ル・ボーズ(ディナー)

観劇後にこちらのお店へ。当日予約で何とかカウンターが取れた。歌舞伎座周辺は魅力的なお店が多く、他にも行きたい店がまだまだある。
ビルの3階にある、こぢんまりとしてお店。テーブルがいくつかとカウンター。カウンターの奥に厨房があり、坊主頭のシェフがいる。サービスは、『ホテルローヤル』で直木賞を受賞した桜木紫乃によく似たソムリエールが1人。
最初の一杯は私がカヴァでO氏はドライシェリー。料理はアラカルト主体で、コースは前日までの予約が必要。注文したのは、前菜から「海の幸のサラダ仕立て」「パテ・ド・カンパーニュ」「トリッパのカツレツ マスタード風味」、メインから「やまと豚のロースト」。
段々分かっていったが、とにかく盛り付けが洒落てるんだよな(ポーションは小さめだけど)。サラダも斜めに盛りつけられている。
ワインはグラスの白へ。2種類提示されて、それぞれ別のものを頼んだ。どちらもボトルから開けてくれたのが嬉しかったな。
「パテ・ド・カンパーニュ」は普通の見た目ではなく、細長いのが立っている。これは「タテ・ド・カンパーニュ」と名づけたいw。あっさりナイフが入らず、弾力を残した仕上がりだった。付け合わせのキャロット・ラペも酸味が抑え気味で美味しかったね。



ワインはボトルの赤へ。ワインリストからルネ・フライトの「ピノ・ノワール・マリウス 2010」。自分で選んじゃったけど、お薦めを聞いても良かったかな。
「トリッパのカツレツ」もポーションが小さかったのだが、マスタードたっぷり付けて食べると美味しかったなあ。



メインの豚肉も美味しかった。付け合わせの野菜も美味しかったね。デザートはファーブルトン(なのかな?)のアイス乗せ。カウンターの目の前にトレイに乗ったファーブルトンが置いてあって、ずっとそれを見ながら料理を食べていたので、どうしたってデザートはそれになる。温かいファーブルトンの上に冷たいアイスが乗っていて、これも美味しかったなあ。コーヒーでフィニッシュ。



お店の雰囲気もいいし、料理も美味しいし、再訪して別の料理も食べてみたい。