「7日間ブックカバーチャレンジ(延長戦)」15冊目

ブルゴーニュワインがわかる』(マット・クレイマー)

私がワインにハマったきっかけは映画『モンドヴィーノ』だが、会社の上司と飲みに行った時の話の影響も大きい。なぜその上司と飲みに行ったのかは思い出せないのだが、確か銀座で焼き鳥を食べながらワインを飲んだのだ。その時に上司がブルゴーニュピノ・ノワール単一種で造るからいいんだというような話をしていた。その時は何を言っているのかよく分からなかったが、この映画を観て、テロワールのことだと分かった。テロワールとは「フランス語特有の語彙で、ある土地の土壌、地勢、気候などを包括した言葉。産地固有の味わいを指す」。ワインを造る際に葡萄を混ぜなければ、その葡萄の採れた土地のテロワールが反映されるということだ。
というわけで、飲むならブルゴーニュだと思い定め、未開の地を進む方位磁石として、この本を読んだ。とにかく奥が深いことはよく分かったが、飲まなければ始まらない。そこからは、飲んでは読み返し、読み返しては飲んでの繰り返し。ようやく、自分が好きなワインがどういうワインかが分かるようになってきた。
ワインって数を飲まないと分からないんだけど、ある程度の勉強も必要なのかなとも思う。こういう本を読むのもいいし、ワインショップから来るメールを読むのもとても勉強になる(ワインの価格の相場も分かるし)。
ブルゴーニュからワインを飲み始めて、今は世界中のワインを飲むようになった。マット・クレイマーの本は『イタリアワインがわかる』も買って読んだ。
今は家でしかワインを飲めないけど、早くレストランでもワインを飲みたいね。

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