mondoが改装してからは初めての訪問。毎週火曜日のイッセイノセーの会もいつか行きたいなと思っていたところで、今回の生産者ディナーの案内を田村さんから送ってもらい、友人のＯを誘って行ってきた。
お店に入ると、以前の場所はウェイティングルームになっており、フィンガーフードと今回の１杯目になる「ランゲ・ビアンコ・ノン・フィルトラート・ジャッポーネ 2014」が振る舞われていた。実は今までMatteo Correggiaのワインは飲んだことがなかったのだ。このワインは素直に美味しかったね。Matteo Correggiaからは長男のジョヴァンニさんが来てくれていた。それと通訳の女性とインポーター(?)の男性。そこで、飲みながらMatteo Correggiaの説明を聞いて、いよいよディナーへ。扉を開けた先には、複雑な形をした大きなテーブルがある。まあ、色々見ちゃってたから、大体どういう風なテーブルかは分かってはいたんだけど。我々は左奥のスペースで、あるご夫婦と一緒に席に着いた。
最初のワインは「アントス・ブラケット 2016」。とても華やかな香りで飲みやすく、微発泡でもないのだが、ちょっと舌にピリッとくる。料理は「鰯とウイキョウのパン粉焼き」。パン粉焼きに、微発泡未満ではあるがピリッとしたところがよくマッチしている。ナイスな組み合わせだった。
次のワインは「ロエロ・ロッソ・ラ・ヴァル・ディ・プレティ 2014」。「アントス・ブラケット 2016」よりも深みがある。料理は「ファッソーネ牛 リングア赤ワイン煮込み 香茸をそえて」。ファッソーネ牛の牛タンの煮込みで、ソースには赤味噌も入っているとのこと。これは抜群に美味しかった。個人的にはこの日の一番だな。牛タンが分厚いのに柔らかくて、付け合わせの香茸も絶妙で、とても美味しかった。ワインもどんどん進んでしまった。
次のワインは、恐らくフラッグシップと思われる「ロエロ・ロッソ・ロッケ・ダンピセ 2011」。料理は「フランス産キジと鮎の熟れクリームのアニョロティ ダル プリン」。NHKのパスタの番組にmondoが出ていたのを後で録画で見たら、鮎の熟れクリームを使ったパスタだった。先に見とけば良かったな。トリュフもかかっていて贅沢で美味しかった。
「ロエロ・ロッソ・ロッケ・ダンピセ」はジョヴァンニさんがハンドキャリーで持ってきてくれた1999も提供された。2001年に亡くなってしまったお父さんが最後に仕込んだワインがこの1999だそうで、これは2011よりもさらに美味しかったね。料理のメインは「ファッソーネ牛 フィレ肉のロースト マルサラソース」。この肉がとてもやわらかくて美味しかった。付け合わせは黒丸大根。初めて食べたけど、これも美味しかったな。
最後のワインは「アントス・パッシート」という甘口のワイン。ドルチェが「ベリーとザバイオーネのグラティネ」。ドルチェは素朴な感じで美味しかった。
Matteo Correggiaのワインは初めて飲んだのだが、ブルゴーニュワインの影響も受けていると言うことで、ブルゴーニュ好きの私としては好みのタイプだった。白あり赤あり甘口ありで、こうやってコースにも合わせやすいね。調べると市価もそれほど高くないので、機会があれば買って家でも飲んでみよう。
料理もワインも美味しかったんだけど、風邪気味で体調があまり良くなかったのが残念だった。
