チェーホフの戦争(宮沢章夫)★★☆☆☆ 10/12読了

もう戦争は始まっている! 土地、女性、自殺、戦争・・。没後100年を経て、ますます生々しさを増すチェーホフの4大戯曲を精緻に読みとき、現代の「戦争」に備えるための構えを模索する評論。『ユリイカ』連載を単行本化。

以前から読みたいと思いつつ、難しそうで躊躇していた本。井上ひさしの『ロマンス』を観たのを契機に図書館で借りてみた。・・が、やっぱり難しかった。
チェーホフの4大戯曲「桜の園」「かもめ」「ワーニャ伯父さん」「三人姉妹」を読み解いていくわけだが、そもそも4つの戯曲を全く読んだことがないし、舞台も観たことがないのだから、話について行けないのも当たり前だ。それでもこの本を読むことによって、それぞれの戯曲の雰囲気は感じられたし、宮沢章夫の深い読みには感嘆させられた。

チェーホフの戦争
チェーホフの戦争宮沢 章夫

青土社 2005-12
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starチェーホフの魅力を現代的に解釈

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