森内名人、一番返す

三重県鳥羽市の戸田家で7日から行われた第65期名人戦七番勝負(毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第3局は8日午後10時12分、96手で森内俊之名人(36)が挑戦者の郷田真隆九段(36)を降し、対戦成績を1勝2敗とした。残りは時間は森内5分、郷田6分。第4局は17、18の両日、北海道苫小牧市のグランドホテルニュー王子で行われる。

郷田意表の三間飛車から相振り飛車となった第3局。森内が駒落ちの上手のように押さえ込んで勝ったね。郷田は途中から何もできなくなってしまった。飛車を切るしかないようでは、もう勝ち目がない。
森内もさすがに3連敗はできないからこれでホッとしたことだろう。次は先手番だし、ここから巻き返してくると面白くなってくるね。