Shogi

朝吹真理子の将棋観戦記

朝吹さんは執筆を前に「対局室や控室の、立体的な時間の流れを書いてみたい。(プロ棋士の)解説をただ書き写すのではなく、一人の人間が体験した、対局をとりまく時間の流れを言葉にしたい」と抱負を語る。 ご自身の将棋の腕前を「大変弱い」という朝吹さん…

将棋界の一番長い日

羽生善治名人(39)=棋聖、王座、王将=への挑戦権を争う第68期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の最終9回戦は2日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で一斉に指され、三浦弘行八段が郷田真隆九段に142手で勝ってリーグ成績を7勝2…

羽生名人防衛

愛知県豊田市のホテルフォレスタで指されていた第67期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第7局は24日午後7時31分、羽生善治名人(38)が挑戦者の郷田真隆九段(38)を81手までで下し、シリーズ成績4勝3敗で名人位を防衛し…

将棋界の一番長い日

郷田真隆九段(37)が羽生善治名人(38)への挑戦権を得た第67期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)。これまでにないほどの大混戦はA級の残留争いも激しく、3日の最終9回戦で明暗を分けた対局もあった。 谷川浩司九段(46)―…

将棋タイトル戦史上初の3連敗からの4連勝

将棋界の最高位を争う第21期竜王戦(読売新聞社主催)、渡辺明竜王(24)と挑戦者・羽生善治名人(38)の七番勝負第7局は17日から山形県天童市の「ほほえみの宿 滝の湯」で行われていたが、18日午後7時30分、渡辺が140手で勝ち、3連敗から…

決着は最終局へ

将棋界の最高位を争う第21期竜王戦(読売新聞社主催)、渡辺明竜王(24)と挑戦者・羽生善治名人(38)の七番勝負第6局が10日から新潟県南魚沼市の旅館「龍言」で行われていたが、11日午後4時12分、渡辺が70手で勝ち、3連敗からの3連勝で…

渡辺竜王、カド番を凌ぐ

将棋界の最高位を争う第21期竜王戦(読売新聞社主催)、渡辺明竜王(24)と挑戦者・羽生善治名人(38)の七番勝負第4局は26日から熊本県菊池市の「菊池観光ホテル」で行われていたが、27日午後7時21分、渡辺が136手で勝ち、対戦成績を1勝…

羽生が名人奪取

山形県天童市の天童ホテルで指されていた第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第6局は17日午後8時10分、挑戦者の羽生善治二冠(37)が森内俊之名人(37)に105手までで勝ち、4勝2敗で名人位を5期ぶりに奪取した。こ…

梅田望夫さんのリアルタイム棋聖戦観戦記

昨日の一時半東京駅上越新幹線ホーム集合で、二人の対局者ともども、新潟市高島屋にやってきました。棋聖位七連覇を目指す佐藤康光棋聖・棋王も、挑戦者の羽生善治王座・王将も、気力充実、元気いっぱいの様子で、今日これから始まる大熱戦が楽しみです。僕…

羽生、永世名人に王手

森内俊之名人(37)に羽生善治二冠(37)が挑戦している第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第4局は21日、名古屋市西区のホテル「ウェスティンナゴヤキャッスル」で指し継がれ、午後8時57分に先手番の羽生挑戦者が95手…

羽生が後手番で勝利

9日朝から福岡市のJALリゾートシーホークホテル福岡で指し継がれていた第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第3局は午後9時39分、挑戦者の羽生善治二冠(37)が森内俊之名人(37)を164手で破り、シリーズ成績を2勝…

羽生勝って、タイに

第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第2局は、23日朝から堺市の茶室「伸庵(しんあん)」で2日目が指し継がれ、午後8時52分、挑戦者の羽生善治二冠(37)が森内俊之名人(37)に111手で勝ち、シリーズ成績を1勝1敗…

森内先勝

第66期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第1局は、9日朝から東京都文京区の椿山荘で2日目が指し継がれ、午後8時47分、森内俊之名人(37)が挑戦者の羽生善治二冠(37)に97手で勝った。持ち時間9時間のうち、残りは名人1…

将棋界の一番長い日

第66期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)A級順位戦の最終9回戦の5局が3日、東京・将棋会館で一斉に行われ、羽生善治王将(37)が谷川浩司九段(45)を降し、8勝1敗の成績で森内俊之名人(37)への挑戦権を獲得した。羽生の名人挑戦は3期…

渡辺竜王4連覇

将棋界の最高位を争う第20期竜王戦(読売新聞社主催)、渡辺明竜王(23)と挑戦者・佐藤康光二冠(38)の七番勝負第6局は12日から静岡県伊豆市の「玉樟園新井」で行われていたが、13日午後7時28分、渡辺が135手で勝ち、4勝2敗で防衛、竜…

