2007-01-01から1年間の記事一覧

玉ねぎフライパン作戦(椎名誠)★★★☆☆  12/31読了

妻が家を空けた夜、ナイターを見ながら缶ビール。さて、ツマミは何にしよう? というわけで、フライパンと玉ネギの登場。勘とイキオイだけが頼りの、「男の料理」のはじまり! 『夕刊フジ』連載の男の料理エッセイ。 椎名誠が世界のあちこちに行って食べた料…

エグリ・ウーリエ NV エクストラ・ブリュットV.P.

『長く熟成した』と、名づけられたこのキュベは、ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%で、1998年から1995年ものをブレンド、70ヶ月間、澱と接触させ、ようやくリリースされた、ウーリエ渾身の1本! 去年の大晦日は、エグリ・ウーリエ・ブリュ…

総括

まずは本から。今年は小説と小説以外で分けた。<小説> 1位:少年時代(上)(ロバート・マキャモン)★★★★☆ 8/23読了 少年時代(下)(ロバート・マキャモン)★★★★★ 9/1読了 2位:悪果(黒川博行)★★★★☆ 11/10 読了 3位:夜の記憶(トマス・H・クック)…

屋上の人屋上の鳥(花山周子)★★★☆☆ 12/30読了

きっかけは朝日の夕刊の記事だった。 美大で油絵を専攻した。画家志望だが、たまに装丁を請け負うくらいで名乗るにふさわしいほど、その方面の仕事はこない。歌人の肩書が先行した。 (中略) 短歌を作り始めた19歳から現在に至る860首を収録。読後のシュー…

大掃除

去年の日記を読むと、妻が試合放棄したと書いてあったが、今年は専業主婦になっているので大丈夫だった。窓を拭いたり、カーテンを洗濯したりは既にやってくれていたので、今日は電気の笠を中心に。その後、私はトイレと玄関と風呂の掃除。風呂は全体にカビ…

テースト・オブ・苦虫 5 おそれずにたちむかえ(町田康)★★★☆☆ 12/28読了

俺を叱るな! 否定すな! 「やってみたら百難千苦だったよ」「典型的なB君」ほか多くのエッセイを収録。文筆の荒法師町田の叫び第5弾! 『ヨミウリウィークリー』連載を単行本化。 最初の一編の冒頭に「唐突で申し訳ないがやはりマンネリというものはよろ…

仕事納め

半月ほど前までかなーりヒマだったのだが、やはり年末は駆け込みの依頼が多くバタバタしてきた。というわけで、結局今年も大掃除はできなかった(不要な書類をいくらか処分したのみ)。社内で行われたショボイ納会にちょこっと参加してサクッと帰った。帰り…

モンムソー・エトワール NV ブリュット

タカムラで買った6本セットのうちの1本。なんでもタカムラ独占輸入の品らしい。色と泡立ちはまずまずなのだが、口に含むと発泡性が強い。安いスパークリングって大体そうなんだよな。最初のうちはあまり味がしなかったのだが、飲んでいるうちにそれなりに…

ユドロ・バイエ

ようやくユドロ・バイエのシャンボール・ミュジニー・ヴィエイユ・ヴィーニュ[2005]を買えた。今まで、色々なお店で売り出されていたのだが、いつも争奪戦に負けてしまい買えなかったのだ。タカムラで買ったのだが、タカムラでも既にシャンボール・ミュジニ…

眠りのともだち

イキウメ2008年の第一弾は、「眠りのともだち」。 赤坂レッドシアターにて、2月27日から開幕いたします。 眠りのともだち 夢と現(うつつ)を渡り歩く、ちょっと怖くて不思議な物語。 作・演出は前川知大 出演は 浜田信也、盛 隆二、森下 創、緒方健児、宇井…

最期の言葉(ヘンリー・スレッサー)★★★☆☆ 12/22読了

初めての奇妙な味、懐かしの奇妙な味・・。短編ミステリの名手スレッサーによる、初邦訳の怪盗ルビイものを含む21編を収録する。未訳の傑作を発掘するシリーズ。 ヘンリー・スレッサーと言えば「短編ミステリの名手」。EQ愛読時代にも何編か読んでいるは…

大学選手権準々決勝 テレビ観戦

ラグビーの全国大学選手権第2日は23日、東京・秩父宮ラグビー場などで準々決勝を行い、前回準優勝の早大のほか、明大、慶大、帝京大がベスト4に進んだ。 明大は9大会ぶり、慶大は6大会ぶりの準決勝進出で、関東の対抗戦グループが4強を占めるのは33…

クリスマス・ディナー

去年と全く同じパターン。24日ではなく23日に行い、オードブルはPECKのもので、「ディアボラチキン」を買い足したのも同じ。PECKのオードブルは内容が普段扱っているものと同じなのがちょっと物足りない。クリスマス用のものを1,2種類入れてくれるといい…

ドンペリニヨン・ヴィンテージ 1999

安い時に買って、クリスマス用にとっておいた。ドンペリを飲むのは初めてである。飲み干した時に、フッと消えるような感じがして、でも舌には余韻が残っている。この感覚は独特だった。ただ、やはりクリュッグには及ばない。クリュッグほどの厚みはないんだ…

「死なないぞダイエット」経過報告(その2)

今日で開始から2ヶ月経過。開始当初から比べると3.3kg減、1ヶ月前から比べると1.05kg減となった。さすがに減り幅は少なくなってきたが、2ヶ月で3.3kg減はまずまずだな。きつくなってきたなと思っていたズボンも普通に穿けるようになった。 食事の量は前月…

