2018-01-01から1年間の記事一覧

歪んだ波紋(塩田武士)★★★☆☆ 10/20読了

「誤報」にまつわる5つの物語。新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア―昭和が終わり、平成も終わる。気づけば私たちは、リアルもフェイクも混じった膨大な情報に囲まれていた。その混沌につけ込み、真実を歪ませて「革命」を企む“わるいやつら”が、この国で…

はてなブログへの移行

はてなダイアリーがサービス終了になるということで、はてなブログへ移行した。まだ何だか慣れないな。

ファットリア・ディ・バルビ・ブルスコ・ディ・バルビ 2015

ブルネロの造り手の中で世界的に人気があり、しっかりとした味わいを持ち、ブランドにも定評がある「バルビ」。カーゼ・バッセやビオンディ・サンティなど、ブルネッロを代表する造り手は数多く存在しますが、5000円ちょっとの金額で楽しめる本物のブルネッ…

サンテロ・ピノ・ロゼ

アロマティックな香りと、美しいピンクの色調が、バラを思わせる華やかなロゼ。繊細なアタックから、フレッシュな酸と果実味を感じ、ほどよい渋みへと続く。この華やかさはパーティーの盛り上げ役にうってつけ。 キタザワにて購入。もう何度も飲んでいるが、…

ガット張り替え

前回の練習で「アークセイバー7」のガットが切れた。「アークセイバー7」のガットの張り替えは4年ぶりである。「ナノレイZ-スピード」を買ってからは、「ナノレイZ-スピード」を第1優先で使っていたからだ。ただ、半年だか1年くらい前から両方を交互に使…

ビオステリア コマキネ(ランチ)

火曜日の仕事帰りにラケットショップフジに行ってガット張り替えを頼んで、木曜日の午後が休めたので休んでラケットを受け取り、帰りにコマキネでランチ。以前に一度夜に行ったときは、美味しかったけど・・・という印象。ランチは初めて。13時過ぎに行った…

牧水の恋(俵万智)★★★☆☆ 10/16読了

旅と酒の歌人・若山牧水は、恋の歌人でもあった。若き日々をささげた恋人の持つ秘密とは。恋の絶頂から疑惑、別れまでの秀歌を味わいつくすスリリングな評伝文学。 「白鳥は哀しからずや・・」の歌の他に何首かを知っているだけで、若山牧水自身のことはほと…

クヴェアバッハ・クヴェアバッハ クラシック・リースリング 2008

当たり年の赤ワイン、しかも上級クラスなら10年経ってもまだ若々しい果実味を保っていることができますが、この価格帯の辛口白ワインは普通に考えれば若いうちにそのフレッシュ感を楽しむのが常道。5年を過ぎれば、「少しくたびれてきちゃったかな・・」と感…

マス・ド・レスカリダ・フェ・ヴィラール 2016

ガメイのフリーランスジュースだけで造ったという贅沢なキュヴェ!!昨年はペティアンでしたが、今年はスティルのロゼのような赤。この淡い色調で、この味つきの良さと癒し感!!天才!! ナチュール専門のワイン屋さんの間で、ジリジリと人気がUPし続けて…

オブジェクタム(高山羽根子)★★★☆☆ 10/10読了

小学生の頃、祖父はいつも秘密基地で壁新聞を作っていた。手品、図書館、ホレリスコード、移動遊園地―大人になった今、記憶の断片をたどると、ある事件といくつもの謎が浮かんでは消える。第2回林芙美子文学賞受賞作「太陽の側の島」も同時収録。 初読みの作…

泥濘(黒川博行)★★★☆☆ 10/7読了

老人ホームにオレオレ詐欺。老人を食い物にする警察官OBグループのシノギを、二蝶会への復帰が叶った桑原と二宮の疫病神コンビはマトにかける。しかし二宮は拉致され桑原は銃撃を受け心肺停止に。予測不能なドンデン返しにつぐドンデン返し。絶体絶命の二人…

バンジャマン・ルルー・ブルゴーニュ・ルージュ 2013

バンジャマン・ルルーの2013年がいよいよ入荷してきました。 2011年で感動し、次のヴィンテージが毎年こんなに待ち遠しい造り手は初めてではないでしょうか。 2011年のブルゴーニュ・ルージュは、間違えなくこれまで飲んだ旨いACブルの五指に入る程で「こ…

ジャン・フルニエ・ブルゴーニュ・アリゴテ・シャン・フォレ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2014

『ブルゴーニュは新しい世代に入った。その中で最も輝きを放ち才能ある生産者の1人』 と評されている『ジャン・フルニエ』 2008年にビオロジックへ完全転換。樹齢40年以上の古樹を多く所有し、マルサネのテロワールを細分化。シルヴァン・パタイエ等若…

イル・カヴァッリーノ・スガス 2016

ガルガーネガとドゥレッラの微発砲。 瓶内二次醗酵もモストで促し、酵母添加もデゴルジュマンも行っていません。 葡萄酒蔵ゆはらにて購入。素朴な感じで飲みやすかったね。

十三の物語(スティーブン・ミルハウザー)★★☆☆☆ 10/2読了

匠の技巧が存分に発揮された、粒ぞろいの短篇集。アニメ『トムとジェリー』をありえないほど緻密にした「猫と鼠」から、“もう一人のエジソン”が開発した「触覚機」をめぐる実験日記「ウェストオレンジの魔術師」まで、老いてますます冴える短篇の名手による…

プリモ(ランチ)

