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松尾スズキプロデュース 東京成人演劇部 vol.1「命、ギガ長ス」@ザ・スズナリ

松尾スズキです。去年芸能生活3 0 周年を迎えました。 魑魅魍魎跋扈する芸能界で、3 0 年、信念をまったく曲げずに生きてこられた。 もしかしたらこれって奇跡なのかもしれない、という、 その勢いのどさくさに紛れて、 劇団を新たに作ってみます。いや、劇…

エダニク@浅草九劇

とある食肉加工センター。ある日、屠室で厳重に管理されているはずの、牛の延髄が紛失。 ここ別屠室の、屠殺用ナイフ研磨室も人の出入りや情報の行き来が慌しくなってきた。 この事件をきっかけに、初対面である取引先新入社員と加工センターの職人二人は、 …

モダンスイマーズ結成20周年記念公演「 ビューティフルワールド 」

純愛。 中年オタクと愛されない主婦の純愛。 セカイの端っこでお互いを必要とし合った二人の純愛。純愛、なのか。生まれてから何をやっても冴えない男がいた。もう40を越えていた。彼女もいない。仕事がデキるわけでもない。友達もいない。家では専らゲーム…

久保と人間「やまいだれにやまいだれ」@サンモールスタジオ

僕の病と君の病を交換しないかい?あの人はいつもそんな風に私を誘ってくる。私には病なんて無いのに。そうか病は気からって云うから気持ちの持ちようによっては可能なのかも知れない。あれ?こんな事を考えてる私はどこかオカシイのかしら!やっぱり交換し…

テアトロコント vol.35@ユーロスペース

1. 男性ブランコ 作・演出:男性ブランコ 演目:『泥棒』 『ライト』 『スライディ』 『パン』 『花』 出演:男性ブランコ(浦井のりひろ・平井まさあき)2. ルシファー吉岡 作・演出:ルシファー吉岡 演目:『男子校』 『千葉綿花ファーム』 『価格設定』 …

企画集団マッチポイント 第2回公演「ヒトハミナ、ヒトナミノ」@駅前劇場

ここは就労継続支援B型事業所「フラットワークハウス」。 支援が必要な人に単純労働を提供することで社会への参加を促している。 ここでの作業は地元農家が生産する黒インゲン豆の胚芽の除去。 一粒一粒、地道に手作業で芽を取っていく。 明日が納品日という…

玉田企画『かえるバード』

短編集を書こうと思います。この文章を書いている時点ではまだタイトルしかちゃんと決まっておりません。しかし、たくさんの温かい方々に、まだ書き始めてもいない物語の感想をいただきました。とても有難いことです。どの方々の感想もそれぞれ素晴らしく、…

あひるなんちゃら「ハルサメ」@駅前劇場

脚本・演出:関村俊介 出演:園田裕樹、石澤美和、上松コナン[暮らし]、澤唯[サマカト]、堀靖明、松木美路子、宮本奈津美[味わい堂々]、ワタナベミノリ[ECHOES]、根津茂尚[あひるなんちゃら]、野村梨々子[あひるなんちゃら] 前々から気になっていた「あひる…

奇想の系譜展@東京都美術館

美術史家・辻惟雄氏(1932~)が、今から半世紀近く前の1970年に著した『奇想の系譜』。そこに紹介されたのは、それまでまとまって書籍や展覧会で紹介されたことがない、因襲の殻を打ち破り意表を突く、自由で斬新な発想で、非日常的な世界に誘われる…

パルコ・プロデュース「世界は一人」@東京芸術劇場プレイハウス

海のそば、かつて炭鉱で栄えたが いまは寂れ切ってシャッター街となった地域に 生まれ育った同級生三人が、 成長し、家族とモメにモメ、 窃盗で捕まったり、自死を計ったり、 上手く立ち回って人生の罠から 逃れたりなどしつつ、東京へ出て成功したり 失敗し…

贅沢貧乏『わかろうとはおもっているけど』@BUKATSUDO HALL

作・演出:山田由梨 出演:島田桃子 山本雅幸 田島ゆみか 大竹このみ 青山祥子“よりよく生きるために、女は男を食べるかもしれない。すいません、いただきます。”最近、人間の男と女について考えている。 人間はいつの間にか動物からかなり遠い存在になって…

はえぎわ「桜のその薗~ミワクの鳥が踊る町の山の川の果ての鈴鳴る滝で一人龍を征す~」@ザ・スズナリ

作・演出 ノゾエ征爾2019年1月31日(木)~2月6日(水) ザ・スズナリ井内ミワク、町田水城、鈴真紀史、滝寛式、竹口龍茶、踊り子あり、 茂手木桜子、中薗菜々子、 川上友里、鳥島明、富川一人、山口航太、ノゾエ征爾 短いエピソードを繋いでいくような芝居で、…

城山羊の会「埋める女」@ザ・スズナリ

昨年の12月の公演「相談者たち」では、「他人の家にあがること」の困難さをくどいほど描いた城山羊の会。今年の春は、誰にも求められていなかったが、初めての再演(「自己紹介読本」)を敢行し、自己紹介されることの怖さを強調した。そんな城山羊の会、この…

ONEOR8「ゼブラ」@東京芸術劇場シアターイースト

「葬式の時、いつも考えることがある。 部屋を囲った白黒の幕が、シマウマを連想させるのだ。 でっかいシマウマの横で自分がお焼香をしていると思ったら、 なんだかおかしくてたまらなくなる。 参列者は皆ゼブラカラーの服を着て、シマウマ様を 崇めているよ…

iaku 「逢いにいくの、雨だけど」@三鷹市芸術文化センター 星のホール

小学生のとき。幼なじみに負わせたケガのせいで、うちの家もあっちの家も、ままならなくなってしまった。あの事故で何もかもが歪んでしまった。あんなにひどいことになるなんて。あれから長い月日が経ち。あの子は、あの人はどうしているだろう。ときに振り…

文芸フェス2018 秋の陣 第五夜:岸本佐知子トークショー「佐知子の部屋」スペシャル! ゲスト:西山敦子@代官山 蔦谷書店

ミランダ・ジュライの『最初の悪い男』が刊行されたタイミングでこのイベントが催された。岸本佐知子さんの訳本やエッセイが好きだし、ミランダ・ジュライはもっと好きなので、参加してみた。ミランダ・ジュライの映画『ザ・フューチャー』の字幕翻訳を手が…

あたらしい、ひび@THE CAVE

二年目のひびのメンバーと出会ったときに、「あたらしい、ひび」の、と紹介されたのを憶えている。そのときの、「あたらしい、ひび」という響き。まだいちども見たことのない季節が訪れたような瞬きと。または、もう過ぎ去ってしまった時間のざらつき。その…

ハイバイ15周年記念 同時上演「て」

わたしたちの「ち」ハイバイ主宰の岩井秀人の家族をモデルにした自伝的作品。 祖母の認知症をきっかけに再集合した家族が、過去の関係を清算しきれず、さらに大爆発する様子をハイバイらしい「ちょっとウンチついたくらいの『人間くささ』」で描ききったスー…

切実「切実」@早稲田小劇場どらま館

岡部たかしと岩谷健司はもちろん、今回は武谷公雄さんをお招きし、華美な舞台装置を用いることなく、俳優の言葉と切ない身体による会話劇を、ふじきみつ彦の脚本で上演します。80分程の長編作品(ストレートプレイ)を上演する予定です。 脚本: ふじきみ…

イキウメ「図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの」@東京芸術劇場シアターイースト

図書館的人生、第四巻は意識の中の魔物、「感情、衝動、思い出」についての短篇集。 誰かの何気ない一言で湧き上がってきた感情。 突然、心の中に火花のように現れては消えていく衝動。 見知らぬ人の芳香や懐かしい音楽が、否応なしに引きずり出す思い出。 …

iaku演劇作品集『粛々と運針』@こまばアゴラ劇場

あらすじ 年老いた母親の見舞いから帰って来た中年の男兄弟。病室にいた老紳士は母の恋人なのだろうか。一方、つくらない約束だった赤ん坊を授かってしまったかもしれない夫婦。命は誰のものか。時間だけは平等に、粛々と進んでいく。オリジナルキャストによ…

サンプル『グッド・デス・バイブレーション考』/ Sample "Good Death Vibration"@KAAT 中スタジオ

劇団から松井周の一人ユニットへと「変態」したサンプル、再始動 現代の「家族」「死」のあり方を問う現代版“楢山節考” 現代〜近未来版楢山節考。 生演奏により、語られていく物語。 閉ざされた地域に暮らす一つの家族。貧困家庭の六十五歳を過ぎた人間は、…

MONO『隣の芝生も。』 @座・高円寺1

笑顔の人とすれ違う。 悩みとかないんだろうね。 と、思われた人が通り過ぎてから呟いた。 「今の人、幸せそうで羨ましいよ」 古い雑居ビルは配管が古くて水回りの調子が悪い。 隣合わせに入居している2つの会社。 互いのことは詳しく知らない。 印象だけで…

木ノ下歌舞伎 勧進帳

歌舞伎十八番の一つである『勧進帳』は、上演頻度の高さからもその人気が伺える、歌舞伎の代名詞的演目です。 木ノ下歌舞伎では2010年に杉原邦生[KUNIO]の演出・美術で初演した後、満を持して2016年に完全リクリエーション版として再上演。監修・補綴の木…

テアトロコント vol.25 渋谷コントセンター月例公演

城山羊の会が初進出!わっしょいハウスは2回目の登場、2018年2月テアトロコント! 出演=(演 劇)城山羊の会、わっしょいハウス(両日) (コント)犬の心、ラバーガール(23日)、ラブレターズ、やさしいズ(24日) ◆4ユニット交代で30分ずつ上演ののち、…

ハイバイ『ヒッキー・ソトニデテミターノ』@東京芸術劇場 シアターイースト

どこで生きていたい?ビターテイストな作品を岩井秀人・古舘寛治で劇団初演!「ひきこもり」だった過去を持つ森田登美男(とみお)(岩井秀人)は、現在、外に出るきっかけを作った黒木香織(チャン・リーメイ)の「出張お姉さん」のアシスタントをしている。…

チェルフィッチュ『三月の5日間』リクリエーション@KAAT大ステージ

「今はむかし、二〇〇三年三月の、イラク戦争が開戦した頃の東京を舞台にした芝居です。このひとむかし前の戯曲を新しい仕方で、若い(かつ力強い)七人の役者によって上演します。テキストも案外と大幅に書き換えて。二〇一七年十二月の日本で『三月の5日間…

城山羊の会 「相談者たち」@三鷹市芸術文化センター 星のホール

「別れ話」についての話です。「音楽には2種類しかない。いい音楽と悪い音楽だ」と言ったのは、確かデューク・エリントンだったでしょうか。 私は以前からこう感じているのです。人間には2種類いる。簡単に別れられる人間と、とても苦労して別れる人間と。…

範宙遊泳 × THE NECESSARY STAGE『SANCTUARY -聖域-』@WAKABACHO WHARF

共通の知り合いである通訳者の鈴木なお氏の提案から、いち劇団同士がお互いに興味を持ち対話を重ね、資金繰りから広報活動までのすべてを自発的に行う、インディペンデントなコラボレーションです。 創作過程はTNSの方法にのっとり、範宙遊泳がシンガポール…

ヨーロッパ企画第36回公演「出てこようとしてるトロンプルイユ」@kAAT 大ステージ

画家とかアートとかってちょっと凄いよな、って興味はずっとありまして、でも 下手に近づくと地獄の釜が開くぞ、っていう畏れもあったので、書店の「アート」の棚の前を行ったり来たりしながら様子を伺ってたんですが、そんな僕に気さくに話しかけてくれた背…