事実が明らかになり・・・事件を通して成長していく少年の心を描…

HOME (Mr. Children)

例によって、妻のリクエストで買ったわけだが、このアルバムはいいね。肩の力が抜けていて。特に、「彩り」がいい。 なんてことのない作業が この世界を回り回って 何処の誰かも知らない人の笑い声を作ってゆく そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える …

ロベール・グロフィエ・ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2003

【店長のコメント】凄いです。。(感涙)03年のブルゴーニュは猛暑で酸が足りない、甘すぎてニューワールドみたいでダメだ!なんて辛口の愛好家の方にはきっと、衝撃的な味わいとなるでしょう!!まさに「ブルゴーニュの逆襲」流石は、『ピノ・ノワール最…

アンリ・ジロー・アイ・グランクリュ・フランソワ・エマール [NV]

フランソワ・エマールはグラン・クリュ畑からの葡萄のみで造られるため、年間生産本数は、2〜3000本のみとなります。 フランソワ・エマールとは、ジロー家とエマール家の婚姻によって誕生したアンリ・ジローの初代の名前で、彼等のシャンパーニュの中で…

1ポンドの福音(高橋留美子)★★★★☆

ひと月ほど前に朝日新聞のマンガの広告の欄に「『1ポンドの福音』20年の歳月を経て完結」という文章を見つけた。大学生の頃、弟が持っていた単行本を借りて読み、非常に面白かったのを覚えている。そこで4巻が発売になる前に3巻までをヤフオクにて入手し…

三度目のホテル河鹿荘(その2)

ひと風呂浴びてから朝食。普段朝はトーストなので、純和風の朝食が嬉しい。おかずが多いので、ご飯を何度もお代わりしてしまう。食べ終わってからまた風呂へ。朝風呂は気持ちいいねえ。 過去2回とも彫刻の森美術館に行っているので、今回は行かない予定だっ…

J.ラサール・プレフェランス・ブリュット [NV]

このシャンパンハウスは、年間生産量がたった25000本の小さなシャンパンハウスです。全体の生産量の内の7割もを昔からの個人顧客に販売しており、通常の流通量は大変少なく、入手する事が困難なシャンパーニュです。このシャンパンハウスが持っている…

カラスのジョンソン(明川哲也)★★★★☆ 3/7読了

朝日新聞における悩み相談室の名(迷?)回答者といえば中島らもだったが、中島らも亡き後は何といっても明川哲也だろう。人によっては「ドリアン助川」の方が通りがいいかもしれない。そのドリアン助川、もとい明川哲也の小説である。 主人公はカラスのジョ…

ルフレーヴ・ピュリニー・モンラッシェ・1級・クラヴォワイヨン1999

クラヴォワイヨンは、鋼のように固いミネラルを持つピュリニー1級畑の中でも、柔らかくふっくらした果実味と熟成の進みが早いことが特徴。そこに1999年の長所が加わったおかげで、今すぐでも美味しくお召し上がりいただけます。 ノワゼットの香ばしい風味と…