宮沢章夫の新作『ニュータウン入口』のチケットがようやく届いた。チケットといっても引換券である。4月に「リーディング公演」があって、6月に「準備公演」があって、9月にようやく本公演である。まだ戯曲も出来ていない9月の公演のチケットを今から買うのもどうかと思ったが、観たいことには変わりないので、気が早いとは思いながら買ってしまった。こんなに早く買うんだから、いい席にしてくれるんだと思いたい。チケットには宮沢章夫がヤフオクで落札したとおぼしき黒曜石の写真が配されていた。
出演者は下記の通り。
斎藤庸介、佐藤拓道、鎮西猛、鄭亜美、時田光洋、南波典子、二反田幸平、橋本和加子、三科喜代、山縣太一、杉浦千鶴子
上村聡 田中夢 (以上、遊園地再生事業団メンバー)
若松武史 (本公演のみ出演)
宮沢章夫の「富士日記2」では、いま山縣太一が話題になっている。
それから、すべての稽古スケジュールが大丈夫だと言っていたチェルフィッチュの山縣太一が、スケジュールがやっぱり厳しいといまさら言ってきたときには、一瞬、こいつ降ろそうかなと思ったが、まあ、ろくでなしだと思えば、それもしょうがないとあきらめるしかない。なにしろ最初は、本番の日に稽古があるから来られないとでたらめなことを言っていたらしい。そのでたらめさに、ある意味、感心した。そのでたらめさが太一の持ち味だ。
チェルフィッチュの山縣太一が宮沢章夫の芝居でどんな動きを見せてくれるのか楽しみだ。