2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ファタローネ・テレス 2018

この地で長きにわたって愛情をこめてプリミティーヴォを栽培してきたペトレーラ家のワイナリー。1987年よりファタローネの名のもと、瓶詰めをスタート。 ビオロジックで育てられた美しいプリミティーヴォから、力強さと気品を兼ね備えた素晴らしいワインを造…

レ・ヴァカンツェ・シャルドネ・フリッツァンテ・デル・ヴェネト

[レ・ヴァカンツェ]は、英語に直訳するとバカンス。 イタリアの造り手が、夏のバカンスにゆったりと満喫しながら、 食前に、そしてアンティ・パストそして魚料理とともにこの夏を贅沢に過ごすために造られた絶妙のスパークリングのご紹介です!!。 ヴェネト州…

インタビューズ(堂場瞬一)★★★☆☆ 5/25読了

一気読みできて、何処からでも読める!?文学の新たな手法に挑む問題作!この本は、100人の物語(インタビュー)で繋がる。 平成の30年間、毎年大晦日に渋谷で、通行人の1人にその年に一番印象に残ったことを訊いたインタビュー集、という体のフィクション。そん…

ヴォドピーヴェッツ・ヴィトフスカ・オリージネ 2013

カルソの土着品種ヴィトフスカの可能性を追求するヴォドピーヴェッツ。 1997年からとまだ若い造り手ながら、自然な栽培と人為的な介入を極力排除した醸造によって、ヴィトフスカの、独特の繊細さとしっかりとした芯のある味わいを丁寧に丁寧に引き出していま…

フィリップ・ルクレール・ブルゴーニュ・ルージュ・レ・ボンバトン 2015

伝統的手法と新樽にこだわる頑固なつくり手「フィリップ・ル クレール」!!筋骨隆々のたくましさがあり、濃密で、極度 に凝縮したワインを生み出しておりましたが、近年徐々に 透明感のあるワインに変化しつつあります。 レ・ボン・バトンはシャンボール・…

カステッリ・デル・ドゥーカ・マルヴァジア・セッコ・フリッツァンテ

『テロワールが表現され、果実味のあるフレッシュなタイプでコストパフォーマンスに優れたワイン!』 をコンセプトに立ち上げられた新ブランド[カステッリ・デル・ドゥーカ]は、その3社でピアチェンティーニでのブドウの全生産量の75%を占めているという驚…

ラ・カラブレッタ・ヴィーニェ・ヴェッキエ 2007

エトナで1900年からと長いワイン造りの歴史を持つカラブレッタ。この地伝統の品種を用いて、自然な栽培と伝統的な醸造に取り組んでいます。エトナ各地に優れた畑を持ち、平均樹齢は70~80年にもなります。醸造面でも、温度管理をほとんどせずに醗酵、大樽で…

フェウド・アランチョ・グリッロ・フリッツァンテ

ベルリン・ワイン・トロフィー2014金賞!シチリア島の地ブドウ「グリッロ」から造られるフリッツァンテ(弱発泡ワイン)。白桃やメロンといった華やかなアロマ。細かな泡とミネラル感がマッチして爽やかな味わいです。 京橋ワインのスパークリングワインセッ…

「7日間ブックカバーチャレンジ(延長戦)」17冊目

『切手帖とピンセット 1960年代グラフィック切手蒐集の楽しみ』(加藤郁美)私は子供の頃切手を集めていた。今でも年賀シートだけは「当たれ」と強く念じて、何とか集めている。寺社仏閣や絵画は結構切手を通じて知ったものも多い。最近になって、若冲の実物…

「7日間ブックカバーチャレンジ(延長戦)」16冊目

『三月の5日間[リクリエイテッド版]』(岡田利規)私の趣味に関する本を紹介してきているが、観劇もその1つ。特に小劇場系の芝居をよく観に行っている(チケット代が安いからということもある)。元を辿れば、大学時代の友人に誘われて観に行ったところか…

「7日間ブックカバーチャレンジ(延長戦)」15冊目

『ブルゴーニュワインがわかる』(マット・クレイマー)私がワインにハマったきっかけは映画『モンドヴィーノ』だが、会社の上司と飲みに行った時の話の影響も大きい。なぜその上司と飲みに行ったのかは思い出せないのだが、確か銀座で焼き鳥を食べながらワ…

「7日間ブックカバーチャレンジ(延長戦)」14冊目

『宿澤広朗 運を支配した男』(加藤仁)私がラグビーにハマったのは大学時代、明治大学の吉田義人のトライを見てからだ。以来、30年くらいずっとラグビーを見続けている。大学はもちろん明治ファンで、社会人は東芝府中のファンになった。当時の「ピーからゴ…

「7日間ブックカバーチャレンジ(延長戦)」13冊目

『志ん朝の落語』全6巻(古今亭志ん朝)志ん朝が亡くなってしまったときは愕然とした。あまりにも早すぎた。生で聴けたのは確か2、3回。もっともっと生で聴きたかった。その後、横浜ににぎわい座ができて、色々な噺家の落語を生で聴くようになった。桃月…

巴里マカロンの謎(米澤穂信)★★★☆☆ 5/10読了

「わたしたちはこれから、新しくオープンしたお店に行ってマカロンを食べます」その店のティー&マカロンセットで注文できるマカロンは三種類。しかし小佐内さんの皿には、あるはずのない四つめのマカロンが乗っていた。誰がなぜ四つめのマカロンを置いたのか…

「7日間ブックカバーチャレンジ(延長戦)」12冊目

『るきさん』(高野文子)マンガといえば、こちらも。読み返した回数で言えば、この本が多分一番。とにかく、るきさんの生活が羨ましい。あそこまでシンプルにマイペースに生きられたらいいなと思う。友達のえっちゃんとの関係もいいんだよな。ストレスフル…

オリヴィエ・ジュアン・シャルム・シャンベルタン 2009

■■■リアルワインガイド92~94点■■■ 樽からの試飲。今は香りは閉じ気味。これは持てる要素がとても強いから。しかし複雑な果実と深遠な大地香が漏れ出てくる。口に含むと、ともかく味が集中しまくっており、その味は恐ろしいまでに複雑。 これは凄い。液体は…

「7日間ブックカバーチャレンジ(延長戦)」11冊目

『ピンポン』(松本大洋)ちょっと目先を変えてマンガから。松本大洋もとにかく好きで、『ピンポン』を読んでから、古本も含めて、ほぼ全てを集めた。中でも『ピンポン』の完成度はとにかく凄い。ストーリー的に全く無駄がなく(その割に各コマは遊びに溢れ…

モンテ・ディ・グラツィア・カンパーニャ・ロザート 2017

カンパーニャ州、ソレント半島の南の海岸線=コスタ・ダマルフィの、トラモンティの地で、アルフォンソ・アルピーノが営むワイナリー。 葡萄と同じくらいにレモンの栽培が盛んで、葡萄とレモン両方の支柱に使う栗の木の森が周囲には広がっています。美しい自…

「7日間ブックカバーチャレンジ(延長戦)」10冊目

『新・対局日誌』全8集(河口俊彦)高校、大学時代に将棋部に属していた。大学卒業後も友人たちと旅行に行って将棋を指して、会誌を発行するという遊びをしていたのだが、それも終わってしまってからは指すことは稀になった。ただ、見るのは今でも好きで、…

「7日間ブックカバーチャレンジ(延長戦)」9冊目

『俳句という愉しみ』(小林恭二)私という人間を形成してきた本を紹介してきているが、この本もそのうちの1つ。俳句や短歌を実作はしないのだが、鑑賞するのはとても好きで、そのような本も沢山読んできた。そんな中でも、特に印象深いのがこの本。当代一…

川っぺりムコリッタ(荻上直子)★★★☆☆ 5/6読了

刑務所を出て、誰とも関わらずひっそり生きていくつもりで住み始めた、変わった名前の古びた木造アパート。出会ったのは訳ありな大家と、世の中から落第した隣人たちだった。友達でも家族でもない。でも、孤独ではない。“ひとり”が当たり前になった時代に、…

「7日間ブックカバーチャレンジ(延長戦)」8冊目

『翻訳教室』(柴田元幸)大学卒業後、私は翻訳に関する会社に入った(今もそこにいる)。本当は文芸翻訳をやりたかったのだが、それでは食べていけないと思って会社に入った。だからこの本はとても面白かった。東大文学部の翻訳演習が完全収録されていて、…

ドメーヌ・ジュリアン・メイエー・ファニー・エリザベス ピノ・グリ マセラシオン 2017

ツェルベルグとハイセンシュタイン2区画のアッサンブラージュであるため、長女の名前を2つ冠しました。 ブドウ80%とプレスした果汁20%を醸し発酵、木樽で熟成SO2無添加で仕上げました。 憂いあるアンバーオレンジの外観、スモモや甘栗のほっこりとした香りを…

「7日間ブックカバーチャレンジ」7冊目

『深夜特急』(沢木耕太郎)これを読んだのは、大学4年生の卒業間近。当時は『深夜特急第1便 黄金宮殿』と『深夜特急第2便 ペルシャの風』となっていて、これをあっという間に読んだ後、『深夜特急第3便 飛光よ、飛光よ』が出るまでがとても待ち遠しかった…

デ・ボルトリ・ジャン・ピエール・ロゼ

ニュー・サウス・ウェールズ州のリヴェリナという地域で造られ、気候は暑く乾燥し、降雨は冬に偏る地域。マラムビッジー川からの灌漑により年間通して安定しており、日照量も豊富なことで、健康で品質の高い葡萄が育つ、オーストラリアでも有数の葡萄産地か…

「7日間ブックカバーチャレンジ」6冊目

『羊たちの沈黙』(トマス・ハリス)これを読んだのは大学4年生のとき、就職活動中に渋谷の本屋で買ったと思う。今さら私が説明するまでもない傑作である。それまで、サイコ・サスペンスなんて読んだことがなかったからとても新鮮だったし、何のことやらと…

パラディーソ・ディ・マンフレディ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2009

こちらのブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、28~30度に保たれたセメントタンクにて土着の野生酵母とともに約20日間で発酵。 その後スラヴォニアン・オークの大樽にて48~54か月熟成され造られます。 ナチュラルな製法から生み出された、風味豊かで、爽や…

「7日間ブックカバーチャレンジ」5冊目

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(村上春樹)私の初「村上春樹」は『ノルウェイの森』。読んだのは、調べてみると大学2年生のときだったようだ。それまでは推理小説という所謂「オチ」のある話ばかり読んでいて、「オチ」のない話、つまり…

「7日間ブックカバーチャレンジ」4冊目

『占星術殺人事件』(島田荘司)中学の頃は海外ミステリー一辺倒だったが、高校生になると、日本のミステリーも読むようになった。そんなときに出会ったのがこの本。のちの綾辻行人、有栖川有栖ら新本格派ミステリーの源となったのがこの本だと私は思ってい…

ヴィルボワ・フルニエ バロン・ド・マムール・トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブラン 2017

トゥーレーヌのソーヴィニヨン・ブラン100%ワインは、東エリアのものに比べて柔らかさがあり果実味がたっぷりあるのが特徴。切れ味の鋭い酸はしっかりとありますが、全体のバランス感では『サンセール』等ミネラル感の強いタイプより飲み疲れないスタイルで…