ONEOR8「ゼブラ」@東京芸術劇場シアターイースト

「葬式の時、いつも考えることがある。
部屋を囲った白黒の幕が、シマウマを連想させるのだ。
でっかいシマウマの横で自分がお焼香をしていると思ったら、
なんだかおかしくてたまらなくなる。
参列者は皆ゼブラカラーの服を着て、シマウマ様を
崇めているように見える。
亡くなった方もきっと、この大きすぎるシマウマに乗って
天国へと旅立つのだろう。
それにしてもどうやってシマウマに乗ったのだろう?
きっと脚立を使ったに違いない。
そんなことを考えながら、私は泣かないようにしています。」

■脚本・演出:田村孝裕
■出演:
冨田直美 和田ひろこ 恩田隆一 伊藤俊輔 山口森広
弘中麻紀 星野園美 瓜生和成 吉田芽吹 古屋治男
新垣里沙 矢部太郎

劇団創立20周年ということで、前売りチケット代は何と破格の2,000円。最近、ONEOR8からは距離を置いていたけれど、代表作の「ゼブラ」でしかも2,000円とくれば観るしかない。初演は2005年。私はシアタートップスでの2007年の再演を観ている。
配役は一部変わっているけれど、雰囲気はかなり残している。ただ、柿沼ブラザーズはどうしても初見の時のイメージが強いので、私にとっては野本光一郎と津村知与支である。それにしても10年以上前の芝居を今やっても全く古びていないのは脚本の持つ強度と俳優の力量だろうな。最後の回想シーンではまた泣きそうになった。

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