オリヴィエ・ジュアン・シャルム・シャンベルタン 2009

     ■■■リアルワインガイド92~94点■■■
樽からの試飲。今は香りは閉じ気味。これは持てる要素がとても強いから。しかし複雑な果実と深遠な大地香が漏れ出てくる。口に含むと、ともかく味が集中しまくっており、その味は恐ろしいまでに複雑。 これは凄い。液体はとても豊かだが、良い意味で 緊張感があり、飲み手を決して弛緩させない。とても高いクオリティを持つ。加えて良心的な価格設定には頭が下がる。

キタザワにて購入。妻の誕生日ディナーということで、アルティザンのテイクアウト料理「おせち的な 前菜とお肉の盛り合わせボックス」2〜3人前 6,000円。写真にはないが、これにバゲット半分が付いてくる。3種類の肉にはそれぞれソースが別添えで付いていて、写真ではそれを掛けてある。どれも美味しかったんだけど、アルティザンの名物でもある45度で1時間焼いたサーモン「ニューヨークの朝食」が美味しかったなあ。3人だと量が少ないかと思ったが丁度良かった。デザートは男気プリン500円。かなり固くて、カラメルがかなり苦い。私は美味しかったんだけど、娘にはカラメルが苦すぎたようだ。
合わせたワインは久しぶりのグラン・クリュ。さすがのクオリティ。液体が絹のように滑らかなんだよな。何かの要素が突出することなく、球体のようにまとまっているので、飲んでいて引っかかるところがない。やっぱりブルゴーニュのグラン・クリュは最高に美味しいね。

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