日本選手権準決勝

ラグビーの日本選手権第3日は16日、東京・秩父宮ラグビー場などで準決勝を行い、トップリーグ(TL)との2季連続2冠を狙うサントリー神戸製鋼が勝ち、24日の決勝(国立競技場)に進んだ。サントリーは3季連続6度目の、9季ぶり決勝進出の神戸製鋼は10度目の日本一を懸ける。
 サントリーは7−6で折り返した後半にWTB村田のトライなどでパナソニックを突き放し、26−13で勝った。神戸製鋼は前半の3トライで優位に進め、東芝の猛追を31−29で振り切った。

東芝は実にお粗末な試合だった。こんなにひどかったのも珍しいな。前半はとにかく攻めるとミスをするので、全然攻められない。しかもSH大島が「Use it」が掛かっているのにボールを出さずに相手ボールにしてしまう。伊藤は1対1で正面を止められずにトライを取られてしまう。しかも伊藤は後半にもフーリーと1対1になって止められずにトライを取られた。ヒルが退いたあとのイージーなコンバージョンを廣瀬が外したのも痛かった。結果論だが、あれが入っていれば同点だった。吉田朋生とマイケル・リーチがいなかったのも大きかった。ただ、それ以前の問題だな。
パナソニックもやはり田中と堀江がいないのは大きいね。サントリーの壁を崩すのは難しかった。
決勝はフーリーがフル出場できれば神戸にも勝機があるかもしれないね。