Book Topic

Readin' Writin' BOOKSTORE

この本屋のことは何かのサイトで見て、いつか行ってみたいと思っていた。その後、最近になって店主の書いた本『新聞記者、本屋になる』も読んだ。ただ、なかなか浅草に行く機会はない。そんな中、玉田企画の舞台が北千住だったので、ちょうどいい機会が巡っ…

「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」第10巻刊行記念トークイベント 「読んで楽しむ舞台の古典」

累計35万部突破! 大好評の「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」第10巻『能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵』は今をときめく豪華作家7名が舞台の古典をオール新訳&全訳した文学ファンのみならず演劇…

『村上春樹を知りたい。』

4月12日に待望の新刊『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』が発売される村上春樹。 世代や国境を超え読まれる氏の作品を、初学者向けに読み解く入門ムックの決定版が本書です。 インタビューには氏の研究書を数多く発表している評論家・加藤典洋氏や…

『冷血 上・下』(高村薫)

"合田雄一郎"シリーズ最新刊! 2002年クリスマス前夜。東京郊外で発生した「医師一家殺人事件」。衝動のままATMを破壊し、通りすがりのコンビニを襲い、目についた住宅に侵入、一家殺害という凶行におよんだ犯人たち。彼らはいったいどういう人間か?何のため…

幕が上がる(平田オリザ)

まずは青年団のサイトから。 つづいて、11月に入ると、11月7日 小説『幕が上がる』刊行(講談社) 初めての小説は、高校の演劇部を舞台にしたべたな青春小説になりました。 中高生向けにルビもばっちり振ってあります。 ご喧伝いただければ幸いです。 そし…

『スティーブ・ジョブズ』(ウォルター・アイザクソン)の翻訳者

下記は「Buckeye the Translator」というブログの「『スティーブジョブズI・II』」というエントリから。 しばらく前に「やりたい」とブログ記事を書いた『iSteve』、実はやれることになり、いま、必死になって翻訳を進めています。「やれることになりました…

『スティーブ・ジョブズ』(上下巻:予定)

講談社が、ウォルター・アイザクソン著のSteve Jobs氏の伝記「スティーブ・ジョブズ(上)」と「スティーブ・ジョブズ(下)」を2011年11月21日に世界同時発売すると発表しています。本書は、スティーブ・ジョブズが唯一積極的かつ全面的に取材に協力した評伝…

1Q84 BOOK4 ?

日本でも話題になっている様に、今週木曜日、スペインはカタルーニャにおいて村上春樹氏がカタルーニャ国際賞を受賞されました。その時のスピーチの全訳がネットで出回り、この数日間、「カタルーニャ」って言うタイトルが付いたページに注目が集まる事態と…

レインボー英語図解百科

絵を見ながら学ぶ形式の英語辞典。小学生・中学生向け。身近な単語を「学校」「動物」「花」など112の場面に分類し、4000語を収録する。すべての英単語・英文にカタカナで読み方を付す。英会話表現や英米生活情報、手紙・カードの書き方などの紹介に加え、英…

MATOGROSSO(マトグロッソ)

5月24日(月)、総合オンラインストア「Amazon.co.jp」内に、新たなコンテンツが生まれました。その名前は「MATOGROSSO(マトグロッソ)」。Amazonの文学・評論ページか和書ストアに設けられた入り口からのみアクセスできる、新しいスタイルのWeb文芸誌です。…

第142回芥川賞・直木賞発表

第142回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が14日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は該当作なしと決まった。該当作なしは、99年の第121回以来。 第142回直木賞に佐々木譲さん(59)の「廃墟(はいきょ)に乞(こ)う」(文芸…

第142回芥川賞・直木賞

第142回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表された。芥川賞には、兄弟で小説を合作する珍しい執筆スタイルの大森兄弟さん、覆面作家として10年近く活躍している舞城王太郎さん、劇団「大人計画」主宰で俳優としても人気の松尾スズキさ…

啓蒙かまぼこ新聞(中島らも)

グラン・クリュでのランチが早めに済んでしまったので、「ほん吉」という古本屋へ。ずーっと前に来たときに「サイダーハウス・ルール」があって、迷った末に買うのを止めたことがある。まだあったら買おうかなと思ったが、さすがにもうなかった。 一通り見て…

『めくらやなぎと眠る女』(村上春樹)

村上春樹 逆輸入短編集第2弾!本邦初登場の「蟹」は、名作「野球場」に登場した作中小説を、実際の作品として書き上げた衝撃の掌篇! ニューヨークで編集された英語版と同じ構成の逆輸入短篇集『めくらやなぎと眠る女』。 というわけで、『「象の消滅」 短篇…

『1Q84』BOOK3

5月に出した長編小説『1Q84』(第1、2部、新潮社・各1890円)が大きな話題となっている作家、村上春樹さんがこのほど、毎日新聞のインタビューに応じた。1980年代の日本を舞台に「個人とシステムの対立」を描いた重層的な物語だが、村上さん…

