チェルフィッチュ「わたしたちは無傷な別人であるのか?」

2008年3月に行われた「フリータイム」以来、約2年振りのチェルフィッチュ新作公演が開催決定! 横浜STスポットと横浜美術館にて約3週間にわたる初のロングラン公演を行います。是非ご期待ください。


チェルフィッチュ
「わたしたちは無傷な別人であるのか?」


作・演出:岡田利規
出演:山縣太一 松村翔子 安藤真理 青柳いづみ 他


二〇〇九年八月三十日日曜日や、その前日の土曜日の夜が、この新しい作品の舞台です。
たとえばわたしたちの時代の気分が不安に満ちたものであることに思いを馳せるとき、そうした不安を共有していない人たちもいるかもしれない(というか確実にいるんだけど)ということを、できるだけ絶えず心に留めておくこと。そして、わたしたちが感じる不安を共有していないのは、一体誰なのか? ということにも同じくらい思いを馳せてみる。たとえばあなただって、そうなのかもしれない。つまり、すべてのわたしたちがそうである可能性があるのだ。
今回は、上演のフォームをできるだけ固定しないまま、最後までいきたい。上演とは、そもそも毎晩異なるものだけれど、本来あらゆる上演に当てはまるはずのその真実は、得てして上演を行うこちら側みずからが、おざなりにしてしまいがちなことでもある。そうではなく、そのことをむしろ露わにしてしまえたらいいのだけど。
岡田利規

MONOに引き続き、チェルフィッチュのチケットも取った。普段の観劇は土曜日にするんだけど、横浜STスポットは会社から近いので、あえて平日にした。
きっとまた、芝居なのか、役者の問わず語りなのか、よく分からないような不思議な舞台になるんだろうな。