テニスコート神谷圭介のソロプロジェクト「画餅」第二回公演『ホリディ』@下北沢 小劇場B1

作・演出:神谷圭介とチーム画餅

出演:海上学彦、小野カズマ、神谷圭介佐久間麻由、佐藤有里子、髙畑遊、波多野伶奈

楽しみにしていた「画餅」第二回公演。電子チケットで自由席なのだが、チケットに整理番号がなく、30分前に開場するという情報だけで、どのように入場するのかの案内がなかった。なので、開場時間よりも早めに行って、受付の人に聞いたら、整理番号券をくれて、開場時間の5分前に来て下さいと言われた。時間になったので行くと、整理番号順に並んで下さいと言われ、並んで検温を受けた。ただ、整理番号券を配るなんて告知はなかったので、券を持っているのは10人ほどで、それ以外の人たちは、じゃあ、この列の後ろに並んで下さいと言われていた。私が観に行ったあとの日のツイッターで、開場15分前に整理番号券を配って、開場の5分前に並んで下さいとの告知がされた。それならそうと、最初から告知して欲しかったよね。それよりも、電子チケットに整理番号付けておけばいいだけの話なんだが、付けるとお金が掛かるとかがあるんだろうか。画餅は宣伝美術とかがスタイリッシュでお洒落なんだけど、入場方法がスマートじゃないのは残念だった。次回は改善してほしい。
それはさておき、個人的には最前列に座れたので良かった。客入れ曲は松浦亜弥の「Yeah! めっちゃホリディ」。前回公演「サムバディ」の時が織田裕二の「Love Somebody」なので、まあそういうことなんでしょう。ただ、開演までの30分、エンドレスで「Yeah! めっちゃホリディ」を聞かされるのはなかなかにきつかった。しかもなぜか、後ろの席のカップルの女性の方が一緒に歌ってるし。
作品は前回同様3本構成。ただ、今回は1本目と3本目がつながっていた。1本目はタイに旅行に行く機内からその後のあれこれ。2本目は洗濯洗剤のCM撮影の話。3本目がタイに集まった兄妹の話。大きく分けると3本なのだが、1本の中でもいくつかのエピソードに分かれている。よくこういう話を思いつくよなというくらい、とにかく面白い。前回と全く違うキャストで、かつそれぞれの持ち味をちゃんと活かしているところもすごい。1、2本目に比べると3本目がやや落ちるかなと思うが、最後に姉妹3人がどうでもいい話をだべるシーンが「レザボア・ドッグス」のオープニングシーンを思い起こさせて、個人的にはツボだった。
前回同様、凝り凝りに凝った配信がこの後あると思うので、公演を観られなかった人はそちらがオススメ。