リトルプレスフェア@COWBOOKS南青山

COWBOOKS南青山にて、8月1日(土)- 8月23(日) の日程で、リトルプレスフェアを開催します。 様々な分野で活躍されるクリエーターが、 それぞれの思いを込めてフェアの為に制作した、 手作りの冊子(リトルプレス)を限定数にて展示販売します。 みなさま…

第141回芥川賞・直木賞決定

第141回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考委員会が15日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は磯崎憲一郎氏(44)の「終の住処」(新潮6月号)、直木賞は北村薫氏(59)の「鷺と雪」(文芸春秋)に決まった。 直木賞の選考作業…

『聖なる怠け者の冒険』

「どうか私を締切朝日次郎の魔手からお守りください。なむなむ」 朝日新聞の夕刊で6月9日から森見登美彦の連載が始まる。自分の取っている新聞で森見の小説が読めるとは思わなかった。新聞小説って大概途中で挫折するんだけど、これは楽しみだな。

『1Q84』が来た

別に予約していたわけではなく、昨日普通にbk1で注文して今日届いた。オンライン書店での書影は仮のものなのかと思っていたら、実際の表紙も大体ああいう感じだったんだね。装幀は予想通り新潮社装幀室。本文は二段組ではなく一段組だった。今までで最長って…

『1Q84』もうじき発売

29日に発売の作家、村上春樹さんの7年ぶりの2巻組み長編「1Q84」について、発行元の新潮社は26日、予約が殺到しているため発売前から増刷を決め、発行部数が1巻25万部、2巻23万部になったと明らかにした。 インターネット通販大手のアマゾン…

『都筑道夫の読ホリデイ』(都筑道夫)

70本ほどのセレクトで行こうと思っていたのですが、悩んだ結果、全部収録することにしました。「読ホリデイ」は、回によっては多少の前後はあるものの、一回12枚(400字)となっていたようで、これが161回。単純計算で、1900枚ほどあるわけです。もちろん、…

前田司郎さん×宮沢章夫さん トークショー&サイン会

【日時】 2009年4月4日(土) 開場:14:30〜 開始:15:00〜 【会場】 三省堂書店神保町本店 8階特設会場 ※8階特設会場へは、正面入口(靖国通り)側エレベーターをご利用ください。 参加ご希望のお客様先着100名様に、1階レジカウンターにて整理券を配布して…

『雨ン中の、らくだ』(立川志らく)

落語家、立川志らく(45)の新著『雨ン中の、らくだ』(太田出版)が19日に出版される。落語や映画についての著書がある志らくが、初めて師匠の立川談志について書いた本だ。「弟子が師匠を論ずることはできない。論ずるということには批判が入るから。…

村上春樹ハイブ・リット

「ここに収められたレイ・カーヴァーやティム・オブライエンの作品からも、翻訳作業を通して、僕は大事なことを数多く学んだ」 (『村上春樹ハイブ・リット』編訳者前書きより) 「ハイブ・リット」とは、hybrid(混成の)とliterature(文学)の合成語で、文学を…

DELICIOUS LIFE(相場正一郎)

東京は代々木公園にあるスローフードイタリアンレストラン『LIFE』から、一見洋書のようにも見えるスタイリッシュなレシピブックが届きました。著者が本国イタリアで修行中、イタリア人から直接教わった様々の事柄をメモしたノートから、レシピだけにとどま…

新潮クレスト・ブックスの2冊

記憶に残っていること―新潮クレスト・ブックス短篇小説ベスト・コレクション (Shinchosha CREST BOOKS)堀江 敏幸 新潮社 2008-08売り上げランキング : 4343Amazonで詳しく見る by G-Tools 【創刊10周年特別企画】世界最高の短篇小説を堪能できる贅沢なアンソ…

大作揃い

図書館にリクエストしている本から読んでいるので、買うだけ買ってなかなか順番が回ってこない。しかし、どれも力が入ってそうで、読むのが楽しみなんだよな。決壊 上巻平野 啓一郎新潮社 2008-06-26売り上げランキング : 1175おすすめ平均 決壊を読んで心の…

村上春樹氏:ロングインタビュー

毎日新聞のサイトにこんなものが掲載されていた。 【村上春樹氏ロングインタビュー】第1回 僕にとっての<世界文学>そして<世界> 翻訳の限度は50年 【村上春樹氏ロングインタビュー】第2回 物語の骨格、文章のリズム 名作4作の翻訳通じ学ぶ 【村上春…

考える人 2008年春号

特集 海外の長篇小説ベスト100ロングインタビュー 丸谷才一 長篇小説はどこからきてどこへゆくのかロングインタビュー 池澤夏樹 長篇小説とは、「完結する」ものである特別寄稿 デイヴィッド・ロッジ わたしの好きな10の長篇海外の長篇小説ベスト100 第1位…

村上春樹の「あとがき」について

『ティファニーで朝食を』のコメント欄で、ジェイコブさんから「村上春樹の自作作品の「あとがき」ではどれがベストか?」というご質問を頂いた。 やはりコメントを頂いたmiyabi-taleさんの言う通り、村上春樹の「あとがき」は翻訳作品においてその巧さを発…