棋士・佐藤康光(さとう やすみつ)、38歳。
、今、将棋界は戦国時代。その中で、各新聞社が主催する7大棋戦のうち「棋王」と「棋聖」のタイトルを保持するのが佐藤だ。これまで「羽生世代のうちの一人」と紹介されることが多く、どちらかといえば羽生の陰に隠れた存在だった。
しかし今、佐藤はノリにノっている。昨年は名人戦以外のタイトル戦にすべて出場し、将棋大賞・最優秀棋士賞を受賞。また、「定石」という言葉が示すとおり、長い歴史の中で脈々と受け継がれる戦法の多い将棋の世界で、ここ数年、佐藤が編み出す新手、新構想によって今までの常識や固定概念が覆されているという。
「1秒間に1億と3手読む」と言われている佐藤。今回、最高峰のタイトル「竜王」を狙って、23歳の渡辺明に2度目の挑戦。果たして、三冠となって戦国時代を制することはできるのだろうか?
昨日ふとテレビのチャンネルを変えていると、「情熱大陸」のチュートリアルの回が終わるところだった。しまった見逃したなあと思いながら見ていると、次週は何と佐藤康光。これは絶対に見逃せない。
待てよ、オンエアが来週日曜日12月16日の23:00、竜王戦の第6局が12月12日、13日か。ということは、第6局に佐藤が勝たないと番組が盛り上がらないな。第6局に佐藤が勝つか負けるかでは、番組の視聴率も大分変わってくるだろう。というようなことを佐藤が考えて、変なプレッシャーが掛からないといいんだけど。