オステリア・イノウエ(ディナー)

キアッケェローネに行くときに知ったお店。前は確か「Stand By」というお店だったんだよな。外から見て何となく良さそうだったので、行ってみたいと思っていた。店内はカウンター主体で、テーブル席は4人掛けが1つに2人掛けが2つ。我々はその4人掛けのテーブルへ。
お店のfacebookのページを見ると、白トリュフを入荷したとあったので、まだあるかと訊いたところ、残り少ないけど一応あるということだったので、一品はパルミジャーノのリゾット・白トリュフかけにした。その他は、前菜の盛り合わせ、北海道産のソイのロースト、和牛ほほ肉の赤ワイン煮にした。ドリンクはグラスのスプマンテ。娘はブラッド・オレンジ。
まず出てきたパンは、フォカッチャとクルミとレーズン入りのパン。例によって娘がフォカッチャをどんどん食べてしまう。前菜の盛り合わせは種類が結構あって、どれも美味しかった。



ワインはボトルの赤へ。あまり重くないものをとリクエストしたら、立派なセラーから3本持ってきてくれた。お薦めを訊くと、白トリュフがピエモンテのものなので、同じ産地の「カノーヴァ・バルバレスコ 2008」がいいのではないかということだったので、それにした。ネッビオーロ100%で、複数の畑で造られるネッビオーロブレンドして造られているようだ。市価の2倍くらいの値付けだったな。これがこちらの期待通りの淡い色合いで、かつ上品な味わいで美味しかった。
妻の体調が悪くなってしまったこともあり、料理の順番がやや変則になって、前菜の次に肉料理が来た。肉がやわらかくて、これも美味しかったな。



次に魚が来た。一匹丸ごとだと思わなかったので、ちょっと意表を突かれた。内臓は抜いてあって、そこにニンニクと香草が入っている。付け合わせはサラダとロースト・ニンニク。せっかくだからニンニクも1つ食べた。ロースとしてあるからそんなに臭くない。魚の火加減もちょうどよかった。最後にお待ちかねの白トリュフ・リゾット。最初から3人分に取り分けてくれていた。白トリュフのスライスがちょっと小さかったけど、さすがにいい香りがしたなあ。



デザートはダージリンのパンナコッタ。これは普通かな。デザートはもうちょっと頑張って欲しいな。



カジュアルなお店で、料理も繊細な盛りつけというよりは、素材勝負でどーんと出てくる感じだった。カウンター主体だから1人でも入りやすいし、奥のガラス張りの立派なセラーからしてワインも相当の種類がありそうだ。また来て、今度はパスタも食べてみたいね。

オステリア イノウエ

食べログ オステリア イノウエ