内澤旬子の 島へんろの記(内澤旬子)★★★☆☆ 3/17読了

小豆島に移住し6年。乳癌やストーカー被害を乗り越え、エッセイスト内澤旬子さんが挑んだテーマは「遍路」。仏教にハマった大学時代から関心があった「祈り」とは何かを探しつつ、島の魅力を歩いて確かめたい――。
ヤギの世話と執筆業に追われながら、春夏秋冬、コツコツ札を打つ。笑いあり、迷いあり、感動ありの新感覚お遍路エッセイ。

四国のお遍路はもちろん知っているが、小豆島にもあるのは知らなかった。そこを著者は歩いて巡る。といっても、目的地付近まで車で行って、1日くらい歩いてまた家に帰る。間も結構空いたようで、全部回るのに2年くらい掛かったようだ。にしても、歩いて回るというのはかなり大変で、文章からもそれが伝わってくる。読んでいるだけだと感じが掴めないので、途中でグーグルストリートビューも見ながら読んだ。そうすると多少なりとも景色や道の様子が伺えた。小豆島岩窟寺院群はかなりすごそうなので、いつか機会があれば行ってみたい。