オステリアあんじゅ(ディナー)

観劇後に妻と六本木の「オステリアあんじゅ」へ。「権八」のところの桜がいくつかほころんでいた。中澤さんの前のカウンターに座って、まずはシャンパーニュで乾杯。
最初は安住さんの前菜盛り合わせ。これは前回同様素晴らしい。ワインは私と妻で別々のものを出してくれた。可能であればそういうことをしてほしいなと思っていたので嬉しかった。右のワインはソーヴィニョン・ブランなのだが、収穫を遅らせた葡萄で造っているらしく、通常の青っぽい感じはなくて、もうちょっと滋味深くて甘みも感じた。このワインは面白かったね。



次はホワイトアスパラガスと温泉卵とパルミジャーノ。ちょっと捻った組み合わせで美味しかった。スープも素朴な感じで美味しかった。



ワインは同じ造り手で品種もほぼ同じだけど、ステンレスタンクかアンフォラかの違い。アンフォラの方が色がちょっと濃くて、こっちの方が美味しかったな。
そして、青のりのリゾット。芯が少し残るお米の具合が絶妙だった。



ワインはまた2種類。左は酸が感じられるもので、右はアフターに独特の重さがあった。魚は金目鯛でハマグリのスープ。これは実に優しい味だった。



ここで、ヴォドピーヴェッツのヴィトフスカ・オリージネ 2009をちょっと飲ませてくれた。このワインは・・、すごいね。そして、肉料理にはこの赤。



肉料理は前回同様2種盛りだったが、今回は両方牛だった。デザートはワインに漬けた「せとか」と黒糖のアイス。



デザートワインもちょっと頂き、エスプレッソでフィニッシュ。料理には、眼を見張るような驚きはないんだけど、イタリアの郷土料理がベースになっていて、食べていて心が安らぐ感じがする。さらに今回は、妻と一緒に行ったからもあるが、色々な種類のワインを飲めて幸せだった。合わせも素晴らしかったし、面白かった。



食後にはちょっと残念なお知らせもあったが、中澤さんの料理が好きなので、どこでやるにしても、自分が行ける範囲であれば、ずっと応援していきたいと思う。