2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧
<本の四つ星(順番は読了順)>入門 山頭火(町田康)5/14読了 ナッシング・マン(キャサリン・R・ハワード)5/20読了 おしごとそうだんセンター(ヨシタケシンスケ)6/8読了 ビリー・サマーズ 上下(スティーブン・キング)7/30読了 愚か者の石(河崎秋子…
3つの丘に守られ急斜面に広がる南に開けた円形劇場のような地形のグランクリュ・ヴィネック・シュロスベルグ。 風から守られ日当たりよく穏やかな気候に恵まれて育ったリースリングをプレスし古樽で11ヶ月発酵・熟成。 山吹色。クロワッサンやハニーレモンの…
ヴァレ フレッダのブドウは全てヴァルポリチェッラになり、アマローネには使われないので最良のブドウが使われます。土壌は粘土質に玄武岩と石灰が混じっており、ブドウの収穫は遅く、10月初旬頃。50%はそのまま、50%は自然風で20日間乾燥させて発酵させた後…
手摘み収穫&ダイレクトプレスのロゼで色調は非常に淡いタイプです。辛口で味わい的には爽やかさを重視した白に近いタイプ。10℃~12℃くらいにしっかり冷やしての提供がおすすめです。魚介は勿論、アジア系のエスニックフードにも。 夕飯はグラタンの残りや玉…
デポから歩いてこちらへ。30分くらいかな。いつものカウンター左端へ。 五味・五色・五法のゴボウは「炭火焼き」となっているけど、実際には擂り流し。白菜が美味しかったな。 お造りは鯛とメバチマグロとタコ。お椀はどぶ汁(鮟鱇、豆腐、蕪、蕪菜、西京味噌…
一年振りのデポ。16時半過ぎの入店で先客はカウンター右端に1名。私はカウンター左端へ。その後、しばらくして女性がカウンター中央へ。カウンター右端の男性は外苑前にワインサロンを開いたらしく、外苑前からラグビーの話になって、マスターの佐久間さん…
山田家の4人兄妹は、かつて自分たちに手を上げていた横暴な父の元を離れ暮らしていたが、祖母の認知症をきっかけに、実家に再集合した。 父の過去の暴力について騒ぐ次男。それについて一向に触れようとしない長男。 「家族をやりなおそう」と希望を見せる長…
ボーヌから10キロほど南に向かった、ブリニィ・レ・ボーヌ村にひっそりとあるドメーヌ。 こんな小さな村に、超有名ワインを造るマレシャル夫妻がいるため、もはやブリニィ・レ・ボーヌ村も無名ではなくなっている。テロワールのしっかり感じられる、ピュアな…
「とにかくヘンな小説をお願いします」 そんな型破りな依頼に応えるべく、炒めて煮込んで未知の旨味を引き出した傑作集。 憎き取引先への復讐を計画する「そうだ、デスゲームを作ろう」、集団心理を皮肉った「行列のできるクロワッサン」、第76回日本推理作…
スーヴェランとはフランス語で「至高」の意。アンリオらしいブリオッシュを思わせる品の良い香りと長期熟成による美しくクリーミーな風味。スタンダードとしては異例とも言える贅沢な造りのシャンパーニュです。 クリスマスイブの夕飯は、サーモンとアボカド…
わたしたちは、何をしたのか。 名探偵、五狐焚風。助手、わたし、鳴宮夕暮。 20年ぶりの再開を経て、かつての名探偵と助手は、 過去の推理を検証する旅に出る―― 桜庭一樹の新たな代表作、誕生! 桜庭一樹の本を読むのは2009年の『私の男』以来、15年振り。か…
今回、たまたまクリスマス期間でコースがあったので、コースを予約しておいた。 突き出しは、じゃがいもとクラウティのスープ、炭火で炙ったホタテ。前菜1が、炭火で香りをつけた鰆のレア焼き ラディッキオタルティーボと自家製柿酢。これ美味しかったな。…
面白いと不謹慎の境目を歩きながらドン底へ落ちていく女性芸人の、ポップでアフロなお話。 滑稽で、痛く、愛しい主人公の姿を描いたくによし組の代表作がシアタートラム・ネクストジェネレーションに選出され、個性豊かなキャストとともに、新たに立ちあがり…
