彗星交叉点(穂村弘)★★★☆☆ 5/30読了

街角でふと耳にした会話、お店の看板、子どもの主張、教室の机の落書き、家族の寝言など、たまたま出会った言葉の断片が詩に見えてくることがある。そんな「偶然性による結果的ポエム」についての考察。

あとがきによれば、「偶然性による結果的ポエム」についての考察がテーマらしい。よくこれだけ用例を集めたなというのがまず驚き。しかもどれも面白い。いちいちクスクス笑ってしまった。私は著者より4歳年下だが、「命冥加」と「Z旗」は知らなかった。