ロドルフ・ドゥムジョ・ムルソー 2004

ややコクのある香りフルーツとミネラルがきれいに絡まる。味わいは、やさしさがある。ドライであり、内に秘めた優しいパワーが美しい。ミネラルのきれいな余韻。

リアルワインガイド18号でも紹介されていたロドルフ・ドゥムジョ。写真を見る限り、いかにも「朴訥」といった感じである。そんな彼のモットーは「ワインの中には、それぞれの畑の長所がきちんと感じられるべき。そこに過剰さは要らないし、若くても熟成しても美味しい果実味やフィネスを導きたい」というもの。
白ワインの特徴の一つに「厚み」があると思うが、この「厚み」も過ぎるとウッときてしまう。かといって「厚み」がなければそれは薄っぺらいワインということになる。このドゥムジョのムルソーはその辺の塩梅が絶妙だった。まさに「過剰さは要らないし」である。久し振りに美味しい白ワインが飲めて幸せだった。


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