トップリーグ 第8節 三洋電機vsサントリー 太田市運動公園陸上競技場 テレビ観戦

前半は開始10分の間に三洋があっさり2トライを取ってリードを奪った。これは三洋ペースかなと思ったが、スクラムで優位に立つサントリーが徐々にペースをつかんできた。14分のPGと36分の小野澤のトライ&コンバージョンで反撃し、前半は三洋の14-10で折り返した。最近強風の試合が多かったが、この試合はほとんど風はなかった。
後半先手を取ったのはサントリーで、13分に有賀が中央にトライして逆転。コンバージョンも決まって、14-17となった。しかし、三洋はそこですぐに取り返したのが大きかった。右サイドの狭いほうで細かいパスをつないでゆき、最後は北川がこの日2本目のトライ。コンバージョンも決まって、21-17と再逆転した。その後もサントリーは結構攻め込むのだが、そこでノッコン等のハンドリングエラーを犯すことが多く、なかなか得点に結びつけられない。29分には北川が相手の無理目のパスをインターセプトして3本目のトライ。サントリーも34分に小野澤のトライとゴールで28-24と詰め寄ったが、最後の最後で三洋がスクラムで圧力をかけ、オープンに回して最後は北川の4本目のトライでとどめを刺した。
三洋はスクラムで負けていたが、トニー・ブラウンのキックと北川の決定力が素晴らしかった。サントリースクラムラインアウトというセットプレーで完全に三洋を上回っていたのに、ハンドリングエラーが多くて得点に結びつけられなかったのが痛かった。ただ、負けたとはいえ、それほど実力差はない。マイクロソフトカップで再戦したらどっちが勝つか分からないな。


三洋電機vsサントリー(35-24)