通常のオークセイ・デュレス・ブランは合計約40樽分造られましたが、2008年7月に行われたビン詰めに先立ってすべてのワインをタンクにブレンドした際、アニェス・パケに「ここからさらに樽熟成させたら、さらに複雑な味わいになるのではないかしら」という仮説が生まれ、4樽分のみ、新樽50%、1回使用樽50%で4ヶ月間さらに熟成させたものです。
実験的に試みたものでしたが、彼女の予想以上に複雑でスケール感の大きなワインが出来上がったため、特別キュヴェとしてリリースするはこびとなりました。
風味を最大限に生かすため、パケのワインでは初となる、ノンフィルターでのビン詰めされ、キュヴェ名の「パティアンス」は英語のpatienceと同じで、「忍耐、我慢」という意味です。4ヶ月間、辛抱強くさらに待った、というところからきています。日本への割当は約30%で、2007年ヴィンテージ以降も「良い出来であるかぎり継続して造っていきたい」とのことで、2007年は「Patience N°2」、その次は「3」という風に、連番作品となる予定です。
湘南ワインセラーにて購入。実に久し振りのワインだ。特別なキュヴェということだけど、それほど凄いって感じでもないな。滑らかさというか密度はある程度感じたけど、まあ普通だよね。
ひな祭りの時に作りそびれて以来、娘、妻、私の順で調子が悪かったので、ようやく今日になってちらし寿司を作った。作ったといっても「すし太郎」だけどね。でも美味しかったので食べ過ぎてしまった。