プリモ(ランチ)

カンブーザから独立した洲脇さんと井上さんが9月末にオープンさせたプリモに家族でランチにお邪魔した。場所は馬車道で、地下鉄の関内駅からはすぐ。井上さんとはオ・プレチェネッラの頃からの付き合いなので、マシケラ、カンブーザ、プリモと4店目となる。お店の入り口にのれんがあるところがなかなかユニークだ。
コースはメインなしが2,300円、ありが3,200円。妻がメインなしで、私と娘がメインあり。
最初は「上之原ハーブガーデンのインサラータ」。一緒盛りで取り分けるスタイル。味が濃くて美味しい。バゲットはまあ普通かな。



前菜は3種類からのチョイスだが、3人いるので1つずつ選べる。前菜は下記の3種類。


佐島タコのマリネと根セロリ
栗カボチャのズッパ リコッタチーズと生ハム添え
地鶏の胸肉 トンナートソース


これは全部美味しかった。ワインはグラスで合わせてもらっていたけど、栗カボチャのズッパ用に開いてないボトルを開けてもらったのも嬉しかったね。




プリモも3種類からのチョイス。3人だと2種類を選んで、それぞれ0.5人前にしてもらうことができる。ということで、「イナダと九条ネギ、ボッタルガのスパゲッティー」と「タリアテッレ ボロネーゼ」をチョイス。カンブーザの頃からパスタは美味しいと思っていたが、今回も美味しかったね。



メインは2種類。とりあえず、娘が「ガルムでマリネした金華豚のロースト」で私が「スズキのソテー カブピュレ」。まあ、結局両方食べるんだけど。どちらも美味しかった。



ドルチェも2種類。娘が「洋ナシのコンポート」で私と妻が「ヘーゼルナッツのボネ」。ドルチェはまずまずかな。
コーヒーは2種類あって、とりあえず深みのあるものが妻で酸味のあるものを私が選んだ。2種類から選べるのはなかなか面白かった。




今回、カンブーザから洲脇さんが独立した新店の興味はカンブーザと何が違うのかという一点だった。ピッツァのないカンブーザでは新店の意味がないと思っていた。そういう点では前菜がカンブーザからの進化を示していたと思う。パスタは元々美味しかったし、新店でも相変わらず美味しい。メインはランチではちょっと実力を計るのは難しい。ディナーのメインもいずれ食べてみたい。木村硝子のワイングラスはとても美しくて良かったね。カウンターは一応あるんだけど、厨房が見える感じではないので、ちょっと微妙かな。基本はコースのようだけど、カルトにも対応してくれるとは言っていた。1人でふらりと行って、カルトとワインを楽しめるといいね。