falo

秩父宮ラグビー場から明治神宮前駅まで歩いて(原宿はすごい人だった)、代官山のfaloへ。妻と一緒に行くのは久しぶり。15時半の入店で、すでに結構お客さんが入っていた。
暑くてビールが飲みたい気分だったのだが、かといって普通の生ビールもつまらないので、何かないかと聞いたところ、面白いビールを出してくれた。カンティヨン・ドロゴーネというベルギービールで、アリアニコブドウの搾りかすを2年熟成のランビックに6週間漬け込んで造られているらしい。酸味があって美味しかった。突き出しは玉ねぎの色々。カリカリに揚げたやつは美味いよね。

そこからはお任せで出してもらったが、私と妻とで別々のを出してくれた。キプラは初めて飲んだけど美味しかった。

最初の料理は、穴子とレンコンの炭火焼き 西洋ワサビのソース。何度か食べているがやはり美味い。ワインはアンドレア チェルヴィーニのソーヴィニヨンとマルヴァジア。赤は何度か飲んだことがあるが、白は初めて飲んだ。マルヴァジアの方が好みだったな。


さらに、リヴィオ・ニコリーニのマルヴァジア。これは同じ品種、同じヴィンテージなのに、片方がピート香のような香りがして、アルコール度数が高く感じる。こういうボトル差ってあるんだねえ。面白い体験でした。

次の料理は、茹でたて、ドイツ産ホワイトアスパラガスのバッサーノスタイル。これは1人のときは頼みにくかったものなので、今回食べられてよかった。穂先の部分が特に美味しいんだよな。ワインは色々と。話題のKAZUワインも出してくれた。



次が天然の山菜と稚鮎のフリット。これは初めて食べた。山菜の苦味がいいね。
フォラドーリのレゼールはエチケットが違う気がすると思って、後で調べたら、やっぱり前のヴィンテージではちょっと違うエチケットだった。

次に鹿の赤ワイン煮込み、グリーンピースとニョッキ。カーゼコリーニのアキッレ2007年なんてものを飲ませてくれた。ヴィナイオータに行った時に2017と2007をもらってきたらしく、猪又さんによれば2017の方が美味しかったらしい。2017はないの?と聞いたら、全部飲んでしまったとのこと。残念。


パスタは、桜えびとふきのとうの自家製パスタを半分ずつ。また赤を2種類。


ドルチェはティラミス。ワインは普通のドルチェワインと日本酒?。はっきりしたことは忘れてしまったのだが、コレとっても不思議なお酒だったんだよな。

今回、妻と一緒だったのだが、全部別々のを出してくれるというダブルペアリング。しかも、同じ生産者で品種違いとか、同じワインなのにボトル差とか、ダミアンとか、KAZUワインとか、カーゼコリーニとか、非常に素晴らしいラインナップだった。何度も行ってるけど、この日はいわゆる「神回」だったんじゃないだろうか。大満足でした。