久し振りのプリモ。会社が移転して近くなったのだが、なかなか行く機会がなかった。入店時には既に満席。さすがですね。奥の個室の方の席へ。隣の席とは衝立で仕切られていた。メインなしにするかありにするかはメニューを見てから決めようと思っていたら、…

未来(湊かなえ)★★★★☆ 9/28読了

「こんにちは、章子。わたしは20年後のあなたです」ある日、突然届いた一通の手紙。 送り主は未来の自分だという……。『告白』から10年、湊ワーールドの集大成! 待望の書き下ろし長編ミステリー!! さすが「イヤミスの女王」。いや〜な話のオンパレードなのに…

サンアントニオ・ソアーヴェ・フォンタナ 2016

ハーブや青々した草花の清涼感のある香り。白桃や金木犀のような、魅力的な香りが豊か。程よいボリュームがあり、グレープフルーツのような瑞々しい果実味とミネラルのアフター。 キタザワにて購入。かなーりスッキリしていて美味しかった。

オールドレンズの神のもとで(堀江敏幸)★★★☆☆ 9/20読了

わたしの頭部には一センチ四方の小さな正方形の孔があいている。一生に一度、訪れる激しい頭痛とともに、無名の記憶が不意に臨界点を迎えてなだれ込む。眼前を通過する、飛行機雲、マルタ会談、オリンピックのワンシーン。代々繰り返されてきた、一族の男た…

孤狼の血(柚月裕子)★★★☆☆ 9/15読了

昭和六十三年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いなが…

カヴァロット・バローロ・ブリッコ・ボスキス 2011

カヴァロットを代表する銘酒。南東から南西までの畑の葡萄をブレンドすることにより、よりストラクチャーのしっかりしたバローロを造り出す。ネッビオーロ100% 葡萄酒蔵ゆはらにて購入。この日の夕食はサイコロステーキとトマトサラダ。ステーキにはニンニク…

カン・フェイセス・シャルドネ 2015

D.O.ペネデスの中でも海抜の高いアルト・ペネデスに所有する畑の最高のブドウをセレクションし、最高の年のみ造られる。リンゴのコンポートやプラム、南国系果実、バニラ、ナッツが香るふくよかなアロマ。オークの風味に支えられた非常にリッチな味わいには…

ドラピエ・カルト・ブランシュ NV

シャルル・ドゴール大統領も愛した名門メゾン『ドラピエ』 お祝いの宴席や楽しい行事の際に最適なシャンパーニュ。 ピノ・ノワール種75%とピノ・ムニエ種15%の骨格がしっかりしたワインに、繊細なシャルドネ種10%が加わっている。 選りすぐった24の畑で栽培…

ルー・デュモン・ブルゴーニュ・ブラン・キュヴェ・ファミーユ 2015

活躍中の版画家・宮崎敬介氏が、仲田氏の手がけた「ジュヴレ・シャンベルタン キュヴェ・ナチュール」(赤)と「ブルゴーニュ ブラン キュヴェ・ファミーユ」(白)の2作品のラベルを手がけました!!!大のジブリファンである仲田氏と、気鋭の版画家・宮崎…

マッサ・ヴェッキア・バトーネ 2015

自家用ワイン用にと、0.5haの高樹齢のブドウが植わる区画を借りることにします。その畑には、サンジョヴェーゼを筆頭にコロリーノ、マルヴァジーアネーラ、トレッビアーノ、マルヴァジーア、ヴェルメンティーノや地元ではフランチェーゼと呼ばれるカベルネに…

文芸フェス2018 秋の陣 第五夜:岸本佐知子トークショー「佐知子の部屋」スペシャル! ゲスト:西山敦子@代官山 蔦谷書店

ミランダ・ジュライの『最初の悪い男』が刊行されたタイミングでこのイベントが催された。岸本佐知子さんの訳本やエッセイが好きだし、ミランダ・ジュライはもっと好きなので、参加してみた。ミランダ・ジュライの映画『ザ・フューチャー』の字幕翻訳を手が…

コテ・フー(ディナー)

約3年ぶり二度目の訪問。蔦谷書店でのイベントの後、20:30頃入店。先客は奥の4人席に3人とカウンターに2人。満席にはなっていなかった。私は1人なのでカウンターへ。前回妻と行ったときはコースを頼んだので、今回はカルトにするつもりだった。最初はグ…

falo(ディナー)

代官山に行って素通りすることもないので、コテ・フーを出てから電話して行った。辞めるはずの石原さんは結局辞めず、9月はfaloにいて、10月からはmondoのようだ。コテ・フーで一通り食べたので、締めとしてジェノベーゼを頼んだ。ワインは白・赤一杯ずつ。

ギケイキ2 奈落への飛翔(町田康)★★★☆☆ 9/7読了

源義経が千年の時を超え自らの物語を語る! 兄頼朝との対立、恋人静との西国落ち…古典『義経記』が現代に甦る、抱腹絶倒の第2巻。 1巻目がかなり中途半端なところで終わっており、その続きからいきなり始まる。最近の町田康は昔のように何でも面白いというこ…

モンテセコンド・サンジョヴェーゼ イン アンフォラ ティン 2012

ぜひ注目していただきたいのが『モンテセコンド』。 キャンティ・クラシコの素晴らしい作り手ですが、最上のサンジョヴェーゼを「アンフォラ」で仕込んだ野心作です! ちなみに、このアンフォラはスペイン製。 シチリアの「C.O.S」がエリザベッタ・フォラド…