トップリーグ 第8節 東芝vs神戸製鋼 味の素スタジアム テレビ観戦

神戸製鋼は森田が先発SOだったので、またハイパント攻撃してくることが予想された。予想通りハイパントを蹴ってきたのだが、サントリー戦よりも精度が上がっている。これに苦しめられたのだが、30分過ぎまでは、3-5と食い下がっていた。そこに至るまでに森田がPGを2本、コンバージョンを1本外していたのが神戸にとっては痛かった。かなり易しい位置のものも外してたからねえ。前半終了間際にはようやく東芝が攻め込み、かなり苦労したが、最後はモールからホルテンがトライ。吉田がゴールも決めて10-5と逆転して前半を終えた。
後半は8分にオトのトライで15-5(ゴールは失敗)とリードを広げたが、15分に森田のクイックスタートから小笠原に渡ってトライを奪われた。ようやく森田のゴールも決まって15-10。その後の東芝の攻撃で、神戸陣のゴール近くのほぼ正面でペナルティを得た。私はPGを狙うと思ったのだが、そんな考えは弱気だとばかりにフォワードで突進してモールを作ってトライを奪ってみせた。これで東芝はペースをつかんだ。スクラムで圧倒できたのも大きい。着々と加点して一度も逆転されなかった。特に32分の中居のトライは見事だった。22メートルラインでボールをもらうと、バックス並にステップを切ってどんどん進む。最後はモールの起点になると思いきやさらに突進して一人でトライを取りきってしまった。もう勝負は付いていたが、38分の大石のトライにつながるホラのキックパスも見事だった。ピンポイントだったもんなあ。
東芝はやはり廣瀬と吉田が戻ってきたのが大きい。マクラウドの復調も頼もしかった。後半は完全に東芝らしさを取り戻したと言っていいだろう。前節の敗戦のショックを払拭して正月を迎えられるのは大きい。残り5試合も頑張って欲しいね。


東芝vs神戸製鋼(36-17)