娘の誕生日ディナーとして家族で訪問。今回、赤ワインを1本持ち込んだ。といっても当日ではなく、火曜日の会社の帰りに寄って預けておいた。銘柄は「ヴォギュエ・シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ 2008」。事前抜栓をお願いしておいたので、抜栓されて、既にテーブルに置いてあった。
ディナーのコースはどちらもプリフィックスで2種類あり、5,800円のAコースと6,800円のBコース。今回Bコースにしたが、あまり値段の差がないので、2種類にしている意味が薄いんじゃないかなあという気がした。
スプマンテとブラッドオレンジジュースで乾杯。突き出しはカリフラワーのムースにトマトのジュレと雲丹を乗せたもの。これがいきなり絶品だった。ムースが濃厚で美味い。しかも割りと量もある。のっけからランチとの違いを見せつけてくれた。
冷たい前菜は「軽く燻製した寒ブリと菜の花のタルターラと大根のソットアチェート 柚子の香り」。ワインはグラスの白というところで、たくさん候補のボトルを並べてくれたので、気になった白とロゼを半量ずつ注いでもらった。妻はもう赤に行くということだったので、赤ワインも注いでもらった。テイスティングしたのだが、持ち込みなので「駄目」と言っても仕方がない。ブショネだったら泣くところだが、幸い状態に問題はなかった。温かい前菜は「川俣軍鶏のフリットとイタリア産冬トリュフ」。前菜はどちらも少量だったが、手が込んでいて美味しかった。
パスタは例によって3人で2種類。1つは娘の希望で「カヴァテッリ;アオリイカとチリメンキャベツラグー」。1つが魚介だったので、もう1つは肉系の「ピチ;丹波篠山産いのししとカーボロネロのラグーソース」にした。どちらも美味しかったね。
メインは妻が「三崎産真鯛のソテー、魚介のファッロット添え」。私と娘が、2人前からとなる「シャラン産鴨胸肉のロースト、黒トリュフソース」。鴨肉とブルゴーニュはベストマッチ。最高に美味しかった。
ドルチェは娘が「安納いもと紅玉のモンテビアンコ仕立て、ゴルゴンゾーラチーズのジェラート添え」で、妻が「ティラミス コッパ仕立て」。
私はチーズの盛り合わせにして、食後酒を頂いた。3種類の候補を見せてくれたが、全部飲んでみたかったので、少しずつ全種類注いでもらった。チーズの盛り合わせは色々な種類が網羅されていてなかなか良かった。デザートワインもみんな美味しかったね。
最後にコーヒーと小菓子。コーヒーにはこだわっているようで、2種類あって、私は濃い方を選んだが、とても美味しかった。
料理はどれも美味しくて、奇を衒わない、素直で誠実な感じがした。この日はたまたまなのか静かな夜だったが、予約が取りやすいうちに行ったほうがいいと思うね。