ラグビーの国際試合が20日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、日本はフランスのプロリーグ選抜選手で構成されるフレンチ・バーバリアンズに21-40で敗れた。試合はキャップ対象ではなく、チーム名「ジャパン・フィフティーン」として臨んだ。
7-32で折り返した後半、日本は速いテンポの攻めからCTB田村(NEC)らがトライを挙げて反撃し、21-32としたが、最後に突き放された。第2戦(最終戦)は24日に秩父宮ラグビー場で行われる。
あれだけスクラムを押されたら普通は勝てない。ただ、そのことを除いても負けて当然の試合だった。というのも、ジャパンは勝ちに行っていなかったからだ。PGを狙える位置でも狙うそぶりは一切見られなかった。自分たちの展開・継続ラグビーがどこまで通用するか試したかったのだろう。通用したところもそうでなかったところもあったけど、このラグビーを目指す以上、高速パスをもらってもノッコンしないスキルが必要だな。肝心なところでのノッコンがまだ多かった。
それと、裏にパントを上げられたときに誰も追わずにあっさりトライを取られたシーンは心底ガックリきた。
せっかくフレンチ・バーバリアンズが来てくれているのに勝ちに行かないというのも失礼な話なので、次戦はちゃんとPGを狙うべき時は狙って、勝ちに行って欲しい。PNCからずっと勝ってないからね。