コテ・フー(ディナー)

以前からずっと行きたかったお店。観劇後に妻と訪問。渋谷と代官山の間のビルの1階の奥にある。フリの客はまず来ないだろうな。狭いのは知っていたが、実際に行ってみると、確かに狭い。カウンターが5席、2人用のテーブルが2つ、4人用のテーブルが1つしかない。18時半に我々が入った時には4人テーブル以外は全て埋まっていた。これをシェフが1人で捌いているので時間が掛かる。注文を聞いてもらうまでに随分待った。ただ、いつもはこんな早い時間にいっぱいにはならないようなので、間が悪かったのかもしれない。
初めてなので、とりあえず「タルトフランベと溶岩焼きステーキのコース」にして、牡蠣のタルトフランベを追加した。
最初はグラスのクレマン。写真はないが、突き出しはタルトフランベの端っことサワークリーム。ワインはアルザス通しで料理に合わせてグラスで出してもらうことにした。
19時になると奥様(?)が到着して2人体制となり、オペレーションは回るようになった。良かった。

コースの最初は定番の「玉ねぎとベーコンのタルトフランベ」。ワインはミュスカ。ちゃんとしたタルトフランベ初めて食べたけど、美味しいねえ。ピッツァとはまたちょっと違うね。



お次は、これも人気のあるらしい「ハーブのサラダとドライトマト、パルメザンチーズのタルトフランベ」。ワインはリースリング。サラダ感覚のタルトフランベで、ドライトマトが効いている。



次は追加注文の季節のタルトフランベで「寒締めほうれん草と焼き牡蠣のタルトフランベ」。ワインはリースリンググランクリュ。これがまた抜群に美味しかった。こうしてみると、タルトフランベって何でもアリなんだな。



メインは「溶岩焼きステーキ」。ワインはピノ・ノワール。肉は生のままサーブされて、お店の人が両面焼いてくれて切り分けてくれる。あとは自分の好みで焼き加減は調整できる。イギリスのだったかな、結晶の大きな塩が付いてきて、これを付けて食べると美味い。付け合わせのベーコンポテトも美味しかったな。



デザートは「りんごのタルトフランベ」。ワインはゲヴェルツトラミネール。席に持ってきてからカルヴァドスをかけて、フランベしてくれる。これは盛り上がるよなあ。味も最高だった。



最後はコーヒーでフィニッシュ。ワインの合わせも的確で、どれも美味しかった。コースは料金も安いし、人気の料理が網羅されているので、初めて行くならコースが間違いないだろう。ただ、次に行くなら、アラカルトでもっと色々なタルトフランベを食べてみたいね。