トップリーグ 第8節 三洋電機vsサントリー 太田市運動公園陸上競技場 テレビ観戦

前半は開始10分の間に三洋があっさり2トライを取ってリードを奪った。これは三洋ペースかなと思ったが、スクラムで優位に立つサントリーが徐々にペースをつかんできた。14分のPGと36分の小野澤のトライ&コンバージョンで反撃し、前半は三洋の14-10で折り…

トップリーグ 第8節 東芝vs神戸製鋼 味の素スタジアム テレビ観戦

神戸製鋼は森田が先発SOだったので、またハイパント攻撃してくることが予想された。予想通りハイパントを蹴ってきたのだが、サントリー戦よりも精度が上がっている。これに苦しめられたのだが、30分過ぎまでは、3-5と食い下がっていた。そこに至るまでに森…

立川談春 まっくら落語会 赤坂区民センターホール

会場入りする前に食事をしていたのだが、遅くなってしまい、泡食って駆け込んだ。会の性質上、途中入場はできないからね。まだ始まっていないのに会場は薄暗い。席は後ろの方だったが、どうせ真っ暗にしてしまうのだから関係ない。 <一席目:死神> マクラ…

赤朽葉家の伝説(桜庭一樹)★★★☆☆ 12/18読了

「山の民」に置き去られた赤ん坊。この子は村の若夫婦に引き取られ、のちには製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれて輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――千里眼の祖母、漫画家の母、そ…

ウラノス

こどもの城 青山円形劇場とネルケプランニングが多くのスタッフと共にその情熱とノウハウを結集した新演劇プロデュースシリーズ「青山円劇カウンシル」。 毎回、新進気鋭の脚本家、演出家と組んで円劇(青山円形劇場×演劇)をプロデュース。 豊かな創造性が…

大学選手権1回戦 同志社大学vs筑波大学 花園ラグビー場 テレビ観戦

両校とも力の入った実に見ごたえのある試合だった。フォワードは同志社の方が強いのだが、ラインアウトは筑波の方が高い。そしてどちらもディフェンスがいい。プレーがなかなか途切れずに、攻めも攻めたり、守るも守ったりといった攻防が続くので見ていて非…

トップリーグ 第7節 東芝vs三洋電機 栃木県グリーンスタジアム テレビ観戦

完敗だった。グウの音も出ないね。廣瀬と吉田大樹が出ていれば完封は免れていたかもしれないが、勝敗には影響なかっただろう。それぐらい実力に差があった。 ポイントは「接点」。そこのみだった。接点で三洋は東芝を圧倒した。ターンオーバーが東芝3に対し…

トップリーグ 第7節 神戸製鋼vsサントリー ホームズスタジアム神戸 テレビ観戦

神戸は森田を先発させて、森田のハイパントにジョエル・ウィルソンを突っ込ませる作戦。これはなかなか面白い作戦で、一定の成果を挙げていたのだが、キックをチャージされたりして、ミスから失点してしまったのは痛かった。後半開始早々にニコラスのオフロ…

メオ・カミュゼ・ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・クロ・サン・フェリベール 2004

メオが単独所有する畑で、ムルソークラスを思わせる上等な酒質を持ち、飲み手を驚かせています。 華やかな柑橘系フルーツ、青リンゴ、洋梨、白い花の香りに、ミネラル分がとても豊富。重厚な、厚みのある果実味に、旨みのエキスがしっかりと溶け込んでいて、…

渡辺竜王4連覇

将棋界の最高位を争う第20期竜王戦(読売新聞社主催)、渡辺明竜王(23)と挑戦者・佐藤康光二冠(38)の七番勝負第6局は12日から静岡県伊豆市の「玉樟園新井」で行われていたが、13日午後7時28分、渡辺が135手で勝ち、4勝2敗で防衛、竜…

「好きを貫く」に関して

珍しくいつまでも拘っているが、『ウェブ時代をゆく』を読んで以来、「好きなことを貫いてそれを職業にできればこれほど幸せなことはない」という「好きを貫く」至上主義みたいな考え方がどうにも気持ち悪くて仕方がないのだ。もちろん、そういう考え方も悪…

カシャ・オキダン・ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2005

あのルロワに葡萄を販売!! 01、02、03と多くのブルゴーニュ愛飲家の皆様を感動の渦に巻き込んでしまったカシャ・オキダン。80年代後半まで、ルロワ社の契約栽培農家で、多い年には、ルロワ社が買い付ける量の大半を占める葡萄を樽売りしていたドメー…

翻訳文学ブックカフェ2(新元良一)★★★☆☆ 12/11読了

第2弾ということで面白さは安定している。何人かは前作に引き続いての登板だが、私が楽しみにしていたのは堀江敏幸と沼野充義。期待通り、この二人の話は興味深かった。 まず認識すべきなのは、ロシア・東欧だけに限ったことじゃなくて、東南アジアやアフリ…

棋神(中野英伴写真・大崎善生文)★★★★★ 12/9読了

表紙に続いて冒頭は羽生だ。現在の羽生そして若かりし頃の羽生。様々な表情を見せている。特に印象深いのは、屏風を背にして一人で写っている一葉だ。相手は席を外しているみえ、写真の中には羽生しかいない。大きな窓の外には広い庭が広がっている。羽生は…

火宅か修羅か

1995年第39回岸田國士戯曲賞を受賞した平田オリザが、 同年5月に富山県利賀村とこまばアゴラ劇場で初演した受賞第一作。 檀一雄の『火宅の人』に着想を得て書かれた家族のものがたりが、 いま新たなキャスティングにより12年振りの再演。 山村崇子 志賀廣太…