次週の「情熱大陸」に佐藤康光登場

棋士・佐藤康光(さとう やすみつ)、38歳。 、今、将棋界は戦国時代。その中で、各新聞社が主催する7大棋戦のうち「棋王」と「棋聖」のタイトルを保持するのが佐藤だ。これまで「羽生世代のうちの一人」と紹介されることが多く、どちらかといえば羽生の陰に…

佐藤康光二冠カド番をしのぐ

将棋界の最高位を争う第20期竜王戦(読売新聞社主催)、渡辺明竜王(23)と挑戦者・佐藤康光二冠(38)の七番勝負第5局は28日から山形県天童市の「ほほえみの宿 滝の湯」で行われていたが、29日午後7時40分、佐藤が177手で勝ち、対戦成績を…

早すぎる

真部 一男さん(まなべ・かずお=将棋棋士八段、本名池田一男=いけだ・かずお)24日、転移性肝腫瘍(しゅよう)で死去、55歳。葬儀は近親者のみで行う。後日、お別れの会を開く。連絡先は日本将棋連盟総務課(03・3408・6166)。 21歳で四…

しおんの王

アニメ好きの妻が録画しておいたものをたまたま一緒に見た。全く知らなかったのだが、コミックスはもう5巻まで出ているらしい。原作のかとりまさるは林葉直子のペンネームだそうで、なるほどそうでしたかという感じ。公式サイトのあらすじを引用する。 ある…

順位戦の棋譜

7月3日朝日新聞朝刊の将棋特集面「棋士の格かけた戦い 将棋名人戦 第66期順位戦」で、ファン代表ということで僕のインタビューが掲載された。棋力からいえばファン代表などおこがましい限りなのだが、ときどきこの欄で将棋のことを書いている内容が記者の方…

棋聖戦と名人戦

佐藤康光棋聖(37)に渡辺明竜王(23)が挑戦する産経新聞社主催の将棋タイトル戦「第78期棋聖戦」五番勝負第3局が29日午前9時から兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」で行われ、午後7時8分、126手で後手の渡辺竜王が勝ち対戦成績を1勝2…

将棋名人戦第6局

青森県八戸市の八戸パークホテルで14日から行われた第65期名人戦七番勝負(毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第6局は15日午後10時39分、140手で挑戦者の郷田真隆九段(36)が森内俊之名人(36)を破り、対戦成績を3勝3敗とした…

羽生が4連覇達成

静岡県伊豆市の「鬼の栖(すみか)」で14日午前10時から指されていた第25回朝日オープン将棋選手権五番勝負(朝日新聞社主催)の第4局は同日午後5時35分、後手番の羽生善治選手権者(36)が挑戦者の阿久津主税五段(24)を96手で下し、対戦…

森内名人、一番返す

三重県鳥羽市の戸田家で7日から行われた第65期名人戦七番勝負(毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第3局は8日午後10時12分、96手で森内俊之名人(36)が挑戦者の郷田真隆九段(36)を降し、対戦成績を1勝2敗とした。残りは時間は森…

棋聖戦挑戦者に渡辺竜王

将棋タイトル戦「第78期棋聖戦」(産経新聞社主催)の挑戦者決定戦が9日午前10時から東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われ、午後4時53分、57手までで先手の渡辺明竜王(23)が久保利明八段(31)を破り、佐藤康光棋聖(37)への挑戦権を獲得し…

羽生が王手

第25回朝日オープン将棋選手権五番勝負(朝日新聞社主催)の第3局は30日、大阪市北区の料亭「芝苑(しえん)」で指され、羽生善治選手権者(36)が挑戦者の阿久津主税五段(24)に93手までで勝ち、対戦成績2勝1敗で4連覇にあと1勝と迫った。…

阿久津勝ってタイに

羽生善治選手権者(36)に阿久津主税五段(24)が挑戦している第25回朝日オープン将棋選手権五番勝負(朝日新聞社主催)の第2局は19日、名古屋市中区の名古屋東急ホテルで指され、阿久津五段が71手で勝ち、対戦成績を1勝1敗のタイとした。第3…

名人戦、郷田先勝

山口県長門市の白木屋グランドホテルで10日から行われた第65期名人戦七番勝負(毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第1局は11日午後11時9分、119手で挑戦者の郷田真隆九段(36)が森内俊之名人(36)に勝ち、先勝した。残り時間は郷…

渡辺竜王vsボナンザ

風邪気味のため出掛けなかったので、渡辺竜王vsボナンザの一戦をリアルタイムで見ていた。ボナンザの四間飛車穴熊に対し、渡辺竜王も居飛車穴熊に組み、相穴熊となった。67手目の▲4四歩の突き捨てはなかなか強いと思わせたが、71手目の▲6四歩は緩手だった…

何ということか・・

将棋の第65期A級順位戦の8回戦で名人挑戦を決めた郷田真隆九段(35)は、1日朝に父克己さんが死去したことを知らずに対局していた。対局終了後に、家族からの電話で悲報を知らされたという。 将棋好きの克己さんからルールを教わったという郷田九段は…