プリモ(ランチ)

久しぶりにプリモでランチ。いつもはマダムたちで賑わっているのだが、コロナウイルスの影響のせいで空いていた。
メイン付きのランチコースを注文。まずはグラスのスプマンテとサラダ。

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前菜は鴨。ハムのようにした鴨の下には焼いたネギが敷いてあり、鴨の上にはレモンのジュレのようなものが乗っている。盛り付けがとても繊細で綺麗だ。
ワインは料理に合わせてグラスで出してもらうことにしたら、梅本さんはダブルペアリングで来た。ロゼと赤。ロゼが合うのは分かるが、赤はなかなか思い切っている。ただ、これがアマローネのような甘さがあり、バルサミコ酢と合っていた。あと、胡椒のピリッと感にも呼応していた。料理には色々な要素があるので、1つのワインで対応するのも難しい。そこをダブルで対応するのはいいアイディアだと思う。最初にロゼを口にしてから、料理を食べて、かすかに口に残っている状態で赤を含むと至福を味わえる。

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四角いパンを出し始めていたのは知っていたが、私は初めてだった。特注の器にはパンとオリーブオイルを入れる小皿が乗るようになっている。今回は古代麦と普通の麦のブレンドで作ったと言っていた。このパンも美味しかったね。

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パスタはワカサギのパヴェッティーニ。小さいワカサギのフリットがのっている。フリット好きには堪らないね。ワインはまた2種類。すっきりめのものとオレンジワイン。このオレンジワイン美味しかったね。

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メインは子羊の軽い煮込み。マッシュポテトとグリル野菜が添えられている。ワインは樽の利いた白と酸味のある赤。白は温度を高めて出してくれたようだが、最初のうちはまだちょっと揮発香があって角があった。ただ、飲み進めるうちに角は取れていった。ということは、更にもう少し温度を高めてから出したほうが良かったのかもしれない。赤は個人的にはやや酸味がちに感じた。もう少し酸がまろやかなほうが良かったかな。ただ、梅本さんはきちんと意図を持ってワインを合わせてくれた。当たり前と言えば当たり前かもしれないが、その意図や説明にとても好感が持てた。こちらも勉強になるし、ペアリングの妙を楽しむことができた。

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ドルチェはフロマージュブランとチョコレートのアイス。せっかくなので食後酒も頂いた。これも美味しかったなあ。

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最後はコーヒー。コーヒーにもこだわりがあって、とても美味しかった。

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今回の騒動でだいぶお客さんが減っているようだ。みなさんも過度に自粛せずに普通に外食して欲しいね。プリモは料理もワインも最高なので、是非行ってほしい。