アルザスを代表する造り手のひとりが南ローヌで手掛けた赤ワイン。 50%グルナッシュ、40%カリニャン、10%サンソー。樹齢50年以上のグルナッシュを中心に品種毎に収穫し、ステンレスタンクで発酵。品種によるが12~15日間のマセラシオン。マロラクティック…
とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。 体組成計を買うため――ではなく、寿命を効率よく消費するために。 この本は、そんなヒトのオス個体に宿る◯◯目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。 語り手…
今年のシュトーレンはバゲットラビットで購入。オーソドックスな王道系で美味しかった。
自社畑で収穫したブドウを、温度コントロールされた低温のステンレスタンクの中でじっくりと発酵・熟成。 色合いはクリアな金麦色。白桃やネクタリン、アプリコット、パッションフルーツなどを想わせる香り。ハチミツやオレンジマーマレードの香りも奥底に感…
2品種はそれぞれ収穫され、ステンレスタンクで自然醗酵。残糖が規定レベルに達したところでブレンドされ、ボトリング。酸化防止剤を含む添加物は一切不使用。 クリーミーな泡立ちとザクロやピンクグレープフルーツのような甘さとほろ苦さ。 夕飯はヒレカツと…
前代未聞の探偵小説。 誰かが命を落とす前にその事件の謎を解く… 名探偵・除夜一郎の事件簿! 今までにはなかった探偵小説。これこそ唯一無二の吉田篤弘ワールドです。 吉田篤弘らしい、センスのいいファンタジーかと思いきや、割としっかりミステリーになっ…
夏休みが終わる直前、山田が死んだ。飲酒運転の車に轢かれたらしい。山田は勉強が出来て、面白くて、誰にでも優しい、二年E組の人気者だった。二学期初日の教室。悲しみに沈むクラスを元気づけようと担任の花浦が席替えを提案したタイミングで教室のスピーカ…
耳の中に棲む私の最初の友だちは 涙を音符にして、とても親密な演奏をしてくれるのです。 補聴器のセールスマンだった父の骨壺から出てきた四つの耳の骨(カルテット)。 あたたかく、ときに禍々しく、 静かに光を放つようにつづられた珠玉の最新作品集。 小川…
観劇後に前から気になっていたこちらを訪問。コロナ禍以降早い時間から開けているようだ。それに最近になって気付いた。 16:30に入店で、先客は常連らしき1人客のみ。カウンターの左奥に案内された。 泡でスタートして、最初はレバーパテ。それからキッシュ…
作・演出:山内ケンジ 出演:古舘寛治、中島歩、福井夏、岩本えり、笠島智、岡部たかし 『違う惑星の変な恋人』で中島歩を知り、「ふてほど」にも出ていて、いいじゃんと思っていたら、城山羊の会にキャスティングされていた。城山羊の会に合いそうだよなと…
ルビーのような輝きが特徴的。赤いベリーの果実味がタップリ。丸みがありアロマティックなワイン。カリニャンのみ別に醸造。他の品種は全て混醸造。カリニャンはグラップ アンティエールのぶどうをマセラシオン カルボニック、他の品種は除梗あり。コンクリ…
2017年6月に発売した『東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』(GB刊)では 東京にある個性的な書店を130軒紹介し、 ありがたいことにとても好評いただきました。 それから7年ほど経ち、残念ながら閉店してしまった書店もある一方、 小規模ながら個性あふれる…
コロナ禍がはじまり、終息に向かった。 これは目眩? 日常の隣にある別世界。 分別盛りの人々の抱えた困惑と不安を ユーモアと活力あふれる文章で描く四つの日常奇譚集。 コロナ禍を描いたちょっとホラーチックなお伽噺4篇。どれも良かったんだけど、個人的…