なんだかここ数年、嫌な世の中ですよね。いや、10年前はいい世の中だったっていうこともないんですが。でも特に今年は私の人生の中でも嫌な感じです。ええ、政治の話です。
嫌な政治。嫌な世の中。でも、演劇で政治や世の中を描いても仕方がないので、「嫌な」っていう部分だけを抽出して描きたいです。
とはいえ、嫌なことをいっときでも忘れられるような、いい気分になるお話、みなさんお好きですよねえ。なので今回はそのような対照的なふたつをミックスして、いい気分になって嫌な気分になるお話を作るつもりです。
どうぞご期待くださいませ。
【作・演出】山内ケンジ
【出 演】吹越 満、松本まりか、安藤輪子、島田桃依、重岡 漠、金子岳憲、岡部たかし、岩谷健司
三鷹市芸術文化センター 星のホール
2015年12月4日(金)〜13日(日) 全13公演
前回に引き続き、今回も妻の分のチケットも取った。前半割引とは言え2,700円は格安だな。
過去2回の城山羊の会はいずれも池袋で観ており、三鷹は今回が初めて。なので、劇場の人を巻き込んでの小芝居が冒頭にあるなんて知らなかった。
今回は不条理さや下世話さが抑えられていて、ミステリアスな感じだった。2ステージ目だったので、言い間違いなどのミスがいくつかあったが、そこはご愛嬌だろう。
これに出ている人が軒並み「友だちのパパが好き」にも出ているので、映画の方も楽しみだな。