「画餅」第一回公演『サムバディ』@下北沢 「劇」小劇場

【作・構成・演出】 
チーム画餅神谷圭介と ナツノカモ、栗田ばね、大内悟道、赤羽佑樹、他)

【出演】
浅野千鶴、生実慧、神谷圭介、つかさ、名古屋愛、八木光太郎

大好きな神谷圭介のソロプロジェクトということで楽しみにしていた。客入れの音楽はベタに『Love Somebody』だった。
3本のオムニバスで、1本目の浅野千鶴の登場の仕方が、玉田企画『夏の砂の上』での登場の仕方とほぼ同じだったのがおかしかった。1本目は神谷圭介らしい話で安定の面白さ。
2本目はちょっとSFチック。名古屋愛の声の低さと八木光太郎のテンション高めの演技がいいコントラストになっていた。
3本目はちょっとシュールな感じ。通夜の設定は演劇では使い古されてるけど、そこから斜め上を行く展開になっていた。
ちょうど映像撮影回だったので、撮影する人が舞台上に居て、やはりそれが気になってしまった。特に3本目のラストで撮影者がハケて、最後の場面を迎えるところは撮影者なしで観たかったなと思う。
お話は3本とも面白かった。舞台が近いので、目線の動きなどがよく分かる。小劇場の醍醐味だと思うが、映像でもきっと拾われるでしょう。俳優陣もみんなひと癖あって味わい深かった。今から第二回公演が楽しみだな。