牧水の恋(俵万智)★★★☆☆ 10/16読了

旅と酒の歌人若山牧水は、恋の歌人でもあった。若き日々をささげた恋人の持つ秘密とは。恋の絶頂から疑惑、別れまでの秀歌を味わいつくすスリリングな評伝文学。

「白鳥は哀しからずや・・」の歌の他に何首かを知っているだけで、若山牧水自身のことはほとんど知らなかった。こんな大恋愛をしていたとはね。しかも、それを大量に歌に詠んでいたとは。この本の冒頭では既に大学生で、最初から歌が上手かったような感じだが、どうやって歌を勉強したのかも知りたかった。