モンテ・ディ・グラツィア・カンパーニャ・ロザート 2017

カンパーニャ州ソレント半島の南の海岸線=コスタ・ダマルフィの、トラモンティの地で、アルフォンソ・アルピーノが営むワイナリー。
葡萄と同じくらいにレモンの栽培が盛んで、葡萄とレモン両方の支柱に使う栗の木の森が周囲には広がっています。美しい自然環境への敬意と、数世紀(!)を生きているブドウ樹を少しでも長く生き長らえさせたいという思いから、ビオロジックでの栽培を選択。トラモンティ周辺にだけ残る土着品種の畑を守っています。
固有の品種の古木と独特の気候風土、昔と変わらない自然で伝統的な手法で生まれるワインは唯一無二の個性を備えています。
この地の土着品種ティントーレとモーショから造られるロザート。葡萄の樹齢は20年から100年を超えるものまで!自然酵母によってステンレスタンクで発酵、熟成。
高樹齢に由来する深いミネラル感ときりっとした酸の美しさに驚かされます。カンパーニャのワイン文化の奥深さを実感させてくれるワイン。

いのししやにて購入。夕飯は昨日の残りのカレーにバゲット、それから色々なサラダなど。カレーに合わせるワインというのは難題だが、これを選んでみた。ロゼにしてはやや濃い目で香りもしっかり目。口に含むと酸とタンニンがすぐに感じられる。飲み始めはこの酸とタンニンが立っているんだけど、だんだんと馴染んできてからはかなり美味しくなってきた。カレーに合うかどうかは別にしてなかなか美味しかった。

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