東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 @シアターイースト

キノカブ版『勧進帳』、満を持して、初の東京公演!
2010年初演、2016年に再創作され、フランス・パリ公演でも好評を博した、キノカブ版『勧進帳』。
義経一行の関所越えを描いた忠義の物語を大胆に再構築し、既成概念を打ち破った快作が、2023年、ついに初めての東京公演!
現代社会をとりまく<境界線>が交錯する、軽やかで濃密なドラマが帰ってくる。
弁慶が!義経が!あらゆるボーダーラインを超えていく─
歌舞伎と現代劇の‘あわい’を行き来するミクスチャープレイ、再び。


監修・補綴
木ノ下裕一

演出・美術
杉原邦生 [KUNIO]

出演
リー5世 坂口涼太郎 高山のえみ
岡野康弘 亀島一徳 重岡漠 大柿友哉

2018年3月にKAATで観て以来、再演があれば必ず観たいと思っており、ついにその機会が訪れた。
場所はシアターイーストになったが、キャストは同じである。
舞台は横長で、横長の舞台を挟むように客席がある。前回は手前側の席で観たので、今回は奥側の席で観た。あまり前の方だと全体が見渡せないのが分かっていたので、やや後方の中央に座った。
私は二度目だから驚かないが、初めて観た人は度肝を抜かれただろう。それぐらい斬新でスタイリッシュだ。それでいて、古典の要素もちゃんと残してある。二度目だけど初見と同じくらい感動した。カーテンコールもトリプルまで行って、スタンディングオベーションしている人もいた。それくらい